*

ふるまいよしこ氏の尖閣報道と観光

公開日: : 最終更新日:2023/05/30 出版・講義資料, 歴史認識

ふるまいよしこさんの記事は長年読ませていただいている。
大手メディアの配信する記事より、信頼できると思っている。

2013年中国人の海外旅行が大きくのびている時に、訪日客だけ減少したことを、大学の講義をはじめ各所で私は解説しているが、その原因が官製デモであることをふるまい氏は解説している。
http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2012/10/post-567.php

この記事の要点を今度Newspicksのコメント欄で記述されていた。
https://newspicks.com/news/1510241?ref=notification
その内容は下記の通り「日本の新聞社や出版社に務めたことのないわたしがフリーランスの「どこの馬の骨」ライターとして、一部の読者に記事を読んでいただけるようになったのは、こうした日本メディアの姿勢のおかげだとずっと思っています。
記者証も、えらそうな企業の名前のついた名刺ももたず、「どこ馬骨」ですからもちろん「ジャーナリスト」なんて恥ずかしくて自称できず、さらには社内の先輩後輩の関係で紹介してもらったおエラ方の取材はできませんでしたが、大メディアの右に倣え報道のお陰でどんだけ取りこぼした題材があったか。それをずっとほそぼそと記事にしてきました。
まぁ、お陰で2012年の反日デモを一斉に「中国政府内の権力闘争の賜である」と書いた日本メディアさんを無視して、現地での取材をもとに「いや、あれは日本政府が中国指導者のメンツをぶっつぶした腹いせだよ」と書いて、某誌の特集記事のトップを飾らしてもらいました(http://bit.ly/2mb7784 )。その後中国政府関係者も日本政府の訪中団に同様の言葉を漏らし、「あの記事のとおりだったね」と某ジャーナリスト氏からお褒めの言葉をいただきました(それでも大手メディアは論調を軌道修正しなかった)。」
民主(民進)党の野田氏の失策は、蓮舫氏を党首にかずいたことよりも、尖閣問題を先鋭化したことにあり、そのおかげで日本の国粋主義者まで勢いづいたことだ。

ふるまい氏の記事でもう一つ観光に重要なことが
「また、今みたいに政府主導の訪日観光客がわんさかと来て対応できずに大騒ぎになるずっと前に、中国人観光客の素直な日本旅行の感想をまとめて(http://bit.ly/2rDKH36 )」おられることだ。極めて当たり前のことが、日本人特殊論や日本文化特殊論的記事の前にかき消されてしまっっているのは嘆かわしい。というか、今後の政策遂行に大きな障害となるのである、

関連記事

『国際報道を問いなおす』杉田弘毅著 筑摩書房2022年

 ウクライナ戦争が始まって以来、日本のメディアもSNSもこの話題を数多く取り上げてきている。必ずし

記事を読む

no image

『中国人のこころ』小野秀樹

本書を読んで、率直に感じたことは、自動翻訳やAIができる前に、日本型AI、中国型自動翻訳が登場す

記事を読む

no image

Quora 徳川秀康は、関ヶ原の戦いに、真田家の妨害で遅刻しましたが、将軍になれました。関ヶ原の大失敗の後に汚名を返上するような仕事をしたのでしょうか?

のちの徳川二代将軍秀忠はいわゆる「関ヶ原の戦い」に参加していませんが、これは「遅刻」なのでしょうか

記事を読む

no image

『生成文法』書評

「人間の言語習得は知性の獲得を証明するものではなく、単に種の進化の延長であるーー。」はじめてこの

記事を読む

no image

『カジノの歴史と文化』佐伯英隆著

IRという言葉の曖昧さ p.198 シンガポールにしても、世界から観光客を集める手法として、

記事を読む

no image

2019年11月9日日本学術会議シンポジウム「スポーツと脳科学」聴講

2019年11月9日日本学術会議シンポジウム「スポーツと脳科学」を聴講してきた。観光学も脳科学の

記事を読む

no image

平野聡著『大清帝国と中華の混迷』を読んで

ヴァーチャル旅行韓国中国東北編を記述する際の参考に読んでみた。大変参考になったが、筆が走りすぎてい

記事を読む

平野聡『「反日」中国の文明史 (ちくま新書) 』を読んで

平野聡『「反日」中国の文明史 (ちくま新書) 』に関するAmazonの紹介文は、「中国は雄大なロ

記事を読む

no image

メンタル統合 

人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった:研究結果 https:

記事を読む

『公共貨幣論入門』山口薫、山口陽恵

MMT論の天敵 Amazonの書評(注 少し難解だが、言わんとするところは読み取れ

記事を読む

PAGE TOP ↑