*

動画で考える人流観光学 米国貧困層からみた住と宿の相対化

公開日: : 最終更新日:2023/05/21 人口、地域、

 

 

ヴァージニア州では、家賃を7日間停滞すると強制立ち退き、警察官も協力することが制度化されている。しかも家賃滞納の記録が大家に共有されている。従って、賃貸住宅ではなく宿泊施設で暮らしている人がいるというのが上記動画である。つまり、住から宿に移動している

日本の宿泊施設は、明治期の下宿、簡易宿所という、定住施設が保有できない低所得層のための制度から始まっている。

不動産賃貸借関係制度は、戦時体制において、出征兵士が安心して家族を残してゆけるように、賃貸人の権利を強化したことから始まっている。従って下宿や簡易宿所が住機能を持つことはなくなっていった。

外国人観光客の増加とともに、Airbnb等余剰の住施設を宿に提供するサービアが始まった。住から宿への接近である。

 

 

 

 

 

 

関連記事

no image

動画で考える人流観光学 日本のリゾート地

  ストロー現象 https://youtu.be/1Sdan-uAOoA

記事を読む

no image

書評『人口の中国史』上田信

中国人口史通史の新書本。入門書でもある。概要〇序章 人口史に何を聴くのかマルサスの人口論著者の「合

記事を読む

中島洋『エネルギー改革が日本を救う』(日経BP社)を読んで、配車アプリを考える

昨日2015年3月25日夜、古い友人の中島洋氏と大門近くの居酒屋でお会いした。その時に日経BP社から

記事を読む

ヒマラヤ登山とアクサイチン

〇ヒマラヤ登山 機内で読んだ中国の新聞記事。14日に、両足義足の、私と同年六十九歳の中国人登山

記事を読む

no image

保護中: 米国コロナ最前線と合衆国の本質(5) ~メディアが拍車をかける「全く異なる事実認識」:アメリカのメディア統合による政治経済と大統領支持地域のディープストーリー

印刷用ページ 2020.07.08 米国コロナ最前線と合衆国の本質(5) ~メ

記事を読む

no image

◎『バブル』永野健二著

GHQの直接金融主体の経済改革からすると、証券市場と証券会社の育成が不可欠であるにもかかわ

記事を読む

no image

『「食べること」の進化史』石川伸一著 フードツーリズム研究者には必読の耳の痛い書

食べ物はメディアである 予測は難しい 無人オフィスもサイバー観光もリアルを凌駕できていない 

記事を読む

no image

コロナとハワイ

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19973?page=2

記事を読む

no image

「今後の観光政策学の方向」 人流・観光研究所所長 観光学博士 寺前秀一

  ① 旅が大衆化すると「Tourist」概念が生まれるのだとすると、日本における「

記事を読む

no image

書評『ペストの記憶』デフォー著

 ロビンソン・クルーソーの作者ダニエル・デフォーは、17世紀のペストの流行に関し、ロンドン市長及び

記事を読む

no image
ロシア旅行の前の、携帯wifi準備

https://tanakanews.com/251206rutrav

no image
ロシア旅行 田中宇

https://tanakanews.com/251205crimea

no image
2025年11月25日 地球落穂ひろいの旅 サンチアゴ再訪

no image
2025.11月24日 地球落穂ひろいの旅 南極旅行の基地・ウシュアイア ヴィーグル水道

アルゼンチンは、2014年1月に国連加盟国58番目の国としてブエノスア

no image
2025年11月23日 地球落穂ひろいの旅 マゼラン海峡

プンタアレナスからウシュアイアまでBIZBUSで移動。8時にPUQを出

→もっと見る

PAGE TOP ↑