*

書評『ベルツの日記』

ベルツが来日早々に経験した江戸の華、火事に関する記事。シュリューマンと同じ目である。ホテルと旅館の違いや正座の原点はここにあるのだが、今は失われている。

明治九年11月30日、12月1日東京

比較的冷静なのに驚いた。

日本人とは驚嘆すべき国民である。火災があってから36時間たつかたたぬかに、もはや現場では、千個以上の家屋が立ち並んでいる。

火事の前には、わずかの畳と衣服以外に多くの所持品があったわけでもないから、失ったものも少なく、あれこれと惜しむこともないのである。

彼らの顔には悲しみの跡形もない。まるで何事もなかったかのように、冗談を言ったり笑ったりしている幾多の人々を見た。

火事場そのものもまた、ヨーロッパの場合のような惨状を呈していない。

何もないのだ。それは」、日本の家屋が堅牢なものからはできていないからであり、またその中には堅牢なものは何もおさまっていないからである。

草津温泉

🗾🎒シニアバックパッカーの旅 尾端国次氏と草津温泉

関連記事

世界人流観光施策風土記 ネットで見つけたチベット論議

立場によってチベットの評価が大きく違うのは仕方がないので、いろいろ読み漁ってみた。 〇 200

記事を読む

Google戦略から見るこれからの人流・観光(東京交通新聞2014年6月23日)

『モバイル交通革命』の出版から11年がたちます。スマホに代表されるように『位置情報研究会』での論議以

記事を読む

no image

旅行業法の不思議① 旅行業と運送業、宿泊業、不動産賃貸業の境界

総合旅行業務取扱管理者試験という資格試験がある。その中に、旅行業法の登録を必要とするものはどれかとい

記事を読む

no image

Oneida Community Mansion House

https://www.bbc.com/reel/playlist/hidden-historie

記事を読む

no image

民泊法の適用を受けないでビジネスを開始する方法  民泊論議を論じる者の問題点

民泊法施行で、混乱が発生しているようである。とくに中国人で民泊を実施しようとする者には大きな負担を強

記事を読む

観光とタクシー論議 (執筆時 高崎経済大学地域政策学部教授)

最も濃密なCRM(Customer Relationship Management)が可能なはずのタ

記事を読む

no image

『ビルマ商人の日本訪問記』1936年ウ・ラフ著土橋康子訳 大阪は「東洋のベニス」

1936年の日本を見たビルマ人の記述である 1936年当時の大阪市は人口三百万、町全体に大小

記事を読む

no image

泊食分離のコンプライアンス 違法旅館・泊食抱合販売

Facebookの書き込みを見ていると、泊食分離論議が出ている。驚いたことに食事つきでなければ宿

記事を読む

no image

旅館業法論議 無宿人保護(旅館業法)と店子保護(不動産賃貸)の歴史 

◎東洋経済の記事 https://toyokeizai.net/a

記事を読む

『大阪の宿』水上瀧太郎著 小説 映画

東京のサラリーマンが転勤で大阪の下宿屋に暮らした2年間を描いたもの。小説では大正時代(「大正十四

記事を読む

PAGE TOP ↑