電子出版事始め『人流・観光学概論』
公開日:
:
観光学評論等
大学のテキストで使用するつもりであった『人流・観光学概論』、ウィネットの好意で、校正済みのPDFを送ってもらい、自ら電子出版することにした。
PDFそのものは、人流観光研究所HPの著作物の欄及びジャパンナウ観光情報協会HPからダウンロードできるようにしてある。
そのままでは、読みにくいと思い、Amazonのkindleにアップすることを試みた。kindleなら、ページをめくるように読むことができる。Kindleのプレビューアーでは、日本語のPDFを受け付けないので、kindleのComic Creatorで作成したところ、簡単に受け付けてくれた。文章だけならwordもプレビューアで作成できるのであるが、図表があり、これをマニュアルをもとに作るとなると、馴れが必要であり、そのため、代行サービスのページが用意されている。代行を利用してコストをかけるのもばかばかしく思い、試しにComic Creatorを使ってみたらうまくいった。英語等であれば、こんなことはしなくて済んだわけで、日本語文化にはマイナスである。
無料でもいいのであるが、手続きが面倒なようで、1ドルにした。書籍コードは不要である。国際的であるから日本の書籍コードなど無意味なのであろう。その分コストが抑えられる。国会図書館への献本は、私の場合は日本法にも従わないといけないのであろうが、これから考えることにしてある。電子出版が主流になると、この点も問題になるであろう。
国会図書館への納本は、HPをみたら、制度が記述されていた。納本のページがあり、さっそく納本手続きをとった。こちらから送信した情報に基づき、国会図書館のほうから、人流観光研究所のHPを訪問し、ダウンロードするようである。
関連記事
-
-
ジョン・アーリ『モビリィティーズ』吉原直樹・伊藤嘉高訳 作品社
コロナ禍で、自動車の負の側面をとらえ、会うことの重要性を唱えているが、いずれ改訂版を出さざるを得な
-
-
辛坊正記氏の日本の中小企業政策へのコメント
下請け泣かせにメス、政府が価格交渉消極企業を指導-150社採点 Bloomberg 2023/02
-
-
『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』川添愛著
ディプラーニングを理解しようと読んでみた。 イタチとロボットの会話は全部飛ばして、解説部分だけ読め
-
-
人流抑制に関する経済学者と感染症学者の意見の一致「新型コロナ対策への経済学の貢献」大竹文雄 公研2021年8月号No.696を読んで
公研2021年8月号No.696にコロナ関連の有識者委員等である、行動経済学者大竹文雄氏の「新型コ
-
-
「植民地朝鮮における朝鮮総督府の観光政策」李良姫(メモ)
植民地朝鮮における朝鮮総督府の観光政策 李 良 姫 『北東アジア研究』第13号(2007年3月
-
-
田口亜紀氏の「旅行者かツーリストか?十九世紀前半フランスにおける“touriste”の変遷」(Traveler or “Touriste”? : Distinctions in Meaning in Nineteenth Century France)共立女子大学文芸学部紀要2014年1月を読んで
2015年4月15日のブログに「羽生敦子立教大学兼任講師の博士論文概要「19世紀フランスロマン主義作
-
-
『眼の神殿 「美術」受容史ノート』北澤憲昭著 ブリュッケ2010年 読書メモ
標記図書の存在を知りさっそく図書館から借りてきて拾い読みした。 観光資源の文化資源、自然資源という
-
-
「DMO」「着地型観光」という虚構
DMOという新種の言葉が使われるようになってきていますが、字句着地型観光の発生と時期を同じくします。
-
-
観光とツーリズム~日本大百科全書(ニッポニカ)の解説に関する若干の疑問~
日本大百科全書には観光に関する記述があるが(https://kotobank.jp/word/%E8
-
-
日本の観光ビジネスが二流どまりである理由
日本の観光ビジネスが二流どまりになるのは、人流に関する国際的システムを創造する姿勢がないからです。
- PREV
- 『脳の誕生』大隅典子 Amazon書評
- NEXT
- ウェストファリア神話
