*

小川剛生著『兼好法師』中公新書  安藤雄一郎著『幕末維新消された歴史』日本経済新聞社

公開日: : 歴史は後から作られる」

『兼好法師』

現在広く知られている兼好法師の出自や経歴は、没後に捏造されたもの。
一世紀を経た室町中期から流布しはじめ、江戸前期に爆発的なブームを迎え、古典文学の仲間入りをした。徒然草の表記も江戸時代になってのもの

『幕末維新消された歴史』

西郷さんを人気者にしたのは鹿児島県人ではなく東京市民。明治政府への反発の裏返しであった。

長州、薩摩、幕府、当時は全く予想がつかない状況。
長州薩摩が討幕を藩の方針に掲げたことは一度もない。西郷は少数派。幕藩体制の崩壊は藩の滅亡につながる。
大政の奉還には、西郷は困った。討幕に御旗がなくなる
王政復古の大号令  討幕ではない、新政府のイニシアティヴェをだれがとるかということ

関連記事

no image

○『公研』2015年9月号「世界のパワーバランスの変化と日本の安全保障」(細谷雄一)を読んで

市販はされていないが、毎月送られてくる雑誌に公益産業研究調査会が発行する『公研』という雑誌がある。読

記事を読む

no image

伝統論議 蓮池薫『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』

〇 蓮池氏の著作 「現代にも、脈打つ檀君の思想、古朝鮮の魂』などをよむと、南北共通の教育があること

記事を読む

no image

伝統は古くない 『大清帝国への道』石橋嵩雄著を読んで

北京語 旗人官僚が用いていた言語 山東方言に基づく独自の旗人漢語を北京官話に発展させた チャイナド

記事を読む

no image

伝統は後から作られる例 関西は阪神フアンという伝統

これも学士會会報の記事、何時も面白い話をしてくれる井上章一氏の「ゆがめられた関西像」 戦後しば

記事を読む

no image

AI に書かせた裸婦とダリ

AIに描かせたという裸婦の絵がネットで紹介され、ダリが描いたようだと注釈。 正確にいえば、AIが描

記事を読む

no image

『源平合戦の虚像を剥ぐ』川合康著 歴史は後から作られる

源平の合戦は全国で、観光資源として活用されている。「平家物語」の影響するところが大きい。また、文

記事を読む

no image

『「食べること」の進化史』石川伸一著 フードツーリズム研究者には必読の耳の痛い書

食べ物はメディアである 予測は難しい 無人オフィスもサイバー観光もリアルを凌駕できていない 

記事を読む

no image

童謡「赤とんぼ」から躾を考える

村のしつけが対象とするのは正規メンバーだけで、共同体からはみ出た子供たちは、アウトサイダーとして

記事を読む

no image

『公研』 2018年2月号 「日本人は憲法をどう見てきたか?」

歴史は後から作られるの例である。 境家史郎氏と前田健太郎氏の対談 日本国民が最初から憲法九条

記事を読む

no image

『聖書、コーラン、仏典』 中村圭志著 中公新書  メモ書き

福音書の示すイエスの生涯はほとんどの部分が死の前の2,3年前の出来事 降誕劇は神話 ムハンマドの活

記事を読む

保護中: 『みんなが知りたいアメリカ経済』田端克至著

高崎経済大学出身教授による経済学講義用の教科書。経済、金融に素人の私

no image
『人口の中国史』上田信

中国人口史通史の新書本。入門書でもある。概要〇序章 人口史に何を聴く

no image
Quora ジョージ・フロイドさんが実際に死亡する経緯が録画

地面に押し付けられる前から呼吸が苦しいと訴えているので実際に呼吸ある

no image
『ペストの記憶』デフォー著

 ロビンソン・クルーソーの作者ダニエル・デフォーは、17世紀のペスト

no image
『海軍と日本』 池田清著 中公新書

書評1 ○ 著者は海軍兵学校(73期)卒業、終戦時海軍中尉で潜水艦に

→もっと見る

PAGE TOP ↑