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人流・観光学概論修正原稿資料

公開日: : 最終更新日:2023/08/04 シニアバックパッカーの旅, 出版・講義資料

◎コロナ等危機管理関係

19世紀の貧困に直面した時、自由主義経済学者は「氷のように沈黙ice-cold silence」していたが、21世紀のコロナに直面した時、観光学研究を標榜している者も「氷のように沈黙」し、ひたすらコロナ後の希望的観測を唱えるのみであった。

3万8千年前、神津島の黒曜石の獲得、計画的海洋渡航

2020年 コロナでGHG排出量が6%削減された。

「不気味の谷現象 (uncanny valley) 」人型ロボットなどの様態があまりにも人間に近いときに、見る者に違和感や嫌悪感を抱かせるとされる現象 ロボット工学者森政弘1970年に提唱

「暴君ネロ」捏造説は、キリスト教文化圏で広く伝承、しかし、聖ペトロがネロによる迫害で死亡という伝承は史実として証明されていない。 ローマ教皇による捏造 15世紀 ロレンツォ・ヴァリラが証明

 

p.2の冒頭の記述の修正 食糧危機をあおってはいけない。食糧危機は経済現象。化石燃料は陸上生物の生息域の保全に役立っている(堅田元喜 キャノンCIGSニュースレター)

p.2 人類の集団移住 「約20年前」は「約20万年前」の誤り

認知流動性はホモサピエンスにはあるが、ネアンデルタール人にはない

ゾミア ゾミアは、アムステルダム大学の歴史学者ウィリアム・ファン・シェンデルにより2002年に造語された。イェール大学教授ジェイムズ・C・スコットはゾミアの部族はむしろ、近代そのものから意識して避難したのであって、もっと原始的で地域に根付いた経済の中で暮らすことを選んだ難民であると述べた。

コンスタンティヌスの寄進状(コンスタンティヌスのきしんじょう、Constitutum Donatio Constantini)は、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世教皇領寄進した証拠の文書とされ、教権の重要な根拠の一つであった。ルネサンス期に偽書であることが指摘され、現在では8世紀中ごろに偽造された文書偽書)で、8世紀当時、東ローマ帝国からの独立性を主張するために造られたと考えられている。ローマから見て異端は東ローマも対象で、十字軍の対象であった

人流の歴史p16に追加 カウボーイ伝説

元々“カウボーイ”と言う単語は“牛泥棒”を意味したとも言われ、牛飼に対する単語は、スペイン語の“vaquero”が使われていた。しかし、19世紀後半に入ると、メキシコやテキサスなどを中心に大陸南部から、西部、中西部にかけての原野で野生化していた“を駆り集め(round-up)”、それを市場である東部やゴールドラッシュに沸く西部に届けるために大陸横断鉄道の中継地である中西部や北部の町へ “馬と幌馬車を連ね何日もかけて移送する業務 ロングドライブ(Long Cattle Drive)”に従事していた労働者を指す言葉に変化していった。よって当時は牧場主や牧童、牛飼をカウボーイと呼ぶことは無かったが、現在は牛の世話をする牧童という意味で一般化している。西部開拓の完全な終焉を迎えた20世紀に入ると、西部劇や小説などにおいてノスタルジックなロマンをかきたてる対象として美化され始め、現在ではアメリカの象徴ともいえる存在となっている。

放牧をする上で移動が伴うことから必要最低限のものが選択されている。オートミール

  • レッドビーンズやオートミール – オートミールは非常に安価で便利な携帯食料でありカウボーイの代名詞になっている。オートミールいりクッキーを「カウボーイクッキー」と呼んでいて、多くの家庭で一度は作ったことがあるぐらい、アメリカではポピュラーな物になっている。
  • 干し肉 – 干し肉は本々はネイティブアメリカンの保存食であるバッファローの干し肉を商取引により得ていたが、その後自身で作る者も現れた。いわゆる牛肉のビーフジャーキーは、1960年頃アメリカ全土に広まったといわれている。
  • ペミカン – ペミカンとはネイティブアメリカンの保存食で、干し肉や脂肪、ドライフルーツを棒状に練り固めた物。スニッカーズなどに代表される棒状のチョコスナック(スナックバー)は、ペミカンが元になったお菓子といえる。
  • コーヒー豆 – カウボーイは牛追い中は長い一日の労働を終えた後も夜間牛の見回りを交代でせねばならず、そのため目を覚ませてくれるコーヒーを重宝しており、『蹄鉄が浮くほど強い』とても濃いコーヒーを好んだ。1800年代後半から1900年代初期までアーバックルコーヒー社がアメリカ西部のコーヒー市場を牛耳っており、多くのカウボーイがアーバックル以外のコーヒーブランドがあることを知らず、当時のカウボーイの間で『アーバックル』はコーヒーの兼用語に使われていた。
  • 葉巻・噛みタバコ – 葉巻、噛みタバコは共にカウボーイのイメージとして定着しているが、実際には噛みタバコが主流であったといわれている。それは彼らの活躍の場が乾燥地帯であり、干草など火事になり易い環境であったからだという。そしてこの噛みタバコもネイティブアメリカンの文化であり、彼らはライム(石灰)と一緒に噛んでいた。
ダッチオーブンでチリコンカーンを煮るカウボーイ:テキサス州,1930年頃
  • 金属製マグカップ – マグカップは欧米でみられる物より大きい。これはちょっとした料理として、直接火に掛けてスープなどを作っていたためである。金属製である理由としては、火に掛けても問題がなく、なにより割れないことである。
  • ラグ – 毛布のこと。ラグもバスケットも、ネイティブアメリカンから物々交換や金銭によって入手していた。
  • ベッドロール – 油脂加工された防水キャンバス生地。濡れた地面や雨の夜も寝られる上、荷物にかけることで荷物が濡れることを防ぐこともできる。
  • ダッチオーブン – 詳しくはダッチオーブンを参照。

これらの道具(の一部)がアメリカ国内で、トレッキング、アウトドア活動などでも使われるようになった。第二次世界大戦で戦勝国となったアメリカの文化が20世紀後半に世界各地に広まったので、これらの道具(の一部)が世界各地に広まった。

p.23 選挙区が悪化したのは1944年以降であるが、その理由は米軍の方針で欧州戦に注力していたことによる。

第2編は、歴史学研究者、高橋陽一等の成果を反映 江戸の時代の旅行も宗教行為であることの理解を深める必要

p.38 野村剛志 p160「話し言葉の日本史」逆に中世は「強い方言分化」は人々の各地域への固定がなければ生じない 江戸期と異なる。

観光政策 危機管理の欠如

◎観光資源

古代日本語 色の名前は赤青黒白の四色 それに緑、紫が加わる。さらにその後加わったものは「色」を加えて作成しているので、桃色、茶色etc

観光資源としての偽史 椿井文書 七夕まつり 近世偽作史

戦争とメディア 大本営発表 南京事件までは新聞の暴走、その背景には熾烈な販売競争

日本の外交当局 現地日本人居留民の対中国人観念及び態度に批判的 劣等視する風潮 

在満日本人居留民 内地人からの差別 関西財界人には満蒙放棄論があった

◎観光活動

p.153 貨幣 訳6千万年前 文明開始と同時というか、貨幣使用が文明の始まりか。金GOLDと連動しない米ドルの使用停止は観光活動に大きな影響 米国クリーブランド大統領時代は銀の取扱い

p.154貨幣共同体 マリアテレジア銀貨

ターラーターレルThaler、Talerとも)は16世紀以来数百年にわたりヨーロッパ中で使われていた大型銀貨。その名残は、現在もアメリカ合衆国ドルをはじめとするドル(dollar)や、2007年までスロベニアで使われていたトラール(tolar)などの通貨名に残る。

ターラー(ターレル)の語源は「ヨアヒムスターラー」(Joachimsthaler)という銀貨の名が短縮されたものである。ヨアヒムスターラーは、16世紀初めに大きな銀山が発見され、1518年以来この種の銀貨が発行されてきたボヘミア(現在のチェコ)の町、ザンクト・ヨアヒムスタール(現在のヤーヒモフ)に由来する。

マリア・テレジアが亡くなった1780年に発行されたこのターレル銀貨は、その後最もリストライクされたコインとして知られるようになりました。もともと貿易決済を目的としていたこの大型銀貨は、オリエント地域、特にアラビア半島~東アフリカ一帯の商人達に受け入れられました。現地の商人達はマリア・テレジアの肖像と双頭の鷲が刻まれた豪華なこのコインを大変気に入ったらしく、単なる銀塊よりもマリア・テレジアターレルでの受け取りを優先したそうです。この不可思議については経済学者ケインズも言及したほどであり、なぜマリア・テレジアの1780年銘ターレルが中東で人気があったのか研究が進められました。マリア・テレジアは16人の子どもに恵まれた多産の女性だったため、中東地域では結婚の際、縁起の良い結納金としても人気があったとされます。当時の女性が結婚式などで身につけていた装飾品には、マリア・テレジアターレル銀貨に孔を空け、ヴェールや胸飾りとして多数付けられているものが多く見られます。

 中東地域への進出を狙っていたイギリスやフランス、イタリアは自国でもこのコインを製造し、コーヒーの交易などで使用しました。1853年以降、欧州各国や英領インドの造幣局で製造されたマリア・テレジアターレルは8億枚にものぼり、20世紀半ばまでアラビア半島や東アフリカで流通しました。受け取った側の一部の土侯国では、コインに君主のアラビア文字名銘を加刻し、より信用を付与した上で自国領内外で流通させる例もみられました。第二次世界大戦中はイスラーム教徒の多いインドネシアの抗日勢力を支援する為、アメリカでも製造されたと云われます。

 近代的な統一政府や中央銀行が無い地域や、イスラーム教の戒律解釈によって紙幣の発行が否定されている地域で流通したマリア・テレジアターレルは、20世紀半ばに徐々に姿を消していきましたが、1970年代までアラビア半島南部のイエメンでは通貨として流通していたという記録もあります。このコインには流通した痕跡が確認できることから、イエメンやエチオピアなど、中東~東アフリカにかけての地域で実際に流通していたものとみられます。

 

観光地のごみ 外国人ではなく日本人が原因 ゴミ箱がないのはサリン事件の影響

◎観光情報

そもそも何が情報かはあらかじめ定まっているわけではないが、人間が有用性を見出し活用することで資源になる

新しく視力を獲得した成人は、時間的な知覚法から視覚的探門的な方法へと急激な転換を行わなければならず

p.192 記憶メカニズムの解明

p.194 場所 位置細胞 時間細胞

p.196 メラビアンの法則 ゲーテの色彩論

p.204 脳細胞も要するに物理量を持つ物質だから何らかの物理的な法則従っている。分子レベルに至るとそこは量子力学の世界であり、ニュートン力学とは異なる理屈で動く世界

マウスレベルでは、人工的に記憶を作ることができる 離すことも可能ならPTSD治療に利用

労働に還元しきれない「人間」

貨幣に還元しきれない「価値」

土地、自然、環境  ポランニーの考えた擬制商品

『脳の意識、機械の意識』

テレワーク 日本だけがうまくいかない理由、総務、人事、会計等が自己流が多いから

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