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シニアバックパッカーの旅 動画で見る世界人流観光施策風土記 2016年11月1日 チームネクスト合宿 in ニューヨーク 1日目

公開日: : 最終更新日:2023/05/19 シニアバックパッカーの旅, ライドシェア, 配車アプリ

チームネクストでニューヨーク合宿を行った。メンバーにタクシージャパンの熊沢氏が参加されたので、ロンドン合宿と同様に、いずれ紙面で充実したレポートがなされることを期待し、私見を織り交ぜながら既述した。

11月1日成田に集合。東京以外の人は前泊の人が多かったようだ。11時の出発であり2時間前のチェックイン。9時集合ということで家を7時に出る。大江戸線で大門乗り換えで後は成田まで都営と京成の相互直通、乗り換えなしで行ける。30分に一本、1200円だから安い。空港駅でVISAカードで140円のJR切符を購入。最低金額でもいいから、カードで交通費を購入すると、VISAゴールドの保険金額が1千万円から5千万円にアップされる。購入しないと一千万円のままでゴールドの意味がない。今回キューバ旅行に行くため、保険の証明がいるということで初めて分かったことである。クレジットで購入できるのはJRだけで、ニューヨークと異なり日本では私鉄も地下鉄もクレジットが使えないから、遅れていることをあらためて実感した。

◎ ESTA

今回のNYは私にとってはJR出向中以来であるから二十年ぶり4回目である。9.11以降にセキュリティーが厳しくなったのは経験済みだが、ESTAが必要となってからは初めてである。ESTAは取得するのもネットから可能で便利であり、米国に入国する際には機械で処理できるから慣れてくると便利である。

日本出入国時の電子入出管手続き用の電子登録も、パスポートを更新すると無効になってしまったので、今回ようやく再登録できた。電子手続のために紙で申請しなければならないのはどこかおかしい気がする。また、登録は日中の時間しか受け付けていない。前回は往復とも羽田からの深夜便であったから、今回ようやくできたのである。

米国入国のほうは意外と簡単で、どこの国でもやっている写真と指紋登録だけである。ESTAによる登録が事前になされているからであろう。指紋登録ができていると、次回からは機械認証で済む。しかも日本語版が機械にインストールされているから便利である。ナッソーでは、マイアミに入国するまえに行えるようになっていた。カナダでも同様だと聞いている。やはりシステムを作り上げる力というものをアメリカは持っているのであろう。日本はなまじ手作業をうまくこなすため、その分必要性が低くなってしまう。皮肉なものである。

訪日客を4千万人にする目標が建てられているが、現実は中国、台湾、香港等からの旅行者の増加に期待せざるを得ない。二千万人を超えるアメリカカナダ間人流のように、中国大陸で日本への入国手続きができるようにしないと、日本の空港は大混雑するであろう。しかし、ヴィザ問題一つでも慎重な日本政府の入管当局が、それを認めるだけの方針が打ち出せるか疑問である。

◎夏時間の終了

今回は大統領選挙(11月8日)の最中であり騒がしいが、それよりも11月6日夏時間が終了するので、気を付けるようにと現地のガイドから注意を受けた。多分これまでの経験で、旅行会社もトラブルの経験が多かったのであろう。一時間とはいえ集合時間等がずれると大騒動である。私の場合については実際のことはアンティグアのブログを読んでもらいたい。写真はトランプタワー
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◎ WIFI

携帯はデータ通信をOFFにして法外なローミング代金を節約することにしている。FREE WIFIを活用できる機会が多くなってきたからだ。しかも、チームネクスト事務局がポータブルルーターを持ってきているので、事務局のそばにいるときは便利だ(事務局がルーター代金を支払っているので、その分は実質有料である)。ニューヨークは地下鉄構内や街路の各所、一部の公園の中も無料である。

宿泊先のホリデイイン57thは禁煙室であり、室内で喫煙すると、250ドルの掃除費用のチャージがされるとテーブルの上に注意書きが置いてあった。キューバのホテルでも同じ表示がされていたから、国際的なやり方なのかもしれない。コーヒーはカートリッジ式になっていた。これもキューバも同じでったから、いずれ日本にも普及するであろう。掃除が簡単である。

バスタブは、お湯を流しっぱなしにするとあふれ出て、これも罰金ものであるが、罰金がいくらかまでは注意書きがなかった。私も失敗したことがあるが罰金を取られたことはない。金属製の石鹸置きがバスタブの中にあり、裸で入浴するから、けがをする危険性がある。誰か経験するだろう。クレームが出る可能性もある。

◎Uberの出迎え

10時に空港に到着した。道中、チームネクスト前会長の兼元氏が前回ニューヨークで発見したという、Uberの「求人広告看板」を見ながら、チェックインまで昼食をはさんでバスでの市内観光をした。ボケ解消にはよいアイデアである。広告はドライバー募集の広告である。写真はわかりづらいと思うが一応掲載しておく。
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実はUberの宣伝はもっと進んでいた。マイアミからメキシコシティ行きのアメリカン航空の機内でUberの宣伝を離陸前のディスプレイで見させられた。メキシコにもUberが進出しているからである(帰路メキシコで確認したところ、ホテルの周りに数台待機していた)。おまけに世界の大都市に進出していると宣伝していたから、なんとなく東京が取り残されているのかと思ってしまう。
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uberの機内宣伝動画

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マンハッタン中心部と南部以外が慢性的に流しのできるタクシー不足であり、その不足を解消するため、数千台グリーンキャブが新たに導入された。この流しのできるグリーンキャブは空港付近ではよく見ることができた。
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ガイドさんの話では、イェローキャブのメダリオンは7千万円だと言っていたから少し下がったのであろう。事前調査では1億円であった。ドライバーはほとんどが外国から来た定住権を持った者であるとのこと。ニューヨーク市のFACTBOOK(私のブログでも記載してある)ではバングラディッシュが多かったようにおもう。車窓から、旅行業試験で数年前に出題された、ミートパッキング付近の空中トレイルが見られた。新しい観光資源である。大都会の貨物廃線敷を活用する発想はなかなか思いつかいないものだ。姫路のモノレールは廃止後50年間あまざらしのまま放置されてきたが、何か知恵はなかったのかと思う。
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道中見かけたSHAKE SHACK というハンバーガー店が有名で、有楽町の都庁後にもあるそうだ。写真は夜とったもの。
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新宿JR東日本本社前のドーナッツ屋もひところ行列がついていたが今では閑散としているから、都会の魅力は話題になる店がいつもどこかにあるということであろう。TSUTAYAの公立図書館も話題先行で最近は反動が来ている。

グランドゼロは最大の観光資源になっていた。ウォール街に巨大な牛の像があり、多くの観光客が記念撮影をしている。人間はどうしても神を存在させてしまう生き物なのである。
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市内は道路混雑でいたるところで工事もしていた。ビル建設でも公道を使用するので問題だとガイドは憤りをぶつけていたが、多分工事がなければその分自動車が増加して混雑は変わらないのであろう。それにしても東京の車の混雑を経験しなくなったので久しぶりであった。

 

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