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モンゴル国フブスグル地区紀行~トナカイとシャマンとドロ━ン(3)ツァータン居住地

公開日: : 最終更新日:2016/11/25 海外観光

2015年8月20日
朝日が山裾から昇る。10時ころであろう。標準時間は日本と同じになったようだ。サマータイムを標準にしたためである。経度の関係からすれば、東経135度の日本と比べれば東経100度付近であるから2時間程度早いのであろう。それに山岳地帯であることを加味すればそんなものだという気がした。
トナカイの朝

ツアータンはツァガンノールのタイガ地帯にすむ民族である。ロシア連邦トゥバ共和国のトゥバ語を母語としていてトゥバ族と同一系統である。モンゴル語でウルツという円錐形の移動式住居に住む。森の中をトナカイに乗って移動し、狩猟採集が生業であったが、20世紀半ばからトナカイの飼育中心に変化した。トナカイのミルクで作った乳製品で生活し、冬はわずかであるがトナカイの肉を食する。近年フブスグル湖西岸に「偽ツァータン」が存在して観光客とトラブルが発生している。

ゲルの前の広場でドローンをあげる。ツァータン族の子供が寄ってくる。ソーラーパネルで電力を起こし、テレビや携帯で情報を入手している子供でも、ドローンは珍しいのだろう。ガイドブック用のいい写真が撮れたようだ。そういえばハダ博士は教育大の准教授、夏休み中のツァータンの子どもたちが、彼に英語を習っていた。これもアンケートに答えてくれた親たちへのお礼かもしれない。調査団員の一人である鍼灸の先生はツァータンのお母さんの治療をしてあげていた。これもお礼だろう。私は無芸であり、このような時には何も役に立たなく恥ずかしく思った。歌の一つでも歌えるようにしておかなければならないのだろう。

ドローン
ドローンの撮影風景。横向きになっており、みづらくて申し訳ない。youtubeにアップしてはりつけないといけないのであろう。後日改善したいと思う。

ゲルの中の文明

魚釣りの話があり午後五時すぎから始まった。疑似餌による糸だけのフライフィッシングをツァータン族のホスト親子が試みるが、なかなか釣れない。場所を変えるタイミングで勿怪の幸いと私は退散した。
魚釣り

夕食時に釣り一行が帰宅。獲物はやや大きめの二匹に小ぶりのものが十匹程度。頑張ったようだ。午前中水彩画を描いていたツァータン族の若者が釣りが上手だったようだ。調理には日本人の方法に興味があるようであり、西田団長が醤油と砂糖で魚の煮つけを作ったが、ツァータン族に砂糖味はあわないようであった。味は文化であり生活の仕方であるから、無理強いは禁物。しかし塩は人類、動物共通の味。塩を欲する生理的欲求は人類を含むすべての動物に塩味はおいしいと感じさせるようである。

2015年8月21日
ツァータンとはモンゴル語でトナカイを飼う人という意味だそうだ。ではツァータン語で自分達をどう呼ぶのかは聞き逃してしまったが、時代が進めばモンゴル語で民族を表現されるのはおかしいと言い出すであろう。昔はトナカイに乗り森の中を移動しながらの採取狩猟生活であったが、20世紀半ばにトナカイの酪製品を主食とし、冬季にトナカイの肉を食べる習慣に変化したとガイドブックにかかれていた。存外新しい観光資源なのである。というより、和食もそうだが、観光資源は現代の延長にあり、新しいものが多いのである。

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