動画で考える人流観光学 「日韓露」つなぐ唯一の航路廃止
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最終更新日:2023/05/21
路銀、為替、金融、財政、税制
「日韓露」つなぐ唯一の航路廃止、累積赤字41億円…一度も黒字化できず
2020/05/01 09:59
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鳥取県は30日、韓国企業「DBSクルーズフェリー」が境港と韓国・東海、ロシア・ウラジオストクを結ぶ環日本海定期貨客船の運航免許を韓国当局に返納し、航路が廃止されたと発表した。県などは航路の維持に6億円以上の公費を投じてきた。
DBSクルーズフェリーは、韓国にあった海運会社。日本の境港、舞鶴港、韓国の東海、ロシアのウラジオストクを結ぶフェリーを運航していた。2020年に廃止され、舞鶴港-浦項-ウラジオストク航路に改編された後、2022年1月現在は、舞鶴港-東海港-ウラジオストク航路として運航している。
2020年9月11日に韓国のドゥウォン商船が同フェリーで運航していた貨客船イースタン・ドリームを買い取り、境港に代わって舞鶴港と韓国・浦項、ウラジオストクを結ぶ航路を開設した[10]。週に一度、舞鶴に木曜、浦項に金・土曜、ウラジオストクに日・月・火曜、浦項に水曜という入港スケジュールで運航する予定だった[11]。しかし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止に伴う入国制限措置の影響を受け、旅客取扱をしないまま、2021年2月1日に廃止届が受理された[12]。
2021年5月、舞鶴港-東海港-ウラジオストク便として韓国側の寄港地を変更して、運航を再開した(ただし旅客輸送はCOVID-19の影響のため休止中)。2022年ロシアのウクライナ侵攻に対する経済制裁により、西側諸国とロシアとの間の交通の大半が遮断されているが、本航路については2022年3月現在運航が継続されている[13]。
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