『「食べること」の進化史』石川伸一著 フードツーリズム研究者には必読の耳の痛い書
公開日:
:
人口、地域、, 感情、感覚, 観光情報 コミュニケーション, 観光資源
食べ物はメディアである
予測は難しい 無人オフィスもサイバー観光もリアルを凌駕できていない 「穴居人の原理」洞穴時代からの昔ながらの欲求が勝利を収めてきた 新しいテクノロジーで新しい職が受け入れられるか?
1804年缶詰め発明 フランス海軍で採用
多様性と均質性のパラドックス
人の脳は因果関係を認知する能力を高めて進化してきたが、うまく因果関係を認知できない場合に、脳の特殊能力として宗教という体系を生み出した
エルブリ 人の脳をびっくりさせる料理
分子調理学と分子調理法
人工培養肉の現実化 イスラム教義
人間が動物を食べモノとしてみるようになったのはいつごろからか
ナッツ類を摂取するようになり脂質の消化に係る腸が発達、繊維の消化に係る盲腸が縮小する自然選択が発生、結果として肉を食べるに適した腸を持つ個体が残る
nエネルギーを腸と脳にどう振り分ける、腸は神経細胞が一億もある第二の脳
調理のジレンマ 肥満になる理由 節約遺伝子仮説と料理仮説
未来の健康 様々なテクノロジーが先回りして健康管理 気が付いたら120才
頭脳効率化人間の可能性
光合成できる独立栄養生物といった食べない多細胞生物 消化器官は不要になる
意思による進化を可能とする合成生物学の進歩は、食べるという行為を時代遅れにする
思想的な選択を食において行っている スシポリス
美食思想は、宗教にかわる思想となり、文化というレベルになった
ベジタリアン ソローフード、フードロス、食育 食が社会性を持つ
スペイン 豚肉を食べることが踏み絵
現代日本の食の激しいはやりすたりをまとめた「ファッションフード。、あります」B級ご当地グルメ
児童書に食の物語が多いのは、食が大人文学おける性の代替
そもそもおいしさは科学的に解明できるのか 『美味しさの脳科学』
脳機能研究の進展は目覚ましい 前頭眼窩野の活動から快不快が予測できるという論文もある
国連世界人口展望 2050年98億人 2100年は112億人 ヨルゲンランダースの予測は2040年代81億人をピークに減少 少なくとも2052年までは十分に食料はある
家族団らんは高度成長期のみの出来事 近代まで食事中の会話は禁止 誕生したのは明治20年代。教育家の岩本善治がキリスト教主義の雑誌等に記事を書き、その後国家主義的な儒教教育と結びついて、家族そろって食事するべきという意見が広まる。それが一般的風景になったのは1970年代 1980年代には孤食が登場
関連記事
-
動画で考える人流観光学 観光情報論 文字
https://youtu.be/eXhYsJNiktI
-
観光学を考える 『脳科学の教科書 神経編・こころ編』岩波書店 理化学研究所脳科学総合研究センター編 をよんで
図書館でこの二冊を借りてきて一気に読む。岩波ジュニア選書だから、子供が読む本だけれど私にはちょうどい
-
『支那四億のお客様』カール・クロ―著
毎朝散歩コースになっている一か所に商業会館ビルというのがある。この本を出版したのが倉本長治氏のよう
-
動画で考える人流観光学 米国貧困層からみた住と宿の相対化
https://youtu.be/nt-AaSWdLOo
-
めも 「ドイツにおけるカジノ規制 ―ゲームセンターとの比較の観点から―」 国立国会図書館調査及び立法考査局 専門調査員国土交通調査室主任齋藤 純子 海外立法情報課渡辺 富久子
人間の射幸心に働きかける賭博には様々な形態があり、それぞれ固有の発展と規制の歴 史を有する。例えば
-
本当に日本は職人を尊ぶ国であったのか?
司馬遼太郎氏は、韓国、中国との比較においてなのか、『この国のかたち』のなかで、「職人。実に響きがよ
-
🌍🎒シニアバックパッカーの旅 動画で見る世界人流観光施策風土記 モンゴル紀行 メモ書き シャーマン動画 トナカイ解体動画
ツァータン族の居住地の4泊分は、通訳代、移動費を別にして、180万ツグルであった。 ツァーマン
-
伝統論議 蓮池薫『私が見た「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』
〇 蓮池氏の著作 「現代にも、脈打つ檀君の思想、古朝鮮の魂』などをよむと、南北共通の教育があること
-
動画で考える人流観光学 観光情報論 幻肢痛
https://youtu.be/sZfkYK8CcTc https://
-
北陸新幹線金沢暫定開業雑感
人口減少が予測される石川県では、北陸新幹線金沢暫定開業により観光客が急増しブームに沸いているが、こ