🌍🎒シニアバックパッカーへの道 1988年 インドネシア(国連加盟国11か国目 )ODAと人流
公開日:
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最終更新日:2025/01/30
シニアバックパッカーの旅
国際協力行政
JICAという存在は聞いていても、その役割はあまり認識していなかった。たまたま広尾の公務員宿舎に住んでいた時代、隣にJICAの研修所があったので、身近に感じてはいたが。霞が関の役所では、次第に経済協力案件が重要事項になり、予算も増加していた。関係四省庁として大蔵、外務、通産、経企庁が幅を利かせており、個別案件の運輸省等は発言力が小さいと認識されていた時代、国際運輸観光局でもこの状態を打開する必要があると考えられていた。外務省に出向しODAを経験された新井国際協力課長は、とりわけ熱心であった。テンミリオン計画を打ち出した時も、同時に途上国の観光プロジェクト推進のための法人設立を、西武の堤氏等の援助を得て進められていた。そのような中、インドネシアの鉄道研修施設援助というプロジェクトについて、調査団を派遣することとなった。
近年ではJICAも観光プロジェクトに積極的なっているようで、溝尾良隆立教大学名誉教授もJICAプロジェクトに関与されている。その縁で、パナマではJICAの派遣員と当地で食事をさせてもらったが、観光が世間の注目を浴びるようになったのは最近のことで、1980年代に新井課長(当時)が尽力して設立した法人は日本観光協会に吸収されてしまっている。早すぎたのかもしれない。
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インドネシア
大阪陸運局時代に、インドネシアの単線区間での正面衝突が発生した時、国鉄から来ておられた北川さんが、信じられないという感想を述べておられ、私も同感であったが、のちに信楽高原鉄道が発生したから、インドネシアの事をとやかくは言えないであろう。この事故が原因かわからないが、近畿運輸局鉄道部長が自殺している。そのことも、インドネシア調査で一緒であった同僚の鉄道技官が漏らしたことで気になった。現地では住友商事の方のお世話になった。住商は鉄道が強いらしい。現地のインドネシア国鉄では、技術の伝承ができないという日本人の思いあがった誤解があった。いまの発展をかんがえれば、インドネシア新幹線が信じられないはず。出張者で食事に行ったとき、肉の焼き加減を聞かれ、それぞれ、レア、ウェルダン等と答えたのだが、出てきたものはみな同じであったことを覚えている。現地での観光は、ジョグジャカルタへ行き、ボロブドールを見学した。
ボロぶどーる ジョブジャカルタ

インドネシア大虐殺
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