原田信男著『義経伝説と為朝伝説』
公開日:
:
最終更新日:2018/01/17
観光資源
伝説においては、歴史学の大原則ともいうべきテキストクリティック(史料批判)は必要とされない。資料の一部が切り取られ、都合よく解釈されて、伝説に信ぴょう性を与えるための材料とされる。
柳田国男の言を借りれば、伝説とは本質的に「人間の想像力に根を差した以上は自由にまた美しく成長せねばならなかった」史実そのものではなくても、それを語り続ける人々が、歴史にどのような関心を抱いていたかを、雄弁に物語る素材となりうるだろう。
伝説は立派な観光資源である証である。
関連記事
-
-
偽物が本物を上回る例 コスモスの「ロッチビックリマンシール
https://www.youtube.com/watch?v=vwBlC73ZmuE
-
-
自然観光資源と沿岸風景(概論)
1 風景観の変化 自然を見る視点が移動手段の発達により変化し、沿岸の風景観も変化してきた 。移
-
-
『ピカソは本当に偉いのか?』西岡文彦 新潮新書 2012年 を読んで
錯覚研究会での発表に備えて読んでみた。演題が「ピカソの贋作は本物を超えるか」としたため、慌てて読んで
-
-
本当に日本は職人を尊ぶ国であったのか?
司馬遼太郎氏は、韓国、中国との比較においてなのか、『この国のかたち』のなかで、「職人。実に響きがよ
-
-
観光資源としての吉田松陰の作られ方、横浜市立大学後期試験問題回答の例
今年も一題は、歴史は後から作られ、伝統は新しい例を取り上げ、観光資源として活用されているものを提示
-
-
伝統は後から作られる例 関西は阪神フアンという伝統
これも学士會会報の記事、何時も面白い話をしてくれる井上章一氏の「ゆがめられた関西像」 戦後しば
-
-
🌍👜シニアバックパッカーの旅 11月18日午後 ハルピンの安重根記念館 サンフランシスコのForgotten Camp
動画 https://www.facebook.com/shuichi.teramae/video
-
-
「元号と伝統」横田耕一 学士會会報No.937pp15-19
元号の法制化に求めた人々に共通する声は元号は「日本文化の伝統である」というものだった。 一世
-
-
『素顔の孫文―国父になった大ぼら吹き』 横山宏章著 を読んで、歴史認識を観光資源する材料を考える
岩波書店にしては珍しいタイトル。著者は「後記」で、「正直な話、中国や日本で、革命の偉人として、孫文が
-
-
明治維新の見直し材料 岩下哲典著『病と向きあう江戸時代』第9章 医師シーボルトが見た幕末日本「これが日本人である」
太平の世とされる江戸時代に自爆攻撃をする「捨足軽」長崎奉行配下 福岡黒田家に「焔硝を小樽に詰めて肌身
- PREV
- 八鍬友広著『闘いを記憶する百姓たち』
- NEXT
- 『ルポ ニッポン絶望工場』井出康博著
