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文学は戦争とともに歩む   『戦争を読む』岩波新書 中川成美著

もし文学が、人間を語る容れ物だとしたら、まさしく文学は戦争とともに歩んだのである。しかし、近代以降の戦争は、そのような叙事詩的なあるいは牧歌的な語りを超えてしまった。
近代の文学には、事前的に近代の戦争が組み込まれている。それは、近代の文学が、近代の国家が生み出した一つの制度だからだ。

「観光は戦争とともに歩む」ともおもっていたから、つい手に取って読んでみた。
70冊の文学作品が紹介されているが、どの一つをとっても、人を移動させて見に行きたくさせるものであり、事実化フィクションかは、観光資源の場合、問題としないのである。

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