*

Quoraに見る歴史認識  日本には高校の日本史の教科書に載っている南京事件(南京大虐殺)をなかったと主張する人が高学歴の人にもいるのはなぜですか?

公開日: : 最終更新日:2020/12/01 歴史認識

敗残兵が大量に流入した状態で司令官が降伏手続きを取らずに逃亡してしまった大都市を占領するのですから、市民への被害がゼロと言う訳には行きません。

国府軍兵士は戦時国際法には疎かったのか、敗残兵が軍服から平服に着替えて不意打ちしてくる事例が多々ありましたので、これを摘発する際に誤認による市民の巻き添えが発生した事例はそれなりにあるでしょう(現場の兵士の経験談で、戦場帰りは着替えた程度ではダメで体臭でほぼ判ったと言う話もあります)。しかし、軍の命令に基づく「市民」に対する組織的な虐殺など行われていません。

日本軍による市民虐殺の証拠として喧伝された写真には、中国側の同士討ちによるものであったり、全く別の時期や場所で撮影されたものが相当数含まれており、政治的な意図によるでっち上げの存在が強く疑われます。

なお、上海~南京間での国府軍兵士の死亡数が20万~30万に達した可能性はあります。国府軍の動員規模と第二次上海事変~南京陥落の戦局推移からすると不思議な数字ではなく、日本側が戦場掃除に雇った現地業者の報告書からも推測できます。

また、日本軍兵士の手記等で捕虜の大量殺害の話が異様に多く、特定の部隊に限られた物でもないので、軍中央から捕虜の処断について国際法違反の指示があったことが強く疑われます。

関連記事

 『シュリューマン旅行記』 清国・日本 日本人の宗教観

『シュリューマン旅行記 清国・日本』石井和子訳  シュリューマンは1865年世界漫遊の旅に出か

記事を読む

no image

You-Tube「Cruise to Japan in 1932」に流れる「シナの夜」

1932年は鉄道省に国際観光局が設置されて2年目、インバウンドが叫ばれる現代と同じような時代である

記事を読む

no image

「戦争を拡大したのは「海軍」だった」 『日本人はなぜ戦争へと向かったのか戦中編』NHKブックス 歴史は後から作られる例

https://www.j-cast.com/bookwatch/2018/12/09008354

記事を読む

no image

園田、石原も認識していた尖閣問題棚上げ論      川島真『21世紀の「中華」』を読んで

気になったところを抜き書きする。 外国人犯罪者の数で中国人の数が多いが、在留率が30%と多い

記事を読む

『ニッポンを蝕む全体主義』適菜収

本書は、安倍元総理殺害の前に出版されているから、その分、財界の下請け、属国化をおねだりした日本、

記事を読む

no image

『二・二六帝都兵乱』アマゾンの書評

著者は軍制、軍事面からアプローチしていると言っているが、それだけではない。当時の社会の通念、雰囲

記事を読む

『徳川家康の黒幕』武田鏡村著を読んで

私が知らなかったことなのかもしれないが、豊臣家が消滅させられたのは、徳川内の派閥攻勢の結果であったと

記事を読む

歴史認識と書評 岡部伸『消えたヤルタ密約緊急電』

書評1第二次世界大戦のことを勉強してもここまでたどり着く人たちはなかなかいないだろう。上面な敗戦処

記事を読む

no image

書評 三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』日本の近代化にとって天皇制とは何であったか

日本の近代とは明確な意図と計画をもって行われた前例のない歴史形成の結果 前近代の日本にはこれ

記事を読む

no image

保阪正康氏の講演録と西浦進氏の著作物等を読んで

日中韓の観光政策研究を進める上で、現在問題になっている「歴史認識」問題を調べざるを得ない。従って、戦

記事を読む

デンバーからソルトレイクシティー

シカゴからソルトレイクシティーにcoachで向かい

ミネアポリスからポートランド エンパイアビルダーからの車窓

1. 車窓からのハイライト ミネアポリスを夜に出発し、西へ向かう行程

ニューメキシコ レッドロック

サウスウェストチーフの車窓からの風景で、深紅のサメと呼ばれるところは、

no image
ロシア旅行の前の、携帯wifi準備

https://tanakanews.com/251206rutrav

no image
ロシア旅行 田中宇

https://tanakanews.com/251205crimea

→もっと見る

PAGE TOP ↑