*

定額使い放題社会の先にあるもの 

公開日: : 最終更新日:2023/05/20 ライドシェア, 配車アプリ

「お金のない社会があったら」は、近年では忘れかけられているテーマです。共産主義国家が崩壊したことが原因かもしれませんが、国債の大量発行や日銀券の大量供給時代に再度考えてみるには、興味ふかいテーマです。

長嶋修氏は「空き家が蝕む日本」(ポプラ社)において「肉屋さんにゆけばタダでお肉がもらえ、野菜やお魚もタダで手に入ります・・・洋服もバスも電車もフリー。どんなサービスも自由に、無料で受けられるのです」と理想を記述しています。

この記述をヒントに、私が唱えている「月極め定額乗り放題輸送サービス」に、「飲み放題」「着放題」「住み放題」の使い放題社会が、その定額が国から保障される「ベイシックインカム」によって実現できるとすれば、一種の疑似共産社会が成立するのですね。

定額乗り放題制度は、原価が透けて見えやすい旅行業ビジネスモデルの脆弱性を補強する意味でも考え出したものですが、長嶋氏の記述をヒントに更に思考が進歩しました。

そもそも、モノやサービスの価格のうち、規制されているのものは暴利をむさぼらないという意味で、原価主義が採用されています。しかし、原価というものもフィクションで、世間の相場に従っているだけです。そう思えば定額使い放題制度が原価主義に反しているわけでもないわけです。

関連記事

no image

パッケージツアーとレンタカー

/http://www.jtb.co.jp/kokunai/promotion/theme/39

記事を読む

no image

東京交通新聞1月11日インタヴュー記事(定額運賃制タクシー)

寺前教授インタビュー 3機能に分化する運送業  ――現在、タクシー事業は外資の白ナンバー自家

記事を読む

動画で見る世界人流観光施策風土記 シェアリング・エコノミー論議の方向性 ~貸切と乗合の相対化~

1 シェアリング・エコノミー論の登場 (1) 人流市場のシェアリング・エコノミー論 1970年代

記事を読む

🗾🚖シニアバックパッカー 2019年2月4~5日 チームネクストi 淡路島 Uber見学

チームネクストのUber見学に参加するため、久しぶりに淡路島に行ってきた。 大阪空

記事を読む

🌍🎒 🚖シニアバックパッカーの旅 2018年9月12日 チームネクストモスクワ調査⑥ モスクワ市交通局等

モスクワ市の国際局の取り計らいで交通局及び観光局を訪問し、意見交換した。観光局からは最近のモスク

記事を読む

🌍🎒 🚖シニアバックパッカーの旅 ロンドン配車アプリ調査③ hailoの見学

    本社はサマセットハウスの一般オフィスの中にあり、IT

記事を読む

no image

空港送迎サービスアプリの日本進出ニュース

フォーブスに次のようなニュースがでていた。 めもがわりに残しておく 朝7時の国際便に乗る

記事を読む

運転手付きレンタカーの問題

運転手付きレンタカーの問題も、私は基本的には道路運送法の問題だけでは解決できないと思っている。繰り返

記事を読む

タクシー運転手の労働条件 『タクシーほど気楽な商売はない』を読んで

  「タクシ運転手」という職業は一般によく知られていますし、テレビドラマ等でもよく登

記事を読む

ロンドンのミニキャブは自家用か営業用か? Uber論争を通じて

○ロンドンのUber  事実関係は不明ですが、minicabの手配をUberは実施しており、m

記事を読む

PAGE TOP ↑