*

🌍🎒2024シニアバックパッカー南極太平洋諸国の旅 セブ・マクタン島

公開日: : 最終更新日:2024/12/21 シニアバックパッカーの旅

youtubeで、マゼランの世界一周を
取り上げた動画があり、船員の集め方や、セブ島の事件などわかりやすく面白かった。フィリピンは今回が4回目、パナウェイの棚田やマニラのスラムなど、ルソン島ばかりだったので、今回はマゼランのセブへゆくこととした。
マゼランはセブでマクタン戦争中、キリスト教改宗反対派により殺されたから、世界一周ができていないどころか、ポルトガルから見たら、スペインへの裏切り者であり、当時は全く評価されなかったようだ。「大航海時代」という歴史認識が生み出されてから、あとで再評価されたのである。乗組員の一人がアジア人で、欧州から出発してセブから故郷に戻っているので、間違いなく人類初の物理的世界一周者だという解説も面白いが、ただ一周すれば良いというものでもなく、やはり、その活動をオルガナイズさせ、意義づけた者でないと、評価は出来ないから、マゼランが第一人者だろう。それよりも私は、フィリピンやセブ島では、マゼランを退治した当時のリーダーであるイスラム教支持者のラブラブが顕彰されていることに興味を抱いた。
空港からライドシェアのGrabカーをよんで、まず、マクタン島にある英雄ラブラブ像をめざした。ラブラブ像は立派だったが、どこか安っぽい印象を受けたのは、なぜなのだろう。セブ本島にある、マゼランクルスは、キリスト教の善男善女でにぎわっていたが、ラブラブ像のある場所は閑散としていた。
多数派のキリスト教改宗派と少数派の改宗反対派すなわちイスラム教徒の戦いだったから、ラブラブの評価は、後で高まったのであるが、やはりカソリックの多いフィリピンでは、限界があるのだろう。
歴史認識が観光資源を形成させ、刺激が強ければ強いほど価値が高いという仮説をたてているから、ラブラブ像は格好の題材である。今の所、フィリピン以外の地では刺激がたりないのだろう。
フィリピンのアジアにおける相対的経済力は低下している。戦後は、日本に次ぐどころか、超えていたかもしれないのに、なぜなのだろう。大地主制のような気もする。カソリックが原因とするのは、アイルランドのように発展した国もあるから、違うだろう。
マクタン島は、リゾート島のように紹介されているが、空港周りはとてもそんな印象はもてなかった。セブ本島でも、車から見える沿道風景は、四十年前のバンコクの交通渋滞を連想させるから、とてもリゾート気分にはなれなかった。
Grabの運転手には、ラブラブ像の場所から、セブ島のマゼランクルスを回って、空港まで戻ることをGrabをとおさず直接依頼した。1500ペソ欲しいというので、奮発して現金35ドルあげたらよろこんでいた。

関連記事

no image

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 夫婦で旅行 2012年5月2~6日 クロアチア(国連加盟国53か国目)プリトヴィッチェ湖群国立公園、ザグレブ、スプリット、ドブロクニク

プリトヴィッチェ湖群国立公園 プリトヴィツェ湖群国立公園は、クロアチアの国立公園の1つであり、ボス

記事を読む

no image

🗾🎒 🛤✈シニアバックパッカーへの道 20世紀日本の鉄道全線走破と全空港利用  国土の均衡ある発展の実感 

鉄道全線走破については、調査企画課時代に広報誌トランスポートを編集していて、JTBの時刻表あとがきの

記事を読む

🌍🎒 🚖シニアバックパッカーの旅 2019年9月12日朝 盧溝橋へ

2019年9月12日アルバム https://photos.google.com/albu

記事を読む

🌍👜シニアバックパッカーの旅 2018年9月17日 早朝のアルマトイ観光、タジキスタン(国連加盟国116か国目)・ドシャンべ日帰り旅行

https://photos.google.com/album/AF1QipPYxz9aas9tbj

記事を読む

🌍👜シニアバックパッカーの旅 2018.8.11 バスク(🏳‍🌈㉒自治区) パンプローナ、サン・セバスチャン、ビルバオ

 〇パンプローナ サラゴサ17:29発パンプローナ19:22着 Alvia530 2号車5

記事を読む

no image

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2022年5月2日日中  カターニャ

        マッシモ・ベッリーニ劇場 https:

記事を読む

🌍👜シニアバックパッカーの旅 ⑥の4 21日、22日 トリニダートドバコ(国連加盟国106か国目)・ポルトオブスぺイン

21日深夜にトリニダートドバコに到着。いろいろあったが、予定通りの時間ではある。 入管の女性が、帰

記事を読む

November 2, 2016   Survey report No.2 on taxi dispatch application and tourism advertisement in New York by Japanese taxi business CEOs

   We went to the New York Times. In the New York

記事を読む

no image

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2022年8月28日 インド最大の観光資源・ヒンドゥ教

  インド最大の観光資源はヒンドゥ教。海外客にとって最も刺激の強いもの、アトラクティヴなものが、

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 動画で見る世界人流観光施策風土記 2016年2月8~10日 ヨルダン(国連加盟国69か国目) アンマン、ペトラ遺跡

◎ 2月8日~10日 ヨルダン・アンマン① 8日深夜カタール航空で羽田発ドーハ経由アンマンに向

記事を読む

AIに聞く、甘利俊一博士の「脳・心・人工知能」を参考にした、『観光資源反応譜』の提案

人流・観光に関する学生用の教科書として、amazonのkindleで『

シリア、リビア旅行前によむ『アラブが見たアラビアのロレンス』

日本人の一般的な英国のイメージは、映画「アラビアのロレンス」に

『脳・心・人工知能』甘利俊一著講談社BLUEBACKS メモ

AIの基本技術は深層学習とそれに付随して強化学習 そのあと出現した生成

no image
🕌🎒2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅 190か国目イエメン

  Facebook投稿文 https://www.faceb

no image
🕌🎒 2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅 189か国目アフガニスタン カブール

facebook投稿文 2025年7月15日 成田を午後5時に

→もっと見る

PAGE TOP ↑