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🌍🎒シニアバックパッカーの旅 2022年9月7日 デリー 観光資源としてのガンジー 

公開日: : 最終更新日:2023/06/12 シニアバックパッカーの旅

https://photos.google.com/album/AF1QipNxAcWeXE3b6R0oWkFDgiTBLfSFp6-A4B2BMEgW

 

九月七日、バドグラドからデリー到着。一日遅れ。

あまりに暑く、デリー市内見学は夕方カシミリゲートだけ。独立派に対して英国が行ったブルータルな証拠らしい。日本の観光案内書にはほとんど記述がない。

機内預けがない旅の利点は、電子チェックインで、早めに空港内にはいれること。電子チェックインができないと、航空会社カウンターでもらうしかない。事情を説明すると、カウンター職員が電子搭乗券を出し、スクリーンショットでくれた。欠航が理由だからだ。セキュリティ前で待つのと、セキュリティ済の待合室で待つのでは、疲労感が違う。

深夜早朝だというのに、デリー空港は人が途切れない。充電中のバッテリーを誰かが持って行ってしまった。タブレットは無事だったのは、バッテリーの方が価値があったのだろう。もう一つ持ってきたので、何とかはなる。

 

 

https://photos.google.com/album/AF1QipNxAcWeXE3b6R0oWkFDgiTBLfSFp6-A4B2BMEgW/photo/AF1QipMFFPEmQ6uVap9ACLtjDneLxNKaiG1wEt7s99M5

 

 

旅行準備資料

◎インディラガンジー空港 乗継

ターミナル1、ターミナル2、ターミナル3があります。ターミナル3左側は国際線ターミナル、右側は国内線ターミナルです。

ターミナル3を使用する航空会社の場合

入国審査、手荷物引取り、税関審査を済ませた後に2Fに移動、お乗り継ぎいただく航空会社のチェックインカウンターにて搭乗手続きとなります。

◎Airport Express Line : Connectivity to New Delhi Railway Station and IGI Airport

 

◎カシミリガート

〇ガンジーとカースト制度

マハトマ・ガンジー廟』デリー(インド)の旅行記・ブログ by 吉備津彦さん【フォートラベル】

〇観光資源としての建国の父 

デリーを観光旅行で訪問すると、エイジェントはガンジー廟に誘導してくれる。私も訪問したことがある。建国の父の位置づけである。ホーチミンやワシントン、毛沢東と同じである。アメリカ独立戦争だって、単純なものではなく、そのおかげで、英国はインド等での植民地支配を巧妙に行うこととなったといわれている。ソ連崩壊後レーニンはその地位から外されているから、ホーチミンや毛沢東だって未来永劫という保証はないだろう。建国という現実感の薄れた、アレキサンダー大王くらいになると、観光資源として、イデオロギーに関係なく価値が出てくるが、時間がかかる。せめて源平の合戦程度のレベルで観光資源になると平和である。

 ガンジーは日本では聖人と誉れ高いが、インドでは小学校から彼が悪い政治家だったと教えている。日本人はインドの今の治安の悪いことやカーストの惨状をガンジーが草葉の陰で泣いている、みたいなコメントをされていてびっくりする。ガンジーがいなかったら、カーストはもっと改善されていた可能性が高い。近隣国のカーストはインドほどひどい状態で残ってはいない。

日本人のガンジーイメージは映画の影響もある。この映画の中で ガンジーは弁護のために赴いた南アで一等車に乗せてもらえなかった、というエピソードが有り、それが差別撤廃とか独立へという嘘の演出がある。真実は彼自信伝記にもあるように一等車に乗っているその時のやり取りは崇高なインド人が黒人と同じ列車に乗れるかという発言と抗議。その後ガンジーは南アの郵便局でやはり黒人と同じ入口を使いたくないといい、アジア人用の出入り口を作らせて大いに満足していた。

独立闘争に関しても、カースト下位の指導者やイギリスサイドからガンジーのずるい差別主義的な動きはたくさん報告されている。彼が今のインドの問題の多くを温存した、というのが現インド政権サイドの認識。反対勢力のプロパガンダ的な要素も散見されるが、周りの国よりだめな国になったのはガンジーのせいだ、という認識はかなり的を得てると言わざるを得ない。

「イギリスの支配に対する忠誠心に駆られて、私はイギリス側に立ってその戦争に参加した・・・。そのころわたしは、イギリス帝国の枠内で、またそれを通してのみ、インドは完全な解放を達成できる、という見解を持っていた。」(P165)「当時私は、「イギリス帝国は世界の福祉のために存在している」と信じていた。」(P209)

ガンディーはカースト制度を、職業の分担という観点から肯定的にとらえており、カースト制度そのものの制度廃止には賛成しなかった。カースト制度を「ヒンドゥー教の根本的な制度」として擁護し、称賛した。彼によれば「カーストは人間の本性であり、ヒンドゥー教徒はそれを「科学」に仕立てただけ」であり、同じカーストとしか結婚できないという制限も「自己抑制を深める優れた方法」であった。ガンディーにとってカースト制度は「分離されているが平等」なのである。ガンジーは著書『ヒンド・スワラージ』で文明批判を語り、インドを貧しくするものとして鉄道・弁護士・医師を挙げ、鉄道はペストを広げるもの、弁護士は争いを大きくしようとするもの、西洋医学は人々の節制と自己治癒力を妨げるものと批判した。インドで多くの人々がガンディーを「国家を独立に導いた偉大な人物」として表向きには称える一方、その反面では彼の人物像やその思想に対して「時代遅れで非現実的」という評価を下す風潮が顕在化

ガンジーは「人種差別主義者」と像を撤去 ガーナ大学生の主張

https://www.bbc.com/japanese/video-46589114

しかしこれと同じ話はリンカーンにもある。スティーブン・j・グルードの『人間の計り間違い』河出書房のなかで、リンカーンの黒人への差別意識が紹介されている。リンカーンは確かに奴隷制を廃止したけれど、彼自身は黒人が白人と同等の存在などとは夢にも思ってなかったことを示す手記などを紹介している

 

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