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電子出版事始め『人流・観光学概論』

公開日: : 観光学評論等

大学のテキストで使用するつもりであった『人流・観光学概論』、ウィネットの好意で、校正済みのPDFを送ってもらい、自ら電子出版することにした。

PDFそのものは、人流観光研究所HPの著作物の欄及びジャパンナウ観光情報協会HPからダウンロードできるようにしてある。

そのままでは、読みにくいと思い、Amazonのkindleにアップすることを試みた。kindleなら、ページをめくるように読むことができる。Kindleのプレビューアーでは、日本語のPDFを受け付けないので、kindleのComic Creatorで作成したところ、簡単に受け付けてくれた。文章だけならwordもプレビューアで作成できるのであるが、図表があり、これをマニュアルをもとに作るとなると、馴れが必要であり、そのため、代行サービスのページが用意されている。代行を利用してコストをかけるのもばかばかしく思い、試しにComic Creatorを使ってみたらうまくいった。英語等であれば、こんなことはしなくて済んだわけで、日本語文化にはマイナスである。

無料でもいいのであるが、手続きが面倒なようで、1ドルにした。書籍コードは不要である。国際的であるから日本の書籍コードなど無意味なのであろう。その分コストが抑えられる。国会図書館への献本は、私の場合は日本法にも従わないといけないのであろうが、これから考えることにしてある。電子出版が主流になると、この点も問題になるであろう。

国会図書館への納本は、HPをみたら、制度が記述されていた。納本のページがあり、さっそく納本手続きをとった。こちらから送信した情報に基づき、国会図書館のほうから、人流観光研究所のHPを訪問し、ダウンロードするようである。

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