歴史は後から作られるの例 「テロと陰謀の昭和史」を読んで
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観光資源
井上日召の「文芸春秋臨時増刊 昭和29.7
p.160「血盟団」の名称は、木内検事がそう呼んだので世間のとおり名になった。 二人の若者が二人の要人を暗殺し、いたって簡単な事件に過ぎない
p.157 事件の真相をつかんだのは安岡正篤が時の警保局長松本学に密告したからだ。 おのれに類の及ぶことをおそれてのことだ しかも安岡は内務省の機密費の中から5万円受け取った
文芸春秋臨時増刊 昭和30年6月 原題「風雲児・北一輝」
P259~ 実弟・北聆吉、魔王・北一輝を語るについては、相当美化されている。松本清張の記述と対照的
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