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『ヒトはこうして増えてきた』大塚龍太郎 新潮社

p.85 定住と農耕 1万2千年前 500万人
祭祀に農耕が始まった西アジアの発掘調査で明らかにされたのは、農耕より1500年前に定住がはじまっていた。
興味深いことに最近まで定住生活を送っていた狩猟採集民がいる。アメリカインデアンのクワキウトルやヌートカである。

定住が促した農耕と人口増加

麦類や稲の農耕起源地での調査 栽培種が現れてから栽培種だけになるまでに3000年

p.140 奴隷という階層
奴隷制社会とは、総人口の20%以上が奴隷になる社会、最初に古代ギリシャ、ローマ 畜力だけではなく奴隷の労働力を利用
西ローマ帝国が崩壊した5世紀ころ、奴隷の確保が困難になり、奴隷の多くが「小作人」に相当するコロヌスと呼ばれる階層に移行 中世ヨーロッパの農奴の起源になった
水田稲作のアジア 奴隷が農耕の主たる労働力にはならず、水田稲作には家族の労働力が投入。奴隷への依存度は低かった

p.142 感染症のリスク
病原体も生物 感染した個体を殺さない、長い進化の歴史がある。
狩猟採集民族の間は、感染症がごくわずか。人が定住を始めてから感染症に罹患するリスクが高まった
人がかかる感染症の多くは動物由来  結核とマラリア ローマ帝国の天然痘は500万人死亡

p.160 二回の人口循環
第一の人口循環 人口が急増したのち、停滞減少に向かった  秦王朝、ローマ帝国が始まるころから急増。停滞の原因ははっきりしないが、地球規模での気温の低下。地球は3世紀から5世紀にかけてわずかに寒冷

中世の人口循環   加速が始まったのが1000年頃、減少は1200年代で1400年頃に終焉
後半 技術の大衆化 戦争と感染症の大規模化

p.195 人口転換  18世紀に欧州の国々で 出生率と死亡率の大きな変化 イギリスに始まり1930年代にはほぼ終結
地球の人口支持率 環境収容力  数理生物学者 ジョエルコーエン「地球は何人の人間を支えられるか」

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