カンボジアの夕べ
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用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」
五月1日は誕生日。朝は日本晴れ。
夕刻六本木の全日空ホテルでカンボジアの観光宣伝会があり、誘われて参加した。
読売新聞の榎本、神崎氏のほか、運輸省OBの林さんの姿も見えた。
田村観光庁長官が祝辞を述べていたので、あとで久しぶりに挨拶をさせてもらった。
アンコールワットは10年ほど前に旅行したことがあるが、その時の印象からすればずいぶん発展したという感じであった。
googleも取り上げるように、やはり世界一級の観光資源だからであろう。
クメール文化の踊りがアトラクションで披露されたが、安来節や鷺舞に似た踊りで、文化の連続性を感じさせられると同時に、西洋から見ると日本との区別も付かないのだろうと思った。
観光の説明をきき、カンボジアでも中国のプレゼンスを感じさせらる資料の説明があった。カンボジアを訪問する日本人旅行者は19万人に対し、アメリカ22万人、韓国40万人中国69万人、ベトナム96万人という説明をきき、先日のタイの観光宣伝事務所の方の説明での日本の事務所は縮小方向で、中国に事務所を増設する方向であるとの話を思い出した。中国は理由はわからなったが、83万人から数を14万人も減少させているが、日本人観光客数の3分に2近くの数になるのである。インバウンドの掛け声の中で日本の観光力が低下していることに気が付かない日本の現実を再び感じてしまった。
観光投資の説明もあり、日本人がプノンペンから2時間程度のところにキリロム工科大学を設立し、高原リゾート開発も行っているので、旅行会社の協力を求める説明を行っていた。日本人のIT長者の若手の一人が24億円の資金を基に始めたようだ。日本での観光開発や大学設置は市場に限界があると判断したのであろう。スタッフと名刺交換をした。日本の大学とのタイアップも考えられるかもしれない。
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