伝統論議 蓮池薫『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』
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最終更新日:2018/07/18
歴史は後から作られる」, 用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」
〇 蓮池氏の著作
「現代にも、脈打つ檀君の思想、古朝鮮の魂』などをよむと、南北共通の教育があることが理解できる
p.86 「住」
ドラマを見ると床下オンドルになっていない。床暖房なら靴履きで入ったり、いすに腰掛けたりしていない。
宮殿では部屋の中でも靴を履き、立式生活をしていたようだ。一説には、高句麗時代に寝室だけ靴を脱いで入るオンドルがあったともいわれている。・・・一日中オンドルの上で暮らす生活は、遠く朝鮮時代になってから普及したという
〇 相撲 女人禁制の伝統の嘘
女性が堂々と土俵に上がり、相撲を取る時代があった--。戦後まで全国で興行していた女相撲を題材にした映画「菊とギロチン」が7日公開され、話題になっている。土俵の「女人禁制」の是非が議論となっているが、監督した瀬々(ぜぜ)敬久さん(58)は「(日本相撲協会が主催する)大相撲が相撲の全てではない。映画を通じて、多様な相撲があることを知ってほしい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20180717/k00/00e/040/234000c?fm=mnm
〇 ついでであるが
祭りも伝統は少ない。つまり農業と祭礼は密接な間関係にあったが、農業が変質したので、伝統的な祭礼はなく、観光祭礼に変質し、人集めが重要になったのである。
騒動になっている阿波踊りも名称は新しい
「奇抜極まる阿波の盆踊り」と説明がある。「阿波踊り」の名称がさほど古い物でなく近年流布したことがわかる。
阿波おどりという名称は徳島県内の各地で行われてきた盂蘭盆の踊りの通称であり、昭和初期からそう呼ばれるようになった。この名称は日本画家・林鼓浪が徳島商工会議所(当時は商業会議所)に提案したものとされる。
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