*

5月19日 旅の終わりはアラブ首長国連邦・ドバイ(105か国目)

公開日: : 最終更新日:2017/05/27 用語「人流」「観光」「ツーリズム」「ツーリスト」

https://goo.gl/photos/ahvZBNeujQRGXvRUA

今回の旅の終わりはアラブ首長国連邦・ドバイということになった。十数年前エミレーツ航空が日本に乗り入れを始めた時に、新宿のホテルでお披露目があり、参加したことを思い出した。ドバイの名前もエミレーツの名前もまだ浸透していなかった。

世界一の高層ビル・ハージカリファハは混雑が予想され、ネット予約し約1万円支払った。予想通り大混雑であり、予約なしには最上階の展望台に上るのは絶望的な状況であった。時間は飛行機の時間を考えて午後7時と余裕を見て決めたつもりであっただが、落とし穴があった。

ドバイ空港がひとつしかないと思っていたが、カタール航空でドバイ発ドーハ行が、アール・マクトゥーム国際空港(ドバイ・ワールド・セントラル国際空港)であった。予約をみれば書いてあるのだが、その認識がなく、ドバイに到着した後、ターミナル1,2,3 のいずれかと問い合わせて気が付いたのであった。

第2ターミナル空港インフォメーションセンターの係員に聞き、さらにGoogleMapで調べた結果、1時間半から2時間かかるところにあるとわかる。午後11時半のフライトであるから、3時間前だと8時半、2時間前だと9時半には到着しなければならず、7時の予約ではぎりぎりであることが分かった。しかも最寄駅からはタクシーしかない。これは大変だと、事前に駅まで行ってみることにした。

ドバイ政府の統計によればドバイ国際空港は年間8千万人(うちトランジット55万人)の利用、マクツーム空港は80万人の利用と百分の一であるが、将来はこれをメインにする予定のようである。

第2ターミナルは、flydubaiの路線が多い空港。インド人が多く利用している。LCCの位置づけであろう。出稼ぎ労働者やその親戚・知人が主に利用するのである

滑走路は第一、第三ターミナルと共用しているかもしれないが、全く別でアクセスも悪い。そもそも「地球の歩き方」には出てこない。ここからドバイメトロまでGooglemapで道順を調べる。12時ころであったから時間の余裕はある。歩いて20~30分くらいのところにある。気温40度以上であるが歩くことにした。

途中にバス停があり、冷房完備である。

中はガンガン冷房中

ドバイメトロの駅が見える。駅員に切符の買い方を聞く。一日乗車券が20AEDとお得だという。あとで気が付いたが、インド人や観光客は一回一回買うお客が多く、並ばなければならないので、一日乗車券が便利であった。


タブレットで撮影したドバイメトロの沿線映像

レッドラインの場合、終点まで約50分かかる。終点一つ手前のダニューブ駅から空港に向かうことになる。午後8時ころでもタクシーを捕まえることは難しくなさそうであるが、念のため配車センターの電話も聞いておいた。またUberも営業しており、最悪の場合は利用できる。成田では、日本語のできない外客が非常事態の時利用するようで、Uberは重宝がられていると聞く。私も自国でダウンロードしているから使えるのであり、中国人観光客に全国タクシー配車アプリを日本でダウンロードさせるようではダメだろう。世界戦略からすればUBERに分があるし、中国人であれば中国の配車アプリを日本で使用することにしなければならない。今カーシェアリングで反対しているタクシー事業者も、こぞって中国配車アプリの門前に並ぶのであろう。

なお、ドバイは日本の都道府県と比較した場合、茨城県とほぼ同じ経済規模である。GDPにおける石油産業の割合は僅か1%台である。
元来の石油埋蔵量の少なさにより石油依存型経済からの脱却を志向せざるを得なかったため、1980年代の半ば頃から経済政策として『産業の多角化』を積極的に進め、国をあげて中東における金融と流通、および観光の一大拠点となるべくハード、ソフト双方のインフラストラクチャーの充実に力を入れた。その流れのなかで1981年(1985年)に開設に至った『ジュベル・アリ・フリーゾーン (JAFZ)』は、外資の直接投資の自由や外国人労働者の雇用の自由を完全に保障する経済特区で、その性質から外国企業や資本の進出を多大に促進した。ドバイメトロから見える風景は、工場用地開発が進められていることが見て取れ、その先にはコンテクレーンが見える。

また、ドバイは世界有数の観光都市に成長しており、2012年にマスターカードが公表した統計によると、世界で8番目に外国人旅行者が多く訪れる都市であり、中東では随一である。現在は観光を軸とした一貫した政策のもとで、ジュメイラビーチの人工島に建設された世界最高級の高層ホテルである「ブルジュ・アル・アラブ」などの高級リゾートホテルや中東地域最大のショッピングセンターの建設、人工衛星から見える唯一の人工島群である「パーム・アイランド」や「ザ・ワールド」、「ジュメイラ・アイランズ」、「ドバイウォーターフロント」、「ジュメイラ・レイク・タワーズ」、「ドバイ・マリタイム・シティ」、「ドバイ・メディア・シティ」、「ドバイマリーナ」、砂漠の人工スキー場「スキー・ドバイ」など、各種観光資源の開発に力を注いでいる。その雰囲気の一端は素人ビデオでもわかると思う。
しかしドバイを見ると、地球環境問題など吹き飛んでしまう。トランプさんの言うこともわかるような気がする。高温地帯のアラビア半島で冷房をガンガンきかせて、観光にモノづくりを行うことが地球全体でどれほど効率的なのかということである。石油が安く手に入るからであり、それでは解決にならないであろう。

タブレット撮影のドバイモールとハージカリハの映像

押し上げのスカイツリーと似たコンセプトであるが、こちらの方が規模がでかい。お土産に尾端さんにチョコレートを買う。ほかに土産に買うものがないのである。せいぜいマグカップにキーホールダーである。老舗観光地の土産物も始まりがあり、東京タワーのお土産も同じである。

ドバイを訪問する外国人の状況は、この1月から3月の統計では、インド、サウジアラビア、イギリス、中国、オマーン、イラン、パキスタン、アメリカ、ドイツ、クウェート、ロシア、フィリピンと、日本は二十位にも入っていない。

〇スマホによる撮影。

入口が混雑




出口に日本語が見える。まだまだ存在感がある。

帰り際にすれ違ったこれから上る人たち

IMG_9246
IMG_9247
IMG_9248

IMG_9249




IMG_9234


IMG_9241

IMG_9244

最上階行きエレベータに乗るところを撮影。ロシア人も多く、皆シャラポアさんのような美人にみえる。

ドバイモール。欧米系のブランドショップが中心で国際空港の免税店と同じ。ドバイも最終的には欧米資本に貢ぐことになっている。
なかに紀伊国屋書店が入っている。英文とアラビア文字の書物が中心である。商慣習も営業時間も違うから店員は多国籍。シンガポール、サンフランシスコにも店舗展開をしているようだが、最終的には脱日本なのか。リスクヘッジのためには正解であるが、日本語だけでは雇ってもらえなくなる。





IMG_9228

最後の最後、8時半過ぎ、ドバイメトロのレッドラインの終着駅一つ手前のダニューブ駅。タクシーが待機しているか不安だったが、たくさん待っていた。空港までいくらかというと、60,70AEDという。事前の調査では、ドラーバーは50、空港係員は40といっていたから、50だというとOKがでた。50なら文句がないはず。ところがドラーバーが道をよく知らないのか、迷って貨物基地の方に来てしまった。ドバイに来てまだ6ヶ月のインド人、みなみケララ州だという。ドライバー仲間に譲ってもらって空港行を選んだのだったが、これならベテランにといえばよかったと思ったが、仕方がない。結局事なきを得たし、空港はガラガラで、それでも早くつきすぎたくらいであった。カタール航空のラウンジで一休みして、ドーハに向かい、東京へと戻ることになった。道中は時差解消のため、ドーハのラウンジ(休憩室)では仮眠をとり、機内ではひたすら映画を見て起きていた。
羽田に11時前に到着。モノレールで帰宅したのは11時50分であった。

関連記事

no image

徴兵逃れ 『教科書には載っていない戦前の日本』p.238

合法的徴兵逃れは当初は金銭の支払いであったが、批判もあり廃止 養子縁組 あまりにも数が多くな

記事を読む

no image

進化するぷらっとこだま(JR東海ツアーズ)、では「ぷらっとタクシー」は?

旅行業法のパッケージツアー(主催旅行(現在は企画旅行))の面白さを説明するのに一番わかりやすい事例が

記事を読む

no image

理解するAIは数学の新理論の発見なしにはあり得ないということ

NIRAから定期刊行物を送っていただいている。政府資金が入っているので、過激な記事は少ないが、201

記事を読む

no image

観光立国から経済立国へ Recommendations with Respect to U.S.Policy toward Japan(NSC13/2)

この翻訳テキストは、細谷千博他『日米関係資料集1945~97』(東京大学出版会,1999)<当館請

記事を読む

no image

『憧れのハワイ航路』

冒頭のシーンでハワイのイメージの原点がわかる。サモア諸島と区別がつかない。

記事を読む

no image

保護中: 『from 911/USAレポート』第827回     「アベノミクスの功罪と出口シナリオ」     ■ 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)

結果的に、これだけ識字率と基礎算術と社会性の訓練を受けた分厚い人口を抱えた大国が、利幅が薄く労働集

記事を読む

no image

海外旅行の情報入手手段(米国と中国)

ネット社会であり、旅行業も変わってきているというが、米国商務省資料によれば、米国居住者はネット以上に

記事を読む

no image

2018年12月14日7限 アジア太平洋大学大学院講義、翌日は鉄輪温泉から空路で帰路に

運輸省同期で国連にも勤務していたT教授の計らいで、アジア太平洋大学の大学院生にTourism in

記事を読む

no image

和食とウナギ

福岡の和食タクシーの話を聞いた翌日、チームネクストで柳川にいった。柳川はウナギが名物のようで、うなぎ

記事を読む

no image

NHKスペシャル 天安門事件

https://youtu.be/A04OqeoGfgU

記事を読む

no image
ヴァーチャル旅行 中国編② 雲南省 建水 元陽 

棚田の消滅?「食糧危機」をあおってはいけない https:/

no image
保護中: 『休校は感染を抑えたか』朝日新聞記事 

https://www.asahi.com/articles/ASP

no image
ヴァーチャル旅行 中国編② 四川省 蛾眉山、楽山大仏

◎蛾眉山 中国4大仏教聖地 中国三大宗教が祭られている報国寺

no image
ヴァーチャル旅行 序説

海外旅行に行けないものだから、ヴァーチャル旅行を楽しんでいる。リアル

no image
ヴァーチャル旅行 中国編② 貴州省・梵浄山、貴陽市Guìyáng 安順市・APPLEデータセンター(ヴァーチャル)

https://youtu.be/yFd5sR9CfJ8

→もっと見る

PAGE TOP ↑