🌍🎒シニアバックパッカーへの道 1973年 タイ(国連加盟国2か国目)
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最終更新日:2023/06/11
シニアバックパッカーの旅
運輸省勤務時代 役所からの出張は、公用旅券又は外交旅券が必要であり、公務員の私的な旅行は、所属役所の許可が必要とされていた。しかし、その許可に関する法的根拠がないことは、テンミリオン計画作成時に認識することなったことが思い出ふかい。その理由は、日本と国交のない北朝鮮への公務員の渡航を制限すべきとの保守系の国会議員の意見に配慮した結果であった。当時はまだ拉致事件が表ざたに放っていない時代であった。
タイ訪問
1973年自動車局保障課時代にタイに私的旅行をした。パック商品によるものであったから、バンコックのホテルでは、全く知らない者と同室であった。上司の西村課長が、バンコック大使館にいる運輸省から出向していた越村さんを紹介してくれ、ご馳走になった。保障課は、特別会計の仕事をしており、残業代が予算通り支給されていたうえに、残業が多く使う時間がなかった。さらに、全共連が発行する自動車事故判例集の編集の原稿料が入ってきており、旅行するには財政的に困らなかった。勿論税務署には支配調書が届けられており、毎年年末調整で納税していた。原稿料については、公務員バッシングの時代に、オープンにされたと思う。勤務時間中の執筆の問題という問題もあった。噂では、経済白書の執筆者は、その原稿料で家が建てられたという。
保障課では西村氏の後任の深川課長が、海外調査に出かけられた。当時の管理者の海外出張では、走行会が開かれ、羽田までの見送りもあった。そのかわり、帰国後の報告会もあった。当時の海外旅行では、選別、土産の習慣が残っていた。また、日本では、ヘアヌードが解禁されておらず、税関に見つからないように、海外の写真集を持ち換えることも期待されていたから、土産一つも大変であった。
その後、タイにはゆく機会があり、副政策計画官(物流担当)時代にバンコックにあるESCAPの会議に出席した際、日本通運の支店長さんがパタヤビーチを案内してくれた。
そのあとにもESCAP出張があり、会議の合間にインド洋側のプーケットにもいった。運輸省の後輩が一緒であった。
国際運輸観光局時代に、橋本龍太郎大臣に随行してタイに行く。先導車のパトカーへの謝礼を大臣から預かった現金から支払ったことを覚えている。とにかく交通渋滞が半端ではなく、スケジュールにめどが立たないので、パトカーの先導は必要悪。その機会に従弟の二等書記官岩野正史にあう。アフリカ諸都市の交通渋滞を見ると、その時のバンコクを思い出し、交通渋滞はつぎの国の発展につながる証であると確信するようになった。
カンチャナブリ紀行の際のバンコクは2022年のブログに記述してある。
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