『日本語スタンダードの歴史』野村剛士は、「日本の話しことばについて」『現代国語三』所収 木下順二著1963年を否定
公開日:
:
最終更新日:2023/05/28
出版・講義資料, 動画で考える人流観光学
私の自説に、日常と非日常が相対化しており、観光資源もあいまいになってきているというアイデアがある。それは、国土交通省等在職時に全国津々浦々を何度も回る機会があり、女子高校生が口にする言葉を聞いて、ほとんどその違いがなくなってきていることに気が付いたからである。テレビ向きにお国訛りを強調する場面には何度も出くわしたが、ハレの場面では、みな見事なくらいにNHKの言葉になっていた。
言葉に関する戯曲家の井上ひさしの言説も有名であるが、木下順二の言説に出くわしたので書き留めておく。
木下順二の記述した教科書の中の文章に、九州の侍と東北の侍が江戸で謡をもって相談事の用を足したという逸話が出ているが、野村剛士はまずありえないという(『日本語スタンダードの歴史』110ページ)。キチンと練習してから出て行ったからであるとするが、幕末になると、いきなり動員され、大混乱をしたようである。江戸のきつい方言文化はそのまま明治期になだれ込んだ。従って、野村は、この江戸後期はきつい方言文化と共通語の広がりが共存する時代になっていったと思われるとする
◎参考動画
関連記事
-
-
ニクァラグア手話 聴覚障害の子どもたちが手話を作り出すまで
https://youtu.be/qG2HjmG0JGk https://www.bbc
-
-
QUORAに見る観光資源 日本から出たことがないのでわからないのですが、日本は本当に治安が良いのですか?松本 貴典 (Takanori Matsumoto),
日本から出たことがないのでわからないのですが、日本は本当に治安が良いのですか?松本 貴典 (Tak
-
-
「脳コンピューター・インターフェイスの実用化には何が必要か」要点
https://www.technologyreview.jp/s/62158/for-brain-
-
-
ここまで進化したのか 『ロボットの動き』動画
https://youtu.be/fn3KWM1kuAw
-
-
QUORA ゴルビーはソ連を潰したのにも関わらず、なぜ評価されているのか?
ゴルバチョフ書記長ってソ連邦を潰した人でもありますよね。人格的に優れた人だったのかもしれませんが
-
-
倉山満著『お役所仕事の大東亜戦争』1941年12月8日『枢密院会議筆記』真珠湾攻撃後に、対米英宣戦布告の事後採決
海軍が真珠湾攻撃のことを東条に伝えたのは直前のこと 倉山満著『お役所仕事の大東亜戦争』p.2
-
-
韓国・済州島から中国人観光客が激減。次期大統領選の結果次第では回復の兆しも 2017.04.10
https://hbol.jp/136104 韓国報道によれば、THAAD(高高度防衛ミサイル
-
-
『素顔の孫文―国父になった大ぼら吹き』 横山宏章著 を読んで、歴史認識を観光資源する材料を考える
岩波書店にしては珍しいタイトル。著者は「後記」で、「正直な話、中国や日本で、革命の偉人として、孫文が
-
-
脳科学 ファントムペイン
四肢の切断した部分に痛みを感じる、いわゆる幻肢痛(ファントムペイン)は、脳から送った信号に失った
-
-
鬼畜米英が始まったのは、1944年からの現象 岩波ブックレット「日本人の歴史認識と東京裁判」吉田裕著
靖国神社情報交換会に参加した。歴史認識は重要な観光資源であるとする私の考えに共鳴されたメンバーの
- PREV
- 「人流」概念 2021新語流行語大賞トップテン
- NEXT
- 『ニッポンを蝕む全体主義』適菜収
