歴史は後からの例「殖産興業」
武田晴人『日本経済史』p.68に紹介されている小岩信竹「政策用語としての「殖産興業」について」『社会経済私学』37巻2号1971年 この言葉はその時代の政府が自らの政策を表現したと言葉ではなく、後世の人々がこの時代を振り返り、命名したものだということである。大久保利通の建議書には「勧業殖産」はあるが「殖産興業」はない。これに対して「富国強兵」は当時から明確に意識されていた
同様の例は「大正デモクラシー」等で、戦後作られた言葉。「ツーリズム」は20世紀には新聞では使用されていなかった。
関連記事
-
-
DVD版 NHKスペシャル『日本人は何故戦争へと向かっていたっか』第3回「熱狂はこうして作られた」(2011年2月27日放映)を見て 麻布図書館で借りて
メディアが戦争をあおり立てたというおなじみの話がテーマ。 日本の観光政策が樹立されていく1930年
-
-
コロナ後の日本観光業 キーワード 現金給付政策を長引かせないこと、採算性の向上、デジタル化、中国等指向
今後コロナ感染が鎮静化に向かうことが期待されているおり、次の課題はコロナ後の回復に向けての施策に重
-
-
書評『法とフィクション』来栖三郎 東大出版会
観光の定義においても、自由意思を前提とするが、法律、特に刑法では自由意思が大前提。しかし、フィク
-
-
『枕草子つづれ織り 清少納言奮闘す』土方洋一 紙が貴重な時代は、日記ではなく公文書
団塊の世代が義務教育時代に学修したことの一部が、その後の研究により覆されている。シジュウカラが言
-
-
『初期仏教』 馬場紀寿著
初期仏教は全能の神を否定 神々も迷える存在であるので、祈りの対象とならない
-
-
動画で考える人流観光学 リーマン予想 素数
ゲーテルの不確定性原理 https://youtu.be/hEG1cWJD
-
-
『鎌倉時代の交通』新城常三著 吉川弘文館
交通史の泰斗新城常三博士の著作物をはじめて読む。『社寺参詣の社会経済史的研究』が代表作であるが、既
-
-
QUORAに見る歴史認識 香港国家安全法制は怖くない
この回答は次の質問に対するQuora英語版でのJohn Chiuさんの回答です (ご本人は翻訳の成
