小川剛生著『兼好法師』中公新書 安藤雄一郎著『幕末維新消された歴史』日本経済新聞社
公開日:
:
観光資源
『兼好法師』
現在広く知られている兼好法師の出自や経歴は、没後に捏造されたもの。
一世紀を経た室町中期から流布しはじめ、江戸前期に爆発的なブームを迎え、古典文学の仲間入りをした。徒然草の表記も江戸時代になってのもの
『幕末維新消された歴史』
西郷さんを人気者にしたのは鹿児島県人ではなく東京市民。明治政府への反発の裏返しであった。
長州、薩摩、幕府、当時は全く予想がつかない状況。
長州薩摩が討幕を藩の方針に掲げたことは一度もない。西郷は少数派。幕藩体制の崩壊は藩の滅亡につながる。
大政の奉還には、西郷は困った。討幕に御旗がなくなる
王政復古の大号令 討幕ではない、新政府のイニシアティヴェをだれがとるかということ
関連記事
-
-
観光資源・歴史は後から作られるの例
http://www.asahi.com/articles/ASKB05T40KB0ULZU015.
-
-
『枕草子つづれ織り 清少納言奮闘す』土方洋一 紙が貴重な時代は、日記ではなく公文書
団塊の世代が義務教育時代に学修したことの一部が、その後の研究により覆されている。シジュウカラが言
-
-
動画で考える人流観光学 観光資源論 フィリピンセブ島刑務所の囚人ダンス
フィリピンセブ島観光・旅行【決定版】絶対にするべき39スポット&アクティビティ http://ce
-
-
伝統は古くない 『大清帝国への道』石橋嵩雄著を読んで
北京語 旗人官僚が用いていた言語 山東方言に基づく独自の旗人漢語を北京官話に発展させた チャイナド
-
-
🌍👜シニアバックパッカーの旅 11月18日午後 ハルピンの安重根記念館 サンフランシスコのForgotten Camp
動画 https://www.facebook.com/shuichi.teramae/video
-
-
伝統論議 蓮池薫『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』
〇 蓮池氏の著作 「現代にも、脈打つ檀君の思想、古朝鮮の魂』などをよむと、南北共通の教育があること
-
-
畑中三応子著『ファッションフードあります』日本食は変化が激しい。フードツーリズムに法則があるのか?
ティラミス、もつ鍋、B級グルメ……激しくはやりすたりを繰り返す食べ物から日本社会の一断面を切り
-
-
本当に日本は職人を尊ぶ国であったのか?
司馬遼太郎氏は、韓国、中国との比較においてなのか、『この国のかたち』のなかで、「職人。実に響きがよ
-
-
ヒトラー肝いりで建造の世界最大のホテル・プローラ
観光政策というより、福祉政策なのかもしれませんが、現代なら民業圧迫という声が出るでしょう。
