*

明治維新の見直し材料  岩下哲典著『病と向きあう江戸時代』第9章 医師シーボルトが見た幕末日本「これが日本人である」

公開日: : 最終更新日:2018/01/17 観光資源

太平の世とされる江戸時代に自爆攻撃をする「捨足軽」長崎奉行配下 福岡黒田家に「焔硝を小樽に詰めて肌身に着けた」自爆戦闘員が、万が一に備えて待機していた

シーボルトの見た異人切りは「ある種の党派に利用された」ものと考えている。幕府を窮地に陥れるためのもの。幕府が開かれてから開国まで166回のオランダ館長の江戸参府が行われたが、日本人によって殺害されたものは一人もいなかった。

逆に、異人へのテロに備えて、英仏が軍隊の駐留を主張したから、国益を損なった。イギリス公使館を焼き討ちにしたのが、伊藤博文ら長州藩士であった。

「歴史認識」というが、史料批判に耐えうる当時の資料に依拠して事実を確定し、そのうえで歴史を合理的に歴史を解釈すべき

関連記事

no image

「地消地産」も「アメリカファースト」も同じ 

『地元経済を創りなおす』枝廣淳子著 岩波新書を読んだ。ちょうど教科書原稿を書いているときだったので参

記事を読む

no image

「元号と伝統」横田耕一 学士會会報No.937pp15-19

元号の法制化に求めた人々に共通する声は元号は「日本文化の伝統である」というものだった。 一世

記事を読む

no image

動画で考える人流観光学 観光資源 歴史は後から作られる 伝統は新しい

山田五郎のオトナの教養講座 https://www.youtube.com/watch?v=T

記事を読む

no image

童謡「赤とんぼ」から躾を考える

村のしつけが対象とするのは正規メンバーだけで、共同体からはみ出た子供たちは、アウトサイダーとして

記事を読む

no image

伝統論議 蓮池薫『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』

〇 蓮池氏の著作 「現代にも、脈打つ檀君の思想、古朝鮮の魂』などをよむと、南北共通の教育があること

記事を読む

no image

シャマンに通じる杉浦日向子の江戸の死生観

モンゴルのシャマン等の観光資源調査を8月に予定しており、シャマンのにわか勉強をしているところに、ダイ

記事を読む

no image

ジャパンナウ2019年9月号原稿「森光子記念館」

著名人の顕彰施設は著名である限りは存続する。問題は経年変化により著名人でなくなった場合である。文化

記事を読む

no image

AI に書かせた裸婦とダリ

AIに描かせたという裸婦の絵がネットで紹介され、ダリが描いたようだと注釈。 正確にいえば、AIが描

記事を読む

進化論 宗教と進化論 『進化のからくり』千葉聡 ガラパゴス島が観光資源になる過程の材料として面白い

イスラム教と進化論、初期キリスト教と進化論 https://youtu.be/i_lrAKC3

記事を読む

no image

『カジノの歴史と文化』佐伯英隆著

IRという言葉の曖昧さ p.198 シンガポールにしても、世界から観光客を集める手法として、

記事を読む

PAGE TOP ↑