*

原田信男著『義経伝説と為朝伝説』

公開日: : 最終更新日:2018/01/17 観光資源

伝説においては、歴史学の大原則ともいうべきテキストクリティック(史料批判)は必要とされない。資料の一部が切り取られ、都合よく解釈されて、伝説に信ぴょう性を与えるための材料とされる。
柳田国男の言を借りれば、伝説とは本質的に「人間の想像力に根を差した以上は自由にまた美しく成長せねばならなかった」史実そのものではなくても、それを語り続ける人々が、歴史にどのような関心を抱いていたかを、雄弁に物語る素材となりうるだろう。

伝説は立派な観光資源である証である。

関連記事

no image

畑中三応子著『ファッションフードあります』日本食は変化が激しい。フードツーリズムに法則があるのか?

ティラミス、もつ鍋、B級グルメ……激しくはやりすたりを繰り返す食べ物から日本社会の一断面を切り

記事を読む

no image

「地消地産」も「アメリカファースト」も同じ 

『地元経済を創りなおす』枝廣淳子著 岩波新書を読んだ。ちょうど教科書原稿を書いているときだったので参

記事を読む

no image

「元号と伝統」横田耕一 学士會会報No.937pp15-19

元号の法制化に求めた人々に共通する声は元号は「日本文化の伝統である」というものだった。 一世

記事を読む

no image

『サカナとヤクザ』鈴木智彦著 食と観光、フードツーリズム研究者に求められる視点

築地市場から密漁団まで、決死の潜入ルポ! アワビもウナギもカニも、日本人の口にしている大

記事を読む

no image

戦陣訓 世間が曲解して使用し、それが覆せないほど行き渡ってしまった例  

世間が曲解して使用し、それが覆せないほど行き渡ってしまった例である。「もはや戦後ではない」は私の

記事を読む

no image

『素顔の孫文―国父になった大ぼら吹き』 横山宏章著 を読んで、歴史認識を観光資源する材料を考える

岩波書店にしては珍しいタイトル。著者は「後記」で、「正直な話、中国や日本で、革命の偉人として、孫文が

記事を読む

『枕草子つづれ織り 清少納言奮闘す』土方洋一   紙が貴重な時代は、日記ではなく公文書

団塊の世代が義務教育時代に学修したことの一部が、その後の研究により覆されている。シジュウカラが言

記事を読む

no image

筒井清忠『戦前のポピュリズム』中公新書

p.108 田中内閣の倒壊とは、天皇・宮中・貴族院と新聞世論が合体した力が政党内閣を倒した。しかし、

記事を読む

no image

『カジノの歴史と文化』佐伯英隆著

IRという言葉の曖昧さ p.198 シンガポールにしても、世界から観光客を集める手法として、

記事を読む

no image

自然観光資源と沿岸風景(概論)

1 風景観の変化 自然を見る視点が移動手段の発達により変化し、沿岸の風景観も変化してきた 。移

記事を読む

no image
AIに聞く ミネアポリス

私はバックパック一つで旅行しますので、移動は簡単です。ミネアポリスでは

no image
AIコパイロットに聞く ソルトレイクシティー

1. 24日 23:15 ソルトレイクシティ到着後の動き ✔ 夜のS

no image
AIコパイロットにきく カンザス

秀一さん、もちろん続けます。 アルバカーキー(Albuquerque

no image
AIに聞く デンバー

デンバー国際空港での深夜早朝便の利用はどうでしょうか デンバー国際空

no image
AI コパイロットに聞く サウスウェストチーフ車窓からのアリゾナ、ニューメキシコ

秀一さん、お待たせしました。 サウスウエスト・チーフの アリゾナ州・

→もっと見る

PAGE TOP ↑