言語とは音や文字ではなく観念であるという説明
公開日:
:
出版・講義資料, 動画で考える人流観光学, 観光学評論等
観光資源を考えると、言語とは何かに行き着くこととなる。
愛聴視して「ゆる言語学ラジオ」で例のエヴェレットのピダハン族について解説
ピダハン族には、数の概念がない。確かに、犬が2匹いるという概念は、犬が全く同じものでないと成立しないが、すべての犬は違うから、勝手に犬というカテゴリーを人為的に作り上げないと成立しない。色も、人間が切り分けて分類しているだけである。過去完了は、ピダハンでは自己体験のものとそうでないもので言葉が異なる。日本語も以前はそうであったようだ。きとけりの用例。キリスト教の布教が無理なのは、キリストと会ったことがあるのかという問いに、会ったことがないと答えると、あったこともない人の言うことを何故信じられるのかという返答が返ってきたしまった。
従って、ピダハンの言語を理解すると、人間には生来言語を習得する法則が存在するという、チョムスキーの生成文法学説が正しいとは思えなくなるようだ。
関連記事
-
-
岩波新書『日本問答』
本書では、大島英明著『「鎖国」という言説 ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史 人と文化の探究』
-
-
『観光の事典』朝倉書店
「観光の事典」に「観光政策と行政組織」等8項目の解説文を出筆させてもらっている。原稿を提出してか
-
-
動画で考える人流・観光学講義(開志) 観光概念 2023.10.2
教科書図 ◎ 観光の語源 「国」の「光り」を「見に行く」 * 「国」の概念 都市 城壁で囲まれ
-
-
『近世旅行史の研究』高橋陽一 清文堂出版 宮城女子学院大学
本書の存在を知り港区図書館の検索を探したが存在せず都立図書館で読むことにした。期待通りの内容で、
-
-
政治制度から考える国会のあるべき姿 大山礼子 公研2019年1月号
必要なのは与党のチェック機能 どこの国でも野党に政策決定をひっくり返す力はない 民主主義は多数決だ
-
-
羽生敦子立教大学兼任講師の博士論文概要「19世紀フランスロマン主義作家の旅行記に見られる旅の主体の変遷」を読んで
一昨日の4月9日に立教観光学研究紀要が送られてきた。羽生敦子立教大学兼任講師の博士論文概要「19世紀
-
-
『眼の誕生』アンドリュー・パーカー 感覚器官の進化はおそらく脳よりも前だった。脳は処理すべき情報をもたらす感覚器より前には存在する必要がなかった
眼の発達に関して新しい役割を獲得する前には、異なった機能を持っていたはず しエダア
-
-
動画で考える人流観光学 観光の語源論「易経」
易経 https://youtu.be/Cq1FdJVY3Co
-
-
『支那四億のお客様』カール・クロ―著
毎朝散歩コースになっている一か所に商業会館ビルというのがある。この本を出版したのが倉本長治氏のよう
-
-
QUORA 北方四島問題でソ連は日ソ不可侵条約が有るも拘わらず、終戦直後参戦し北方四島を強奪しましたが、国と国の条約は形式だけで何の意味も持たないのですか?
https://qr.ae/py4JmS 北方領土問題の発端は、大東亜戦争(太
