🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2016年2月中東・東アフリカ旅行記1 出発前
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最終更新日:2023/06/13
シニアバックパッカーの旅
この旅は2015年晩秋に計画していた。ヨルダン在住の日本人エンジニアを運輸省同僚の知人に紹介してもらい、現地手配をお願いしていた。しかし虫の知らせというか、1919年・大正8年生まれの父が寝たきりになっており、旅行を延期したところ、2015年12月9日に旅立てしまった。96才であった。仕切り直しをして、2月に実施することとなった。
2月8日から2月18日までヨルダン、南北キプロス、ルアンダ、タンザニア、ケニア、ウガンダ、エチオピアと駆け足で旅行する予定。ブログの書き込みがシステム上海外ではできないものだから、今のうちに忘れないで書いておく。
昨年末に旅行を予定していたのだが、中止した。マイレージ特典のキャンセルは三千円で済むからありがたい。特典外のマルタ・キプロスルートの分の5万円は全額負担となったが仕方がない。安売りチケットだから。父親の具合は予感した通りとなり、残念な結果となってしまった。年が明けて、49日も済ませたので、マイレージ特典が3月末で失効する分もあり、再度、アフリカを加えて実施することにした。これからは、高齢者を身内に抱える団塊の世代は、海外旅行では身内の事情でタイミングを考えなければならない人が増加するのであろうと思った。
毎度のことであるが、マイレージ特典は割安感があるのだが、空席をおさえることが難しい。この時期は比較的予約しやすく、ドーハを中心にすれば、比較的希望通りの行程が確保できた。段取りとしては、まずマイレージ特典のフライトの予約を確保することで日程が決まる。次にマイレージ特典の範囲外の航空券を予約する。安いものはすべてキャンセルができないものである。次にホテルの予約である。キャンセル可能なものとできないものがあるが、航空券ほど料金に違いはない。ホテルはネットで動画等も見ることができ便利である。今回は治安に不安のあるところもあり、かなり慎重に場所を選んだ。最後にランド(市内観光等)である。観光の趣旨からすれば、本来はランドを先に決めるものであろうが、ランドを決めても、飛行機が確保できなければ決められないし、ランドの送迎はホテルからであるので、ホテルを決めておかないと予約が面倒である。従って制約条件の中でランドを選択することになる。欧州のように治安に心配がないことろは、ランドも予約なしに気ままに行えるが、今回は気ままに市内散策などできない(特にナイロビではホテルから出ないほうがいい)から、すべて予約しておいた。
行程表は長年自分流に作り上げたものがあり、今回もその表を作った。連絡先から予算、注意事項まで一枚紙にまとめておくと便利である。しかし、自分で手配する楽しみもやはり治安のいい観光地ならではであり、治安の悪そうなところはパック旅行が安心である。今回つくづくそう感じた。
行程作成の段階で、クレジット決済を利用するのであるが、今回初めてフィッシングにあった。馴れもあるのだが、うっかりダブルブッキングをしてしまい、ホテルにキャンセルの電話をしたりして慎重さに欠けていたと思う。そのことが原因かはわからないが、18万円の旅行代金の請求をはじめ、Uberからの6回にわたる請求、その他の請求があった。Uberの1回を別にすれば、そのほかはすべて海外から請求で、ドルないしはアラブ首長国連邦の外貨であった。カードの請求は決済前でもネットでこまめにチェックしていたので、フィッシングにすぐ気が付いた。カード会社に連絡するとともに、請求してきた会社にもメールを送って調査を依頼した。そこまですればカード会社も一生懸命対応してくれる。夜中に海外から電話がかかってきたりして大変であったが、勉強になった。いずれにしろ決済前であれば被害は防げる。決済が終了してから気が付いた場合は面倒であろう。
行程作成で気を付けていることに、飛行機が飛ばなかった場合の、そのあとの旅行に対応できる計画作成がある。しかし今回は欲張った計画になってしまった。馴れがそうさせているのであろう。マイレージ特典の分は、スケジュールが変更になっても、航空会社の対応が期待できるが、格安航空券の場合は、後の行程まで考えてはもらえない。今回はケニア航空のフライトが変更になった。うまい具合に後の便に影響が出なかったので、今のところ大丈夫であるが、きちきちの行程ではホテルまで変更しなければならなった。
ビザは、入国時にも取得できるのであるが、東アフリカ三国(ルワンダ、ケニア、ウガンダ)共通ビザがあり、事前取得しておいた。タンザニア大使館では、システムに不具合がでて、本国から修理の人が派遣されるまで日本では発行できないといわれた。エチオピア大使館では、ビザの印紙が不足して本国から届くまで受け付けられないということであった。幸いエチオピアは間に合ったが、タンザニアは現地対応になる。
海外旅行で気を付けることに健康管理がある。ジカウィルスが話題になっているが、東アフリカはマラリア等に気を付けなければならない。事前に薬を飲むこともあるようだが、気分が悪くなると聞いていたので、できるだけ薬は避けることにした。日本では販売されていない虫よけクリームをアマゾンで注文したが、すぐに届いたので驚いた。虫よけスプレーは空港のセキュリティではねられることがあるようだが、モンゴルにもっていったものは空港で大丈夫だったので今回も同じものをもっていくことにした。だめだったら、蚊取り線香を使うつもり。イェローカードはまだ一年有効のものを持っていたのでそれで済ませる。これだけ事前に健康に気を配ったのも初めてである。パック旅行ならここまで考えなかったのであるが。
治安の問題はわからない。中東も東アフリカも毎日のように事件が報道されている。ブルンジ、ソマリア等外務省の安全情報でも渡航を控えるようにと出ているのは当然であろう。今回の訪問地はいずれもそれらの地域の隣接地であるから、日本から見ると危険地帯におもえる。しかし、核実験を行う北朝鮮と日本の場合もその距離感からすれば西洋からすれば同じ印象を持つに違いない。ヨルダンは知人の紹介の方に現地の手配をお願いしたので心づよい限りである。
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