梁山泊とダボス会議
公開日:
:
最終更新日:2023/05/26
人口、地域、
ダボス会議
ダボス会議を知らない人はいないくらい知名度が高くなった。従って安倍総理も出席するし、出席したがる人が増える。そういう私も今年、リヒテンシュタインに旅行した際に、わざわざダボスに立ち寄ってみた。会議場は工事中であり、町全体はスイスのどこにでもあるようなところであった。
観光でも、宿泊産業のダボス会議と称して頑張ろうとしている試みがある。一応マスコミに名前の通った人物をスピーカーに選定しており、それなりに信用もされているのであるが、宿泊産業の問題だけではなく、日本社会全体がゆでガエル状態から脱却するためには、ダボス会議的な発想ではなく、どこの馬の骨かわからない物が集まる梁山泊のイメージでなければならないのであろう。宿泊梁山泊であるが、そのイメージもわかない若者が増えてしまったことが日本の問題でもあろう。
築地梁山泊
明治維新から5年目、鉄道を建設した。民部省改正掛(築地梁山泊)が大きく関与している。築地梁山泊とも呼ばれた。食わせ物の外人が勝手にロンドンで債券を発行し、それに上乗せして日本に資金提供しようとしていたから、反対論も出たが、築地梁山泊では推進を建議している。力がありすぎて、大久保利通に解体されているから、梁山泊である。カジノや万博の発想ではなく、リニアの発想をしなければ梁山泊とは言えない。Airbnbやライドシェア、自動運転車でもいいのであろうが、もっと飛躍した発想はないのであろうか。
関連記事
-
『プロヴァンスの村の終焉』上・下 ジャン=ピエール・ルゴフ著 2017年10月15日
市長時代にピーターメイルの「プロヴァンスの12か月」読み、観光地づくりの参考にしたいと孫を連れて南仏
-
『支那四億のお客様』カール・クロ―著
毎朝散歩コースになっている一か所に商業会館ビルというのがある。この本を出版したのが倉本長治氏のよう
-
ヒマラヤ登山とアクサイチン
〇ヒマラヤ登山 機内で読んだ中国の新聞記事。14日に、両足義足の、私と同年六十九歳の中国人登山
-
書評『みんなが知りたいアメリカ経済』田端克至著
高崎経済大学出身教授による経済学講義用の教科書。経済、金融に素人の私にはわかりやすく、しかも大学教
-
世界の運営を米国でなく中露に任せる 2023年6月7日 田中 宇
https://tanakanews.com/230607armenia.htm 5月25日、
-
『ファストフードが世界を食いつくす』エリック・シュローサ―著2001年
ただ一つの言葉で言い表すと、画一性 トーマス・フリードマンは自著の『レクサスとオリーブの木』
-
◎『バブル』永野健二著
GHQの直接金融主体の経済改革からすると、証券市場と証券会社の育成が不可欠であるにもかかわ
-
観光学を考える 『脳科学の教科書 神経編・こころ編』岩波書店 理化学研究所脳科学総合研究センター編 をよんで
図書館でこの二冊を借りてきて一気に読む。岩波ジュニア選書だから、子供が読む本だけれど私にはちょうどい
-
新華網日本語版で見つけた記事
湖南省で保存状態の良い明・清代の建築群が発見 http://jp.xinhuanet.com/20