『訓読と漢語の歴史』福島直恭著 観光とツーリズム
「歴史として記述」と「歴史を記述」するの違い
なぜ昔の日本人は、中国語の文章や詩を翻訳するときに、「ちょっと違った感じのする日本語」にしたのか。
訓読文を語るときに欠かせない、漢語についても詳しく説明――漢語とは何か、どのように日本語の中に入ってきたのか。
漢文の授業が苦手だった人も楽しめる「ものがたり」
みんなでちょっと違った感じのする日本語文に翻訳する。
I love you. ワレナンジヲアイス ワレしか使いえないとすると誰が翻訳してもこうなる。翻訳日本語の表現の方に大きな制約を加えられた翻訳をするとき、それを訓読みあるいは訓読行為と呼び。訓読文と呼ぶ
漢語 借用語 現代の外来語と同じ。
促音、撥音、拗音という新たな音を日本語の中に確立する(歩み寄る)ことにより、定着させる。他にも方法があったが「少し違う効果」「格調の高さを感じさせる」ので取り入れた。時間の経過とともに漢語が訓読文の中だけのものではなくなっていった。
和語の中にも促音等が入り込んでいったので、和漢混交文の中の漢語は目立たなくなっていった
関連記事
-
-
伝統は古くない 『大清帝国への道』石橋嵩雄著を読んで
北京語 旗人官僚が用いていた言語 山東方言に基づく独自の旗人漢語を北京官話に発展させた チャイナド
-
-
観光資源としての明治維新
義務教育やNHKの大河ドラマを通じて、日本国民には明治維新に対するイメージが出来上がっている。 し
-
-
シャマンに通じる杉浦日向子の江戸の死生観
モンゴルのシャマン等の観光資源調査を8月に予定しており、シャマンのにわか勉強をしているところに、ダイ
-
-
『インバウンドの衝撃』牧野知弘を読んでの批判
題名にひかれて、麻布図書館で予約をして読んでみた。2015年10月発行であるから、爆買いが話題の時代
-
-
ヒトラー肝いりで建造の世界最大のホテル・プローラ
観光政策というより、福祉政策なのかもしれませんが、現代なら民業圧迫という声が出るでしょう。
-
-
『動物たちの悲鳴』National Geographic 2019年6月号
観光と動物とSNS https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/m
-
-
『カジノの歴史と文化』佐伯英隆著
IRという言葉の曖昧さ p.198 シンガポールにしても、世界から観光客を集める手法として、
-
-
『サカナとヤクザ』鈴木智彦著 食と観光、フードツーリズム研究者に求められる視点
築地市場から密漁団まで、決死の潜入ルポ! アワビもウナギもカニも、日本人の口にしている大
-
-
観光資源としての「隠れキリシタン」 五体投地、カーバ神殿、アーミッシュとの比較
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録された。江戸時代の禁教期にひそかに信仰を続け
-
-
伝統論議 蓮池薫『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』
〇 蓮池氏の著作 「現代にも、脈打つ檀君の思想、古朝鮮の魂』などをよむと、南北共通の教育があること
