定額使い放題社会の先にあるもの
「お金のない社会があったら」は、近年では忘れかけられているテーマです。共産主義国家が崩壊したことが原因かもしれませんが、国債の大量発行や日銀券の大量供給時代に再度考えてみるには、興味ふかいテーマです。
長嶋修氏は「空き家が蝕む日本」(ポプラ社)において「肉屋さんにゆけばタダでお肉がもらえ、野菜やお魚もタダで手に入ります・・・洋服もバスも電車もフリー。どんなサービスも自由に、無料で受けられるのです」と理想を記述しています。
この記述をヒントに、私が唱えている「月極め定額乗り放題輸送サービス」に、「飲み放題」「着放題」「住み放題」の使い放題社会が、その定額が国から保障される「ベイシックインカム」によって実現できるとすれば、一種の疑似共産社会が成立するのですね。
定額乗り放題制度は、原価が透けて見えやすい旅行業ビジネスモデルの脆弱性を補強する意味でも考え出したものですが、長嶋氏の記述をヒントに更に思考が進歩しました。
そもそも、モノやサービスの価格のうち、規制されているのものは暴利をむさぼらないという意味で、原価主義が採用されています。しかし、原価というものもフィクションで、世間の相場に従っているだけです。そう思えば定額使い放題制度が原価主義に反しているわけでもないわけです。
関連記事
-
-
London Car Dispatch App Report ①
8th March 2015 we arrived in London Heathrow Airpo
-
-
歴史は繰り返す 悪質(?)ランドオペレーター対策 米人保護→日本人保護→中国人保護
戦後まで一貫して観光政策はインバウンドであった。外貨獲得が目的である。国際観光ホテル整備法、通訳案内
-
-
食べ放題飲み放題時間制カフェ
BBCに紹介されていました。 まだスマホは活用していないようですが、いずれスマホでタイムキーピング
-
-
貸切と乗合の相対化~BRIDJ、Kutsuplus、Maaxi等の発生~
乗合(a shared journey)と貸切(an exclusive journey)の相対化は
-
-
福岡でウーバー「ライドシェア」の実験開始について
まだ自家用車が庶民のものではない時代に、阿川弘之氏が愛車で赤の他人をピックアップして好意同乗させる随
-
-
ライドシェア(Lyft)容認の際のニューヨーク市交通委員会委員長のテレビ発言
Lyftがニューヨークで認められた際のニューヨーク市交通員会委員長(女性)のCNBCのテレビ出演での
-
-
マニラのUber報道 ‘Defiant’ Uber probed; execs air lament
http://newsinfo.inquirer.net/919535/defiant-uber-p
-
-
🌍🎒 🚖シニアバックパッカーの旅 2019年9月9日チームネクスト視察で北京 10日HUAWEI、DiDi
台風の襲来に遭遇し、8時半出発が17時に延長。それでも出発できてよかった。自宅をでるまえに、14
-
-
パッケージツアーとレンタカー
/http://www.jtb.co.jp/kokunai/promotion/theme/39
-
-
ヘルシンキのKutsuplus Maasより先にあったもの
㈱システムオリジンから出版した「観光・人流概論」169ページにヘルシンキのKutsuplusを紹介
