*

『初期仏教』 馬場紀寿著

公開日: : 最終更新日:2023/05/30 出版・講義資料

初期仏教は全能の神を否定

神々も迷える存在であるので、祈りの対象とならない

人間の知覚を超えた宇宙の真理や原理を論じないので、老荘思想のような「道」と一体となって生きることも説かない

人間の認識を超えて根拠のあることを語ることはできないと主張

宇宙原理を説かないから、宇宙の秩序に沿った人間の本性があるとは考えない。したがって、儒教のような、「道」や「性」に基づいて社会や個人の規範を示すこともしない

人間のなかに自然な本性を見出してそこに立ち返るように説くのではなく、人とという個体の存在が様々な要素の集合体であることを分析していく

初期仏教では、修業はするが、考案に集中するとか、只管打坐をするといったことはない。出家者が呪術行為にかかわることは禁止

それに代わって「個の自律」を説く 一人で生まれ一人死にゆく「自己」に立脚して倫理を組み立てる。生の不確実性を真正面から見据え自己を再生産する「渇望」という衝動の克服を説く

 

関連記事

保護中: 『植物は未来を知っている』ステファノ・マンクーゾ  、動物が必要な栄養を見つけるために「移動」することを選択。他方、植物は動かないことを選び、生存に必要なエネルギーを太陽から手に入れるこにしました。それでは、動かない植物のその適応力を少しピックアップ

『植物は<未来>を知っている――9つの能力から芽生えるテクノロジー革命』(ステファノ・マンクーゾ著、

記事を読む

no image

『中国人のこころ』小野秀樹

本書を読んで、率直に感じたことは、自動翻訳やAIができる前に、日本型AI、中国型自動翻訳が登場す

記事を読む

『漁業という日本の問題』勝川俊雄 日本人は思ったほど魚を食べてない。伝統の和食イメージも変化

マスコミによってつくられた常識は、一度は疑ってかかる必要があるということを感じていますが、「日本人は

記事を読む

no image

『日本経済の歴史』第2巻第1章労働と人口 移動の自由と技能の形成 を読んで メモ

面白いと思ったところを箇条書きする p.33 「幕府が鎖国政策によって欧米列強の干渉を回避した

記事を読む

no image

国際収支の理解 インバウンド好調の原因

それでも円高にならないのはなぜか?「売った円が戻ってこなくなった」理由 https://www.

記事を読む

『戦後経済史』野口悠紀雄著 説得力あり

ドッジをあやつった大蔵省 シャープ勧告も大蔵省があやつっている。選挙がある民主主義では難しいこと

記事を読む

脳科学 ファントムペイン

四肢の切断した部分に痛みを感じる、いわゆる幻肢痛(ファントムペイン)は、脳から送った信号に失った

記事を読む

no image

『中国はなぜ軍拡を続けるのか』阿南友亮著

第40回サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞!第30回アジア・太平洋賞特別賞受賞! 何

記事を読む

ヘンリーSストークス『英国人記者からみた連合国先勝史観の虚妄』2013年祥伝社

2016年10月19,20日に、父親の遺骨を浄土真宗高田派の総本山専修寺(せんじゅじ)に納骨をするた

記事を読む

no image

大関真之『「量子」の仕業ですか?』

pp101-102 「仮にこの性質を利用して、脳が人の意識や判断、その他の動作を行っているとしたら、

記事を読む

no image
2026年4月ハワイ立ち寄り 資料

no image
グダニスク

1. 空港からのアクセス(時間節約がカギ) レフ・ヴァウェン

no image
GEMINIにきく8月のフェロー諸島

8月のフェロー諸島は、ヌークやスピッツベルゲンとはまた違う、**「緑の

no image
GENIMIにきく 8月のヌーク観光

1. ヌーク・フィヨルド・クルーズ(必須!) ヌークは世界最大級のフ

no image
GEMINIに聞く、8月のスピッツベルゲン観光

GEMINIに聞く、8月のスピッツベルゲン観光 1. 8月の人気アク

→もっと見る

PAGE TOP ↑