ダークツーリズムの一例
公開日:
:
戦跡観光
ハンフォード・サイト(英語: the Hanford Site)は米国ワシントン州東南部にある核施設群で、原子爆弾を開発するマンハッタン計画においてプルトニウムの精製が行われた場所である。その後の冷戦期間にも精製作業は続けられた。現在は稼働していないが、米国で最大級の核廃棄物問題を抱えており、除染作業が続けられている。
2015年11月、米政府は原爆を開発したマンハッタン計画に関連する研究施設群として、ハンフォード・サイトを含む3か所を国立歴史公園に指定した。他の2か所は原爆を設計・製造したニューメキシコ州ロスアラモス国立研究所、ウラン濃縮を行ったテネシー州オークリッジ国立研究所である。現在は立ち入りが制限されているが、徐々に公開されて2020年[1]には国立公園として整備される予定である[2]。
関連記事
-
-
◎◎5 戦争裁判の観光資源化~東京裁判とニュルンベルグ裁判比較~
ニュルンベルク・フュルト地方裁判所600号陪審法廷は、ニュルンベルグ裁判が開催された法廷として資料も
-
-
中国の環境問題、日米中問題(公研2015年7月号)と沖縄・朝鮮
雑誌『公研』に「爆食」中国と世界の食料問題と題する、村田興文氏と柯隆氏による対話記事が掲載されていた
-
-
保阪正康氏の講演録と西浦進氏の著作物等を読んで
日中韓の観光政策研究を進める上で、現在問題になっている「歴史認識」問題を調べざるを得ない。従って、戦
-
-
保護中: ○日米関係史「開戦に至る10年」2陸海軍と経済官僚(メモ)
明治憲法(67条)は、予算は行政機関に対する天皇の訓令という考え方であり、統治者自身は予算に拘束され
-
-
『ダークツーリズム拡張』井出明著 備忘録
p.52 70年前の戦争を日本側に立って解釈してくれる存在は国際社会では驚くほど少ない・・・日本に
-
-
グアム・沖縄の戦跡観光論:『グアムと日本人』山口誠 岩波新書2007年を読んで考えること
沖縄にしろ、グアム・サイパンにしろ、その地理的関係から軍事拠点としての重要性が現代社会においては認め
-
-
京都、ビガン、マンダレーと戦禍
京都は千年の古都と称されるが、京都駅に降り立ってもそのイメージはわかない。同じ千年の街と呼ばれるベニ
-
-
『骨が語る日本人の歴史』を読んだAMAZON感想文のメモ
「歴史は後からつくられるから、観光資源なぞいつでも作ることができる」と常日頃主張させていただいている
-
-
『満州鉄道 まぼろし旅行』川村湊2002年文芸春秋
資料を活用したよくできたわかりやすい著作物。小学6年生のサツキくんと小学4年生のヤヨイちゃんをつれて
-
-
福間良明著『「戦跡」の戦後史』岩波現代全書2015年を読んで
観光資源論をまとめるにあたって、改めて戦跡観光を考えていたが、偶然麻布図書館で福間良明氏の『戦跡の戦