*

『公研』 2018年2月号 「日本人は憲法をどう見てきたか?」

公開日: : 観光資源

歴史は後から作られるの例である。
境家史郎氏と前田健太郎氏の対談

日本国民が最初から憲法九条を中心に圧倒的に憲法を守ろうとしていたという通説は、いわば神話であった(境家)1946年5月毎日新聞調査を基にしているが、同調査は「有識階級」調査。
それまで戦争をしていた日本国民が、終戦を境に突如として平和主義者になり、護憲一点張りなるという論理はおかしい。戦前と戦後に国民の意識に断絶はなかった。

50年代改憲運動が挫折した理由は、保守勢力内でも権力闘争の影響が大きい

憲法問題は、自民党一党政権に逆に寄与している。野党分裂の最大の要因が憲法をめぐる立場の違いであり続けている。野党がまとまることを阻害している。
憲法というのはエリートのレベルの対立軸であり、有権者にとっての優先度はそれほど高くない

関連記事

no image

ヒトラー肝いりで建造の世界最大のホテル・プローラ

観光政策というより、福祉政策なのかもしれませんが、現代なら民業圧迫という声が出るでしょう。

記事を読む

no image

天児慧著『中国政治の社会態制』岩波書店2018を読んで

中国民族は概念としては梁啓超以来使われていたが実体のないものであった。 それを一挙に内実化し実体を

記事を読む

『枕草子つづれ織り 清少納言奮闘す』土方洋一   紙が貴重な時代は、日記ではなく公文書

団塊の世代が義務教育時代に学修したことの一部が、その後の研究により覆されている。シジュウカラが言

記事を読む

no image

脳科学と人工知能 シンポジウムと公研

本日2018年10月13日日本学術会議講堂で開催された標記シンポジウムを傍聴した。傍聴後帰宅したら

記事を読む

no image

ジャパンナウ2019年9月号原稿「森光子記念館」

著名人の顕彰施設は著名である限りは存続する。問題は経年変化により著名人でなくなった場合である。文化

記事を読む

no image

『維新史再考』三谷博著 NHKブックス を読んで

p.4 維新というと、とかく活躍した特定の藩や個人、そして彼らの敵役に注目しがちである。しかし、こ

記事を読む

🌍🎒シニアバックパッカーの旅 資料 ハルハ川戦争 戦跡観光資源

  https://youtu.be/RijLPLzz5oU 中国とロシア  

記事を読む

no image

プロテスタンティズムと現代政治 学士會会報NO.927 2017年Ⅵ 深井智朗 pp24-27

マルティン・ルターによる神聖ローマ帝国の宗教の改革は、彼の意図に反して、すぐに政治化し、彼の死後まも

記事を読む

no image

伝統は古くない 『大清帝国への道』石橋嵩雄著を読んで

北京語 旗人官僚が用いていた言語 山東方言に基づく独自の旗人漢語を北京官話に発展させた チャイナド

記事を読む

no image

○『公研』2015年9月号「世界のパワーバランスの変化と日本の安全保障」(細谷雄一)を読んで

市販はされていないが、毎月送られてくる雑誌に公益産業研究調査会が発行する『公研』という雑誌がある。読

記事を読む

PAGE TOP ↑