*

『コンゴ共和国 マルミミゾウとホタルの行き交う森から 』西原智昭 現代書館 

公開日: : 最終更新日:2023/05/21 出版・講義資料, 観光学評論等

西原智昭氏の著書を読んだ。氏の経歴のHP http://www.arsvi.com/w/nt10.htm

エコツーリズムに対する批判は強烈である。


p161では、熱帯林地区ではツーリズムは野生生物保全手段にはなっても、伐採にかわりうる大規模な経済資源にはなり得ないと記述する
欧米主導型で作られてきた昨今の「エコ」ツーリズムは、一体どこまで環境配慮型といえるのか、写真を撮ることに夢中になる等を「エゴ」ツーリズムと批判する。
私も観光は本質的に環境破壊であり、両立しないということを認識すべきであると思っているので共感を覚える。環境が大事なら観光はあきらめるべきである。両者を調和させることは観光側からはできない。別の次元で考えるべきでエコツーリズムなどというどこに調和点を求めれるべきかわからない考え方は中止すべきであろうと思っている。

同じことは文化の保護にも言える。先住民への影響は、「定住化と貨幣経済」「近代教育と宗教」だと厳しく氏は指摘する
p133で、ピグミーのショーのことを紹介し、入場料はほとんど酋長のもとに集まってしまうことを記述している。
アイヌの「七五郎沢の狐」はピグミーとテーマが共通

日本人の三味線撥へのこだわりがマルミミゾウの捕獲につながることも指摘。
ガボンでのザトウクジラ捕獲数確保のため、JICAプロジェクトが国際協力を実施し、商業捕鯨が継続している。
世界動物園水族館協会は日本動物園水族館協会にイルカショーの廃止を推奨したところ、いくつかの水族館が日本動物園水族館協会を脱会 。しかし、イルカはストレスがたまり一、二年で死亡してし

ガボンのロアンゴ国立公園の海岸にて。夕暮れ時に撮影してたら、マルミミゾウが走り出して来たんで焦って逃げた

関連記事

書評『大韓民国の物語』李榮薫

韓国の歴史において民族という集団意識が生じるのは二十世紀に入った日本支配下の植民地代のことです。

記事を読む

no image

塩野七生著『ルネサンスとは何であったのか』

後にキリスト教が一神教であることを明確にした段階で、他は邪教 犯した罪ごとに罰則を定める 一

記事を読む

no image

2019年11月9日日本学術会議シンポジウム「スポーツと脳科学」聴講

2019年11月9日日本学術会議シンポジウム「スポーツと脳科学」を聴講してきた。観光学も脳科学の

記事を読む

no image

虚数 四元数

https://youtu.be/ctj0GWhsykE

記事を読む

no image

「第3章 流入する他所者と飯盛女」武林弘恵著『旅と交流に見る近世社会』清文堂

旅と交流にみる近世社会 高橋陽一 編著    

記事を読む

no image

2022年8月ジャパンナウ観光情報協会原稿 アフターコロナという名の観光論 原稿資料

 ◎ジャパンナウ原稿案 2020年冬から始まった新型感染症は日本の人流・観光業界に

記事を読む

no image

コロナ後の日本観光業 キーワード 現金給付政策を長引かせないこと、採算性の向上、デジタル化、中国等指向

今後コロナ感染が鎮静化に向かうことが期待されているおり、次の課題はコロナ後の回復に向けての施策に重

記事を読む

no image

言語とは音や文字ではなく観念であるという説明

観光資源を考えると、言語とは何かに行き着くこととなる。 愛聴視して「ゆる言語学ラジオ」で例のエ

記事を読む

no image

現代では観光資源の戦艦大和は戦前は知られていなかった? 歴史は後から作られる例

『太平洋戦争の大誤解』p.183 日本人も戦前はほとんど知らなかった。戦後アメリカの報道統制

記事を読む

『ざっくりとわかる宇宙論』竹内薫

物理学的に宇宙を考察すればするほど、この宇宙がいかに特殊で奇妙なものかが明らかになる。マルチバー

記事を読む

no image

1. シカゴで安全・安い・立地が良いホステル(3つだけ厳選) シカゴ

2026年4月20日 AMRAKの現状認識

◎日本のシステム 線路はJR旅客会社が保有し、JR貨物は「樹液の範

no image
2026年4月20日 ロス發サウスウェストチーフ号の沿線見どころ

サウスウエスト・チーフの線路は、ほぼ全区間が貨物鉄道会社 BNSF(B

AIに聞く USレールパスによるAMTRAK乗車方法

US Rail Pass(USA Rail Pass)を1月19日に購

no image
2026年4月20日 LITTLE TOKYOでの過ごし方 GEMINI回答

1. ビバリーヒルズからリトル東京への移動 公共交通機関を利用する場

→もっと見る

PAGE TOP ↑