*

『ルポ ニッポン絶望工場』井出康博著

公開日: : 最終更新日:2023/05/20 出版・講義資料

日本で働く外国人労働者の質は、年を追うごとに劣化している。
すべては、日本という国の魅力が根本のところで低下しているからなのだ。そんななかで、「移民」受入の議論が始まった。
留学生30万人計画は即刻中止すべき。出稼ぎ目的の留学生が歓迎される国など、世界を見渡しても日本だけ。ブローカーや日本語学校、人出不足の起業に食い物にされた挙句、犯罪に走るものも続出している。
「新聞テレビが決して報じない「ブラック国家・日本」」「ベトナム人留学生という現代の奴隷」「日本への出稼ぎをやめた中国人」「日本を見捨てる日系ブラジル人」
「使い捨てられたのは、外国人労働者ではなく、むしろ日本だったのではないか」との著者の指摘には、まったく同感だ。外国人犯罪者の1/4がベトナム人、“奴隷労働”が支える新聞配達、日本語学校によるボッタクリ、犯罪都市「NY化」する日本、日本への出稼ぎをやめた中国人―新聞・TVが報じない「現代の奴隷労働」

関連記事

no image

Quora 「汎化性能」

すべてのデータサイエンティストが知っておくべき、統計学の重要なトピックはなんでしょうか?

記事を読む

no image

「第3章 流入する他所者と飯盛女」武林弘恵著『旅と交流に見る近世社会』清文堂

旅と交流にみる近世社会 高橋陽一 編著    

記事を読む

歴史認識と書評『暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏 』長谷川毅

日本降服までの3ヶ月間を焦点に、米ソ間の日本及び極東地域での主導権争いを克明に検証した本。

記事を読む

『弾丸が変える現代の戦い方』二見龍 照井資規 誠文堂新光社 2018年

本書は、今までほとんど語られてこなかった弾丸と弾道に焦点を当てた元陸上自衛隊幹部と軍事ジャーナリ

記事を読む

『ニッポンを蝕む全体主義』適菜収

本書は、安倍元総理殺害の前に出版されているから、その分、財界の下請け、属国化をおねだりした日本、

記事を読む

『近世社寺参詣の研究』原淳一郎

facebook投稿文章 「原淳一郎教授の博士論文「近世社寺参詣の研究」を港区図書館で借りて

記事を読む

『築地と豊洲』澤章 都政新報社

Amazonの紹介では「平成が終わろうとしていたあの頃、東京のみならず日本中を巻き込んだ築地市場の

記事を読む

no image

『官僚制としての日本陸軍』北岡伸一著 筑摩書房 を読んで、歴史認識と観光を考える

○ 政治と軍 「軍が政治に不関与」とは竹橋事件を契機に明治政府が作ったことである。そもそも明治国家

記事を読む

no image

『逆説の日本経済論』貿易決済のための為替取引量は、今や東京為替市場で見れば、その取引量の8分の1程度に落ちている。それ以外は資本取引

貿易決済のための為替取引量は、今や東京為替市場で見れば、その取引量の8分の1程度に落ちている。それ以

記事を読む

『日本語スタンダードの歴史』野村剛士は、「日本の話しことばについて」『現代国語三』所収 木下順二著1963年を否定

私の自説に、日常と非日常が相対化しており、観光資源もあいまいになってきているというアイデアがある

記事を読む

PAGE TOP ↑