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シニアバックパッカーの旅 2023年2月13日~3月9日 アフリカ・中東旅行にあたって

公開日: : 最終更新日:2023/05/24 シニアバックパッカーの旅

20歳の時の香港を皮切りに、2023年2月時点で国連に加盟している150か国に、自治区等を含めた約180地域を旅行してきた結果、国連加盟国193か国(日本を含む)に残り42か国となった。残りはカリブ3か国(ハイチ、セントクリストファーネイビス、セントビンセント)太平洋諸国3か国(パラオ、パプアニューギニア、ニュージーランド)、アジア中東7か国(トルクメニスタン、アフガニスタン、イラン、イラク、シリア、イエメン、サウジアラビア)のほかはアフリカ29か国である。今回アフリカ14か国にサウジアラビアを計画したものの、航空会社の途中の経路変更で赤道ギニアには立ち寄ることが出来なくなってしまった。なお、私の場合は、某商社OBの高氏のように入国し1泊するという訪問基準ではなく、空港のトランジットも含めている。ナウルのようにビザ取得が困難で法的な入国手続きを経た入国をしなかったり、ソロモン諸島、ドミニカ国、キリバス等のように航空会社のスケジュールの関係でトランジットのみになってしまったところもカウントしている。タラップに出たり、窓側の席から飛行場を眺めるだけで満足しているところもある。

 今回の費用は、マイレージが7万マイル以上あったので、成田からドーハ経由で、往はルアンダ、復はカルツームをオープンジョーにして、ナイロビ往復を加えれば合計6区間、エコノミーなら燃料サーチャージ33000円で済んだ。JAL片道ずつだと欧州で5万マイルで済むが、燃料サーチャージが10万円近くかかってしまい、特典航空券の意味がなくなってしまうから利用しなかった。JALカードで支払いをすれば、例えば年間200万円として、2万マイル、それにカード会員として搭乗すれば家族3人として15000マイルもらえるから、2年間で7万マイル程度にはなる。現役時代は支払いも多く、9万マイルたまればビジネスに搭乗できたので、たびたび活用させてもらったが、近年では、193か国回るため、マイル使用も節約している。しかし、残されたアフリカ諸国はエチオピア航空等のスターアライアンス加盟社の路線が多く、運賃も高額なため、OneworldのJALカードよりも全日空のカードの方が利便性が高いのではとも思い始めている。

 計画の立て方であるが、google frightと、skyscannerを駆使して、最安値のスケジュールを作る。しかし、1か月前になると運行計画が変わることもあり、多少の柔軟性を持っておかないといけない。LCCが普及して、かなり安く回れるようになってきたが、今回のアフリカは、人流が少なく、LCCも発達しておらず、しかも空港諸税が高い。宿は、Bookingcomを中心に、Tripcom agodaも活用した。カードとネットが使える宿が基本である。チェックイン時間は確認が必要。空港からの距離も重要である。マイレージ会員のラウンジ使用も重要なポイントである。今回は訪問国数を増やすため、空港泊が多くなってしまった。

アフリカ諸国の多くはマラリアの危険があり、日本では購入できない塗り薬をネットで購入(3千円)した。前回のものが残っていたが、念のため新しくした。前回タンザニアでは持参した蚊取り線香も使用したが、マッチが機内持ち込みでは危険物扱いになるので、今回は持参しなかった。防虫スプレーも持参する予定。マラリアは戦前は沖縄でも蔓延地区があり、その昔はローマの湿地帯でも蔓延していたようだ。太平洋戦争時、多くの日本兵もマラリアで命を落としている。父親もビルマで罹患したらしいが、心臓が丈夫で助かったらしい。

黄熱病のワクチン接種済みのイェローカードも必須。前回10年の有効期間が過ぎたので破棄したら、規則改正により無期限になったと知って、1万円損をしてしまった。このように書くと、アフリカは衛生思想に遅れている印象を持つが、そんなことはなく、住民は十分に知識はある。しかし、社会インフラが遅れているので、折り合いをつけて生活をしているのである。日本でも戦後はチフス等が発生している。義務教育で法定伝染病の知識を学ぶのは必要性があるからだ。吉永小百合が看護師役として出演の映画に、日本の山村でチフスが発生したにもかかわらず、観光に影響があるからと村の幹部が隠ぺいに走るシーンがあったことを思いだす。

 

アンゴラ共和国は、入国72時間前までのコロナ陰性証明書が求められていた。時差を考えて、出発日の2月13日の16時ころに、大門にある木下グループの診療所で受けることとした。予約が必要でパスポート番号記入で3500円である。医師の証明ではなく、技術者の証明だが、昨年五月に、フランスでも医師の証明ではなかったが、日本入国はできた。その他の国ではワクチン証明だけで入国が可能であった。入国ビザが不要なのは、サントメプリンシペだけである。アンゴラ、ジブチ、エリトリア、スーダン、カメルーンは大使館で取得、コートジボアール、ベナン、ガボン、サウジアラビア、ケニア、タンザニアは、電子申請手続きで済んだ。今回はパスポートの余白に余裕があったが、次回は15か国を回るのは無理である。

現金については、ATMの利用困難地域が、サントメ、スーダン、ソマリランドであり、現金が必要である。さらに、にわかにATMが見つからない場合もあり、またカード使用も確実ではないから、ユーロとドルはある程度必要である。

全体計画の概要 アフリカ2023年3月

 

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