ヘルシンキのKutsuplus Maasより先にあったもの
公開日:
:
最終更新日:2023/05/29
ライドシェア
㈱システムオリジンから出版した「観光・人流概論」169ページにヘルシンキのKutsuplusを紹介させてもらっている。チームネクスト調査団の一員として、2014年にロンドンのタクシーアプリを調査した帰りに、ヘルシンキに立ち寄りKutsplusを調べたからである。それが、ようやくMaasになったのか、日本でも専門家の間で紹介されるようになったが、Kutsuplusの時は全く関心が示されなかった。

Kutsuplus自体は予約のできる一種の呼び出し型の、ヘルシンキ地域交通局が経営するミニバスシステムで、それ自体は日本の方がはるか昔から実施されているものである。垣間見たミニバスは、三月という寒い時期でもあり、残念ながらあまり乗客は見かけなかった。
そのころでも、ヘルシンキ市では、個人の自動車が必要なくなる研究をしていると報道されていた。カープール、タクシー、地下鉄、トラム、自転車シェアリング等に加え、Uberのようなメカニズムも一つのアプリの中に取り込もうと考えていると報道されていたので、当然Uber調査に行った私としては、帰りに見に行ったのである。
その意味では、㈱システムオリジンが「観光人流概論」を出版し、いち早くMaasの前身であるKutsuplusを紹介しているのは、先見の目があると思われる。また、国ではなく、ヘルシンキ市という自治体の取り組みであることも重要なのであるが、なぜか日本のMaasに関心を持つ者には認識が薄いのは残念である。
関連記事
-
-
ライドシェア(Lyft)容認の際のニューヨーク市交通委員会委員長のテレビ発言
Lyftがニューヨークで認められた際のニューヨーク市交通員会委員長(女性)のCNBCのテレビ出演での
-
-
Google日本とBRIDJセミナー
1月28日Google日本の陣内裕樹氏に面談させてもらい、六本木ヒルズのオフィスを見せていただきまし
-
-
貸切と乗合の相対化~BRIDJ、Kutsuplus、Maaxi等の発生~
乗合(a shared journey)と貸切(an exclusive journey)の相対化は
-
-
運送機能(施設提供、労働者派遣及び集荷集客)の分化に逆行する道路運送法解釈
金沢学院大大学院で非常勤講師の教鞭をとったのが気象庁次長時代の2001年。五千円以上の報酬を受け取ら
-
-
ヘルシンキのシェアリングエコノミー・サービス「Whim」
ヘルシンキのWhimがNewspicksで取り上げられて、好意的なコメントが多かった http:/
-
-
動画で見る世界人流観光施策風土記 チームネクスト・ロンドンタクシー事情調査にあたって
○ ロンドンタクシー事情調査 3月中旬にチームネクストの事業として、ロンドンのタクシー事情を調
-
-
🌍🎒 🚖シニアバックパッカーの旅 動画で見る世界人流観光施策風土記 マニラのタクシー、ライドシェア、レンタカー事情 ~第三回チームネクスト海外調査 ~
https://lh3.googleusercontent.com/2I9kWuYbrKfmTUWG
-
-
在日中国人の観光客用「白タク?」行為の合法・非合法論議
問題定期 在日中国人が、中国のHPに自家用車による都市観光や空港送迎を、人民元建てで広告宣伝し
-
-
「セブンタクシーが山手線で中国語広告を出したワケ」
日経ビジネス2015年4月10日に、「セブン銀行が山手線で中国語広告を出したワケ ATMのガラパゴス
-
-
🗾🚖シニアバックパッカー 2019年2月4~5日 チームネクストi 淡路島 Uber見学
チームネクストのUber見学に参加するため、久しぶりに淡路島に行ってきた。 大阪空
- PREV
- ゲルニカ爆撃事件の評価(死者数の大幅減少)
- NEXT
- Nikita Stepanov からの質問
