🕌🎒　2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅　189か国目アフガニスタン　カブール

公開日： 2025/07/26 : 最終更新日：2025/08/23 シニアバックパッカーの旅

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2025年７月15日

成田を午後5時に出発。今回もJALの特典航空券を利用して、カタール航空を利用。JALやエミレーツ航空は石油サーチャージが高くカタール航空は極めて安い。深夜の3時にドーハからドバイに到着。アフガニスタンの領事館は8時半からなので、空港で時間潰し。ドバイメトロの一日券を購入したが、結局領事館のあるMAX駅との往復一回だけ、街歩きはしなかった。気温は高くても風がありさほど苦痛に感じないが、写真にあるようにスモッグがひどい。子育てには不向きだ。

領事館に朝の7時半到着。メトロ駅から5分。すでに出稼ぎ労働者風の人達が十人くらい待っていた。領事館の旗は色付きなのでタリバン国旗ではないが、ドバイ領事館はタリバン支配とかで、ビザが取りやすいらしい。日本外務省は対米協調でまだタリバンを承認していないから、危険度四段階。ビザ担当官はいろいろ聞いてきて、知り合いはいないのかとかいう。ビザを出してもらえないかと心配になり、前に領事館とやり取りした観光ビザを出すというメールを見せる。bookingcomでビザ用に、空予約した宿のコピーをわたしたら、なんとかだしてくれた。アゴダが叩かれているが、利用者も解約手数料がなきに等しいから私のように勝手なことができる。ビザ代金はカードで二万五千円支払うと、即時交付。アフガニスタン旅行関係の動画を見ていると、youtuberの大半が旅行会社など地元スポンサーを確保しているようだ。だからか私にも知り合いのことを聞いてきたのだろう。

ビザが手に入り、空港でスマホからカブール行きの航空券を手配。三万円だった翌日の早朝直行便は2倍に跳ね上がっていた。tripcomでイスラマバード経由便を確保。7時出発、18時到着の四万円だったが、ラウンジ券をだしてくれた。

パキスタンはラホールに行った経験があるのでビザを気にしなかったが、調べると制度がかわり事前に電子申告しておかないと、ビザが出ないというAIの回答。購入後なので慌てたが、荷物がないので、空港から外にでなければいいだろうと判断。チェックインカウンターでもパキスタンのビザをきかれた。荷物はないというと、イスラマバードでのカム航空の乗り継ぎカウンターが乗り継ぎロビーにはなく入国しないとできないらしい。では到着ビザはどうやって取ればいいのか聞くと、何やら電話をした後、指示があったのか、搭乗券をだしてくれた。

パキスタンやイランが不法滞在のアフガン人の強制退去をはじめた。何百万人単位の規模らしく、アフガンの治安に影響が出ると、youtubeのモハピーチャンネルで解説。欧州や日本、米国の比ではない規模だから、先進国民の欺瞞性が浮き彫りになる。

イスラマバードに近づくにつれ、インダス川が目につくようになる。パキスタンは国土の半分が水浸しになったとの報道をおもいだした。カブールとイスラマバードは本当に距離が短いことも、Googlemapで認識される。ムガール帝国時代は同じ国だったから、当たり前。英国が、無理やりパトゥシュン族の土地の真ん中に線を引いて分断した結果が、今日である。

イスラマバードに無事到着。パキスタン航空は事故で有名だと購入後に知り、ホッとした。

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イスラマバードで長時間待機。結局乗り継ぎデスクには係員は来ずに、チェックイン終了のサインが掲示板にでる。イミグレの人達は皆、係員は来ると希望的観測をのべていたが、長年の勘で、きたいしていなかった。このまま待っていても、飛行機は行ってしまうだけだろう。親しくなったイミグレ職員が手配してくれて、ビザなしの特例で制限区域を通過して航空会社カウンターへ行く。アフガニスタンのビザを持っていたので、搭乗券をだしてもらえた。結局アフリカ各国でビザなし入国した得意技と同じことになったが、パキスタンは一度来たことがあるので、感激はない。電子チェックインで搭乗券を確保していれば、少し楽だったかもしれないが、わからない。tripcomで購入すると、航空会社のホームページで手続操作ができなくされてしまい、電子チェックインなどもできなくなるものの、その分安いのでケースバイケースだ。これからカブールに向かう。

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カブール到着、ガタガタの滑走路が印象的。アメリカが撤退した時の空港の映像を思い出す。ベトナムからの撤退と同じ風景。イスラマバード空港とことなり、電波が繋がるので、docomoの海外サービスを24時間分繋げる。980円。標高があるからか、気温は高くなく、快適。

空港のそばに、簡略字の中国語が飛び込んでくる。中国政府の援助で建設された施設が2棟ある。その前を通過してタクシーがたむろしている場所で、交渉。600アフガンドルというので了解。しかし下車時100アフガンドルを神への喜捨とかいってきたので、支払う。トータル10米ドル弱だから、事前情報と同じ。

タクシーで宿まで、活気がある。タリバン兵が所々で機関銃を持って警戒しているが、機関銃を持った警備兵がいるのは、他国でもみかけるから、慣れてくると日常風景。

宿はモーリタニアで泊まったところに似ている。塀で囲まれていて、重い鉄の扉を開けてもらって入る。建物の中に入るには靴を脱ぐのもモーリタニアと同じ。キャッシュで二泊四十ドル支払う。Wi-Fiを繋げてもらう。

庭で朝食。シンプルなものだが、これで十分。犬と旅をしているドイツじんがいた。ヒッチハイクまでいかないが、バスを乗り継いでいるらしい。犬がそばに寄ってきたが、伝染病を警戒してふれなかったが、他の客は平気でさわっていた。朝食込みで一泊20ドルだから極めて安いが、宿泊客は中間層で、旅慣れた人達で上級バックパッカー。しかし私からすれば皆若い。bookingコムやアゴダで見つけているのだろう。日本はメディアスクラグ気味にアゴダをたたいているが、世界中を旅する者には便利である。多分コメント欄を読みこなしているからだろう。私は昨日の直前予約で、安値順の最初のものを選択しただけ。

多分疲れているのだろう。珍しく下痢気味。余裕をなくしているのか、パスポートを持っていないことに気づいた。受付で返してもらっていなかった。宿がパスポートを保管することはよくあるが、認識していないのは私の落ち度。観光局に観光許可をもらうため必要だから、きがついた。注意喚起になった。

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7月19日

朝食を終え、出かけるためドアマンに開門を頼むと中国かときかれ、日本だと答えると、中村博士のことをいいだした。それだけ彼のことが浸透していた。

宿のそばにアブドゥル・ハク広場がある。そこから政府機関が集中、機関銃を構えた兵士が目立つ。ところが、情報局は金曜日で休みだった。金曜日が休みであることは認識していたので、ビザ取得には気を付けていたが、観光許可にまで気がまらなかったのは、耄碌のせいだろう。

元々有名観光スポットには興味はなかった。明日帰国日に許可をもらっても仕方がないので、繁華街に舵を切る。物乞いの子供がいるが、あまり悲壮感は感じられない。女性の姿が少ない。女性用品の店は散見されるから、購買力はあるのだろう。でも、GDPの増加だけ考えると、インフラ整備に目処がたてば、女性の社会進出を促進した方が良いのだろう。交差点で、遠方の丘にでんぱとうがみえる。周りの裾野にバラックが密集しているのがみえた。サフラン専門店があった。日本で言えば味噌、醤油屋だが、日本ではなくなっている。首都だけあって、装飾品店も軒先をならべている。Shahr-e Naw Parkを発見し、中に入る。ここまで許可証はいらないだろう。鷹を見世物にしているひとがいた。公園内も女性は少ないというか、いない。

公園を後に宿に向かう。ピザハットの看板がある商業ビル3階に、じもとでは高級スーパーに当たると思われる店を発見、夕食を買おうと聞いたら、現金のみとのこと。でなおすことにした。宿の周りは、建設中のビルが目立つから、復興が期待できるだろう。

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夕食の買い出しにでる。朝、通過したところをたどる。車に装飾作業をしている。結婚式が多いのか？戦争が終わったからか、団塊の世代がこれから生まれるのか。youtubeを見て最初考えていたゲストハウスを見つけた。通りの中にあるから、間口が狭い。バナナ売りがいたので、3本50アフガンドル、百円、世界中バナナの値段はあまり違わない。サプライチェーンのおかげか。

家族連れが入りやすそうなレストランがあり、マックと同じメニューがある。セットで500円を注文。マフィン二個100アフガンドル、コーラ30アフガンドルをテイクアウト。明日の空港までのタクシー代にとっておく。この店も後でyoutubeをみたら、紹介されていた。

帰り道、sushiの看板を発見。ピザとならんでいた。散歩中、頻繁にニーハオと声をかけらるから、東洋人には見られることは間違いがない。警官たちも目で挨拶してくれる。

宿に戻ってひとやすみ。いつものことだが時差があり、眠くなる。一休みして、スマホを見ると、イスラエルがダマスカスを空爆したニュースが飛び込んでくる。ドバイからアンマン経由でダマスカスにゆく予定になっているので、心配。ビザも到着ビザの予定だから、ロイヤルヨルダン航空がのせてくれるかふあんがある。ダマスカスからトランジットでバグダッドにゆく航空券と通しで発券されているから、チェックイン時に、相談できると希望的観測をするが、心配。最悪の場合は、アンマン経由でバグダッドに向かうことになるかもしれない。

夜中目が覚めて、時間潰しにyoutube。参議院選挙の話題で持ちきり。不在者投票は済ませてあるが、投票した候補者は、一部の番組では当選ラインスレスレらしい。youtubeのすごいところは、世界中同時に視聴可能で、距離を感じさせないところだ。

スマホがないと時間を持て余してしまう。宿の電源は不安定で、時折停電。2台のスマホバッテリーを十分に充電させておいた。

空港まで歩く。きちんとスマホを見ないで歩いたので、曲がり角を間違えて遠回り、しかし、そのおかげで、バザールをはじめ色々発見できた。空港周りはいろいろ施設の建設ラッシュ。空港のセキュリティは厳重というか、パスポートを何度も調べる。残りの650アフガンドルを米ドルに両替、六ドル。入国時の両替屋には随分ぼられたことがわかる。ネットでイミグレを出てから買えるように注意があったが、タクシーに乗るため、30ドルくらいはどうでもいいと思ったのが間違い。チュニジアのバザールで両替を誤魔化されたことを思い出してしまった。

カムエアはキャビンアテンダントが全員男性だった。くる時は気が付かなかった。

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