🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2014年8月9日~12日 平壌、開城、板門店(4)
公開日:
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最終更新日:2023/06/13
シニアバックパッカーの旅
◎米軍へのこだわりが観光資源にも反映されている。
まず朝鮮戦争。金正恩第一書記になってから建てられた戦争博物館で、テジョン攻防を再現している360度のジオラマを見せられた。

朝鮮戦争の戦利品も保管して見せている。昔懐かしいプエブロ号も係留してあった。ベトナムにあるベトコン(今の若者には死語かもしれない)が張り巡らせた地下トンネルもそうだが、とにかく米軍に負けなかったものとして、国の光を見せる観光資源になっている。
説明を受けていてこれまで私が理解していなかったことで明らかになったのは、1945年日本がつ朝鮮統治を放棄したのち、朝鮮半島は沖縄と同様アメリカの直接軍政下にはいったということであった。日本本土は直接統治を持ちかけられたものの、日本政府が働きかけて何とか間接統治にしてもらったのである。
なお、中村安希のレポートでは、核兵器問題や金正恩第一書記について同世代の者として率直な感想を書いている。http://akinakamura.net/?cat=373
核兵器の取り扱いについて、日本は日米、日中、日韓問題とあわせて、複雑な関係になるが、政治と観光を分離することができるのか、これからの課題である。
ガイドさんから日本軍関係の展示のことについても感想を聞かれた。私は1970年に行った初めての海外旅行が台湾、香港で、そこで当時の日本軍をめぐる戦争スパイ映画(今の感覚では反日映画ということになろう)を見た経験を伝え、好奇心を以て見れば面白いと答えておいた。日本人観光客を招く場合に気になるところであろう。ついでに、歴史も伝統も後からどんどん新しくなるから、これからも変化するということを伝えた。板挟みになるガイドさんは大変であろうが、それだけに重要な仕事である。日本の通訳案内士制度は要らないと思うが、北朝鮮においては極めて重要な仕事である。
◎いよいよ出国
北朝鮮を旅行するまでは、私も「世界新聞」の記事を書いている三矢英人と同じ意識でいた。(http://sekaishinbun.net/2014/06/05/north-korea-tour)。同氏はブログで「強制的に連れて行かれる観光名所」と表現しているが、日本も各地に行けば、観光客の嗜好に関わらず郷里の偉人や昔の殿様の話を繰り返し聞かされることがあるから、多少のことは許容すべき。四国に行けば二言目には弘法大師の偉業を聞かされる。次に「99.9%問題ないと分かっていても、無事北朝鮮から出国し中国に戻ってこれたことにホッと胸をなでおろしました」と正直に書いているのは、一般観光客の反応でもあろう。拉致問題の後遺症であるから、残念ながら時間をかけて両国の関係を改善する以外にないであろう。一つのアイデアとして、日本はB級グルメブームだから、盛岡冷麺等話題になっている地域との連携考えてプロモーションをしてはとガイドさんに話をしておいた。一つくらいは先行投資として他地域より先んじようという地域があることを期待したいが、日本人の横並び意識は絶望的なくらい強いものであるから無理かもしれない。
右側の建物は新しいターミナルビルである。計画経済であるからであろうか、減価償却概念を取り入れていないとすれば、
時間観念も民間企業とは違う。といって日本の官庁にも減価償却概念がしみ込んでいるわけではなく、公共工事は予算主義であるから、北朝鮮を一方的に批判するわけにはいかない。
減価償却や利子の概念が発達しないことは直接マルクス主義と関係がないように思うが、崩壊時のソ連を訪れた時にも、建物の建設・管理が時間観念なく進められていた印象をもった。現在の北朝鮮でも、在庫管理概念が発生しないであろうから、物流概念も生まれないし、当然人流概念も理解しづらいであろう。
今回の旅行の全写真 google photo のアルバム「北朝鮮」
https://photos.google.com/album/AF1QipOM2M43PX1t6AKn_zNVw9O40PQvyoxLdEjQe_qU
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