🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2023年2月18日 コートジボアール(国連加盟国153か国目)隣国と緊張 白い霞
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最終更新日:2023/06/12
シニアバックパッカーの旅
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イボワリテ民族主義
アビジャンはコートジボワール南東部に位置し、エブリエ潟に面した街である。1933年に仏領コートジボワールの首都になった。コートジボワール独立の 1960年以降、プラトー地区には高層ビルが林立し、「西アフリカのニューヨーク」とも呼ばれたりした。1983年に首都をコートジボワール中部のヤムスクロに譲ったものの、現在でもフランス語圏アフリカ最大の都市には変わりはない。アビジャン市内の観光施設としては、国立博物館、サン・ポール教会(カトリック教会で、高速道路沿いで奇抜な形をしている)がプラトー地区にあり、多くの洗濯屋が水辺で洗濯をしているので有名なバンコの森がアジャメ地区にある。
人口450万のアビジャンはエブリエ潟を取りかこむように、プラトー、トレッシビル、アジャメ、ココディ、アボボ、ポール・ブエ、ヨープーゴン、マルコリー、アッテクベ、クマシの10の区が広がっている。市の中心街はプラトー地区で、ここに政府官庁や企業が多く立地し、高層ビルが立ち並んでいる。東のココディ地区は高級住宅街で、大使館や豪邸が立ち並ぶ。南のトレッシビルは下町であり、アビジャン・ニジェール鉄道の駅がある。北のアジャメも下町であり、アビジャン最大の市場や長距離バスターミナルがあり、多くの人でにぎわっている。



寺院のそばの公園からのエブリーラグーンの風景

例年12月から3月までがハルマッタン(サハラ砂漠から吹く砂を含んだ風)の季節でアビジャン市内は白い霞に包まれたようになることがある。
◎コートジボワールの国土は、日本の面積から四国の面積を除いたぐらい大きさ。コートジボワール最大都市のアビジャンは、2月や3月には気温が高く湿度も高い。コートジボワールには63もの民族が住んでいる。コートジボワールはチョコレートの原料になるカカオの世界生産の35%を占め、世界最大の生産国。日本に輸入されるカカオの半分以上はガーナ産。コートジボワールは西アフリカ最大のコーヒー豆の生産国で、気候の関係でアラビカ種が栽培できないので、インスタントコーヒー用のロブスタ種が栽培。そして、これらのコーヒー豆は国内で飲まれているほか、インスタントコーヒーとして全世界に輸出。コートジボワールは1960年代から70年代にかけて工業化が進み、アビジャン市内には、石油精製所、食品加工(インスタントコーヒー、固形ブイヨン、飲料、チョコレート、パスタ)工場、洗剤・石鹸工場、文具工場などが存在。それらで生産された商品は国内消費だけでなく、西アフリカ諸国にも輸出。それらの工業を支えている電力は、火力と水力で発電し、国内への送電だけでなく、ブルキナファソ、ガーナ、マリなどの近隣諸国にも売電。コートジボワール人の食べ物は多彩で、米は国産米もあるが、不足分はタイ米やアメリカ米などを輸入。プランテンバナナ(生食しない)は、蒸かして食べ、もちにして食べる。とうもろこしもまた焼きとうもろこしにして食べ、粉にしたものをもちにして食べる。キャッサバは蒸かして食べるのもよし、もちにしたり、アチャケ(北アフリカのクスクスみたいなもの)にして食べる。キャッサバは腹持ちがよく、安価なので、コートジボワール人はよく食べる、トマト、オクラ、たまねぎ、ほうれん草などの野菜と魚か肉を煮込んだものを一緒に食べる。フランスの植民地だったので、美味しいフランスパンを安価で買うことができ、パスタもアビジャン市民には親しまれている。特にスパゲティとレバーとトマトソースを絡めたものなどは、マキ(簡易食堂)で簡単に食べられ、かつ美味しい。昔からヨーロッパ人が多く住んでいたので、ロングライフ牛乳でない、普通の牛乳も購入することができ、ワインも比較的安価に購入することができる。その他、中国人農民がいて、青梗菜、きゅうり、白菜なども購入することができる。

コートジボワールでは首都機能があるアビジャンが一番の都市として栄えている。ここにはニューヨークのように高層ビルが立ち並んでおり、人口の数は横浜市を超える470万人。さらにはポール大聖堂やプラトー地区など魅力的な観光スポットがあり、街の歴史も100年と古く、フランス人によって建設されたのが起源です。アビジャンはまさに首都らしい首都。

治安 コートジボワールはけっこう治安が悪い国、最近まで二度の内戦が起きた。一回目は2003年に起き国内が南北に分裂する事態が起きた。北部は前大統領が指揮する反乱軍、南部は現大統領を中心とした政府軍がそれぞれ支配。その被害は想像絶するもので2万人の国民が難民になったほどだと言われている。コートジボワール内戦は2011年まで実質8年も続いた。 コートジボワールとガーナはお互いライバル同士で、扱う言語も全く違います。なので、国境では両国のにらみ合いが続いている。特に石油など資源の取り合いが問題。しかも、両国はそれぞれ違った国境線を主張、内戦とは別のベクトルで激しい争いが続いていた。 リベリアとコートジボワールの国境もかなり緊迫した情勢。国境付近は国内と比べて治安が悪く、土地争いが頻発。中にはリベリアの兵士が国境を越えて村を荒らす事態にまで発展。ここを観光したいなら、治安情報を事前に確認。 コートジボワールはまだまだ治安が悪いところが多いため、観光の際には注意が必要。国内では富裕層を狙って金品を非合法に奪う強盗が多い。中にはタクシーの運転手と強盗がグルになる例も少なくない。しかも、テロが頻繁に起きているところもある。狙われてしまったら一巻の終わりなので、巻き込まれることのないように。
アビジャン



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