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『海外旅行の誕生』有山輝雄著の記述から見る白人崇拝思想

表記図書を久しぶりに読み直してみた。学術書ではないから、読みやすい。専門家でもないので、観光や旅行も厳密にはとらえていないが、国際観光局誕生前の世相はよくわかる。わかったうえで、感想を言えば、欧米人観光客への視線と中国韓国人観光客への視線は、今も昔も全く変わらないことがうかがえる。

先日横浜ユーラシア記念館の学芸員の方の講演を聞いたが、開港当時から、外国人に占める中国人の割合は半数をはるかに超えていた。1930年の国際観光局開設時には、訪日外国人の半数は中国人であった。

しかし、実数とはことなり外客という認識には薄い存在であったことが、表記図書からもうかがえる。

このことは、現在の観光関係者の意識からもうかがえるところであり、当然観光政策当局者も、外客イコール欧米人(近年では豪を加えているが、意識は変わらないどころか、かえって白人崇拝が明確になっている)という潜在意識から抜け切れていない。

中国人がライドシェアというと、白タクという反応をするが、欧米人がライドシェアというと、Uberになるようなものである。

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