*

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 ⑤ 2016年5月21日 ゴールデンロックツアー

公開日: : 最終更新日:2023/06/13 シニアバックパッカーの旅

5月21日ネットで申し込んだVELTRAのツアー
昨日が五時だったから、六時のガイドの迎えは楽に感じる。日本人観光客が増えて、忙しいと言っていた。名前は「ウ」さん。国連事務総長のウ・タントと覚える。
今日5月21日は満月、カソン祭りで、仏陀が悟りをひらいた日だそうだ。当然休日。各地でお祭りがあるようだ。道もすいていた。ミャンマーは上座仏教で僧侶は30万人いるとか。政治活動に関連する僧侶もいたようで、政権交代で失脚した僧侶もいるようだ。僧侶は午後、食事がとれないそうで、午前中托鉢をするのはラオスと同じ。本ブログのアイキャッチ画像は仏教旗だそうだ。カラフルである。

祝日の動画
IMG_5695
IMG_5697

ミャンマーも沿道いたるところでフレームツリー(火炎樹)が目に入る。戦地の兵隊さんは南洋桜と言っていたのだろうが、およそ桜には見えない。車のナンバープレートは、黒(自家用)、赤(営業用)、青(観光用)白(外交官)に黄(僧侶)があると教わった。青と黄が珍しい。青は道中に二台見かけた。観光バスであったが、税金が高いので、黒にしているものが多いとか。いずれの国も同じだ。黄は帰りにガイドさんが見つけてくれた。

黄色ナンバー写真
IMG_5883

ヤンゴンは自転車、二輪車禁止だそうだが、郊外は禁止されておらず、多く見かける。

IMG_5708
IMG_5716

郊外部は田園風景。といっても二期作地帯で、刈り取り跡だ。大変な労働力を必要とするが、あまり人は見かけない。最近は出稼ぎに近隣諸国に行く人が多いそうだ。機械化は、農協が機械を貸してくれるようだ。山岳部に入るとゴム林。人力だと大変だろう。
IMG_5730
学校は夏休み三ヶ月。高校まで無料
シッタウン河を渡る。川を挟んで日本と英国(といってもインド兵が中心だったのだろう)が戦争をしたとガイドが説明。一対十六の火力の差だから戦争にならないのだが、軍首脳部は責任問題なるから引っ込みがつかなく、大勢の兵隊を無駄に死なせた。中国や韓国に言われる前に、それだけでも大きな責任がある。父親の書き残したものには、地図もなくて戦闘するので大変だったとある。兵隊さんがマラリアにかかるのはこんなところでは当然だが、心臓の強かった父は生き残ったのだ。食料調達といってもコメの調達をしたのだろう。軍票で支払ったと書いてあるが、その軍票も後続部隊が略奪したので、農民からすれば、日本軍は強盗集団だろう。父親の部隊は、偶然に家畜等を手にいれたようで、たんぱく質の補給ができ、他の部隊からうらやましがられたとか。ただ基本は、戦争には米食は不向きとの感想を書いている。英国のようにパンが良い。軽くて空輸ができる。そういう発想を上層部は全くしなかったが、まさか熱帯のジャングルでの戦闘まで考えていなかったからだろう。
ドローンのない時代、川を挟んでの戦いだから源平の合戦と基本は変わらない。ミャンマー人にすれば、いい迷惑。高媛さんのホスト・ゲスト論(『観光の政治学』)を思い出す。国境付近には少数民族(モン族)の反政府軍が存在するので、陸軍の管理する広大な敷地が沿道に広がっていた。軍事施設撮影禁止とガイドブックに出ていたが、監視する人もいない。それどころか、ただ密林が広がるだけでとても軍事施設にはみえないが動画に収めた。

IMG_5739
IMG_5748

ゴールデンロックはヤンゴンから車で3時間半。ふもとでツアーの車からトラックに乗り換える。荷台の観光客に一生懸命係員が説明をしているが、ロープウェイ建設の寄付のお願いをしているとか。まだ、30分はかかるようだ。台風が来ており、雨。レインコート売り100円。我々は運転席に乗せてもらえた。運転手を入れて6人乗れる。1000メートルの山頂を目指す。途中の入山人数確認箇所で、ロープウェイ整備の寄付を組織的に求めていた。外国人の入域料は600円相当だった。

動画 トラックへの乗り換え
IMG_5764

IMG_5789
IMG_5798

偽ゴールデンロックが二箇所にある。本物には靴下をぬぐ。駕籠かきがいる。女性は岩には触れられない。昔は入山もできなかったようだ。お釈迦様の髪毛二本が祭られている。
IMG_5804
IMG_5807
動画
IMG_5819

ゴールデンロックに金箔を貼る人。三重県四日市市にある御在所ロープウェイにも「おちそうで落ちない岩」があり、地元観光業者が一生懸命売り込んでいるが、この我彼の差は物語性有無が求められる典型的な差であろう。
IMG_5825
IMG_5820IMG_5821

中に入れない女性たちもお経を唱えている。
IMG_5837
IMG_5861

報道によれば、2015年1月7日、ミャンマー政府投資委員会は、ミャンマーを代表する観光地ゴールデン・ロックとして知られるチャイティヨー・パゴダへのケーブルカー(ロープウェイ)建設を韓国との合弁会社に承認している。ケーブルカーの運営は、50年間の契約で行なう。「2015年末ないしは2016年3月までには完成させる予定」だが、まだ何もできていない。ケーブルカーは法令用語では鋼索鉄道。直訳すればロープウェイでもあり混乱する。

途中でドリアンを衝動買いする。3000ミャンマードル。昼食を取ったレストランでたべた。
IMG_5864
IMG_5872

帰り道、激しい雨にあった。
IMG_5878

 

 

関連記事

🌍👜シニアバックパッカーの旅 2018年9月13日 モスクワ→モルドバ共和国(国連加盟国111か国目)

アルバム 2018年9月13日 モスクワ→キシナウ→🏳‍🌈沿ドニエプル共和国→オデッサ→キエ

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2016年2月 中東・東アフリカ旅行記9 エチオピア(国連加盟国75か国目)・アジスアベバ

2月16日~18日エチオピア・アジスアベバ   いよいよ最後の旅行である。ジュピターホテルは無料

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2014年1月 ウルグアイ(国連加盟国59か国目)

ブエノスアイレスから対岸のサクラメントまで船が出ており、ウルグアイまで日帰り往復ができた。これで国連

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 ナムビア・ウィンドホック 22日早朝空港ドロップオフ ヨハネスブルグ経由 エスワティニ行き

 朝四時、ロビーがしまっているので、フロントに電話した。女性がでてきてくれとほっとした。チェック

記事を読む

no image

🌍🎒2024シニアバックパッカー地球一周 旅計画と旅支度

シニアバックパッカーの旅支度 1 バックパッカーの利点は男子一人旅           二人以上

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーへの道 動画で見る世界人流観光施策風土記 2007年2月19~24日 エクアドル(キト、ガラパゴス)(国連加盟国31か国目)

高崎経済大学教授時代、キトと世界遺産第一号のガラパゴスを旅行。ビジネスを利用し、顧問先のJTBの手配

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2009年1月29日 アグラ タージマハール

        &n

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーへの道 2008年2月 南米(ヴェネズエラ、パナマ、コスタリカ)旅行全体計画

  成田 NY MAIAMI カラカス

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 ハバナ鉄道駅と欠航 11月10日、11日

◎鉄道駅 朝散歩。鉄道駅と中華街に出かける。キューバはクラシックカーと同様、鉄道ファンには古い

記事を読む

no image

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2022年4月28日 カンパニア州ナポリ

◎カンパニア州 カンパニア州(Campania)は、ティレニア海沿岸にある州。州都

記事を読む

AIに聞く、甘利俊一博士の「脳・心・人工知能」を参考にした、『観光資源反応譜』の提案

人流・観光に関する学生用の教科書として、amazonのkindleで『

シリア、リビア旅行前によむ『アラブが見たアラビアのロレンス』

日本人の一般的な英国のイメージは、映画「アラビアのロレンス」に

『脳・心・人工知能』甘利俊一著講談社BLUEBACKS メモ

AIの基本技術は深層学習とそれに付随して強化学習 そのあと出現した生成

no image
🕌🎒2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅 190か国目イエメン

  Facebook投稿文 https://www.faceb

no image
🕌🎒 2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅 189か国目アフガニスタン カブール

facebook投稿文 2025年7月15日 成田を午後5時に

→もっと見る

PAGE TOP ↑