🌍🎒シニアバックパッカーの旅動画で見る世界人流・観光施策風土記 2016年2月 中東・東アフリカ旅行記6 タンザニア(国連加盟国72か国目)・キリマンジェロ
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最終更新日:2023/06/13
シニアバックパッカーの旅
2月13日~14日 タンザニア・キリマンジャロ
土曜日はキガリからの直行便がなく、ナイロビ経由KQ436便でキリマンジェロに向かう。それぞれ1時間の短いフライトであるが、合計四万五千円程度の航空料金がかかった。やはり観光のルート化には、デイリーのしかも一日3便程度が必要だと感じさせられた。ナイロビ空港で4時間近く待機するが、ナイロビ空港の様子がわかり、帰路に役立った。キガリからナイロビに到着し、タラップの下でバスに乗り込むとき、トランジット客に対してだけ途中でバスを降りるように注意喚起していた。トランジット口でゲート20Aだと言われ、かなりあるかされた。空港ではWi-Fiは短時間刻みの無料のものがあり便利であり、充電設備もきちんと備わっていた。水は機内で調達したペットボトルがトランスファーのセキュリティで没収されなかったので、幸いであった。
『地球の歩き方』によれば、タンザニアも治安、衛生ともに注意地域になっているものだから、かなり緊張感をもって臨んだ。比較的アルーシャ地域はましな地域である。ビザの発給システムが故障しており、現地(つまり本国タンザニア)から人が来ないと、東京の大使館では発給ができない状態であった。日本人に修理できないことはないのであろうが、現地の人の出張理由になっているのではないであろうか。しかし、キリマンジェロ空港では大半の旅行客は現地発給組であった。写真もいらないしかえって便利であった。入国時にイェローカードの提示求められた。機内で配られた入国カードに記入し、入国手続きはいたって簡単で、ホテルからの迎えの車も来ていた。空港隣接のKIA LODGEは私ひとりであった。メールで何度かやり取りをしていたので間違いなく来ているとは思っていたが、9時過ぎの到着であり、やはり不安なものである。
当初近いものだから、歩いてホテルに行くつもりだったが、実際は道も悪くしかも暗い。おまけにホテルの敷地の入り口は鎖でゲートがしばられていた。セキュリティのためであろう。空港にホテルから迎えが来るようにメールしておいてよかった。フロントで停電の説明があったのはよかった。ローソク用に備えられていたマッチは蚊取線香のため必要だったから、かえってよかった。
ホテルの案内は、悪い想定で注意喚起。よくできている。だから部屋料金も高いのだとわかる。日本の宿泊施設も見習うべき。ロッジに入ると部屋にローソクがあり、そのためにマッチがあった。まず、マラリア防止のため蚊取り線香を焚いた。ベッドには蚊帳も用意してあり、「地獄の黙示録」を思い出し艶めかしい。注意書きがあり、停電はもとより非常事態のことが詳しく記述されている。インフラはホテル側では対応できないことが多いので、顧客に注意しているのである。だからコストがかかるのであろう。一泊二万五千円くらい払わないと安全は確保できないのであろうと納得した。簡単な食事をしようとレセプションまで戻るのであるが、今度は自分の20号ロッジがわからなくなる。多くの客が迷うのであろうか、道案内人がちゃんと待機している。チップを渡した。ビールと軽食。メニューはコースの定食しか書いてなく、どうなるかと思ったが、13ドルと大した金額ではなかった。
朝暗いうちにレセプションにゆく。都合半日もいないのだから、キリマンジェロが見えないと目的が達せられない。幸い天気は良さそうだ。係員がビューポイントを教えてくれる。小高い丘のプールにあった。まだ夜鷹の声が聞こえる。夜明けとともにキリマンジェロのシルエットが浮かんでくる。写真で見る雪冠の姿はケニア側(アンボセリ国立公園)なのだが、そこまでの期待はしていない。
朝7時すぎにはもうキリマンジャロは霞んで見えなくなっっていた。早起きしてよかった。結局鳥が気になり、いつものことだが空港で鳥類図鑑を購入、20ドル。タラップに乗り込む際、振り返ると頂上は冠雪のキリマンジェロが建物の間から見えるた。西洋人の小太りのおじさんも写真を撮り、満足げな顔を私に向けてきた。ナイロビまで一時間2万円の旅、何やかんやで8万円を消費したキリマンジェロの12時間であったが、満足した。
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