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安易なフードツーリズム、食育、和食神話への批判

公開日: : 最終更新日:2016/11/25 展開されている人流・観光事業に関する感想等

公研2016年6月号に「食の安全とリスクを考える」畝山智香子(国立医療品食品研究所安全情報部第三室長)と松永和紀(科学ジャーナリスト)の対談が掲載されている。
以下そのメモである。

日本の農産物は安全だ、農業の基準が厳しいという思い込みがあるが、いざ食材を輸出して相手国の基準が日本より厳しいことに気が付くことが多く、ダメと言われるレベルにまでなってしまっている。
海外ではコメに含まれる無機ヒ素が問題になっている。発がん性があるだろうという前提で進んでいる。自然に存在するから天然物の食品の場合ゼロにはできない。一番多く含まれているのはヒジキとコメ。
ヒジキは外国では禁止。問題はコメ。「放射能は一ベクレルも許さない」と言っている人が、なぜコメは完全スルーなのか。玄米の場合日本のコメは2割くらいEUの基準値を超えてしまう。

和食に戻りましょうと言ってきた人に、コメに無期ヒ素が含まれているのはものすごく都合が悪いのです。

長生きできるようになればがんの人が増えるのは当然で、むしろ年齢調整すると減少している。

健康食品の宣伝をメディアが行うが、ほとんど詐欺に近い。特定保健用食品(トクホ)の時代からかなり嘘ばかり。
大手メーカーが「ただの水です」といって水素水を売っているが、これは機能性すらなく、イメージだけ。
痩せるとうたわれてものはほとんど下剤
台湾でアメシバの被害が出ているのに、日本の大手出版社が宣伝している
ウコンが肝臓にいいと言っているのは日本だけ
生肉で食中毒が大量に出ている。なぜメディアがあんなに宣伝するのかわからない。ギラン・バレー症候群になって一生治らない人が出たらどうするのでしょう。
昔はささみを生で食べられたが、今は温水処理の段階で全部がカンピロバクターに汚染されてしまうから危険。

依然として洋食より和食だとか、加工品は食べないようにしましょうという内容を「食育」という名で続けている現状がある。年寄りの単なる思い込みである。
玄米はカドミニウムとヒ素が多いので子供に食べさせるのはやめるべき。
たんぱく質、炭水化物、脂質のバランスを言うのは日本独自で、根拠なし。日本人のナトリウム摂取量が多いのは、ご飯のおかずにいいように味を濃くするから。野菜料理そのもので十分な味と考えればもっと塩分を減らせるから、和食は最大の欠点。

添加物の鉄のほうがヒ素が入っていないので安全だが、日本人は添加物は悪いと思い込んでいる。

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