*

ニュースアプリにみるタクシー配車アプリ(東京交通新聞2014年12月8日)

公開日: : 最終更新日:2023/05/22 ライドシェア, 東京交通新聞投稿原稿

最近の学生はスマホが標準装備ですから、既存メディアの危機感も増大しています。私自身も朝起きてスマホでニュースを知り、You-Tube等の動画をみますから、日刊新聞はとっていませんし、テレビも見なくなりました。時間があるときにCATVかオンデマンドの動画を見るくらいです。

ニュースアプリ「NewsPicks」から依頼を受けてコメンテーターを務めています。「人流・観光研究所長(観光学博士)」のタイトルが良かったのか、今では4万人を超えるフォロワ―がいます。経済専門ニュースアプリということで、UberやAirbnb等に関する記事の取り上げも多く、私も多くのコメントをしています。読者が面白いと思ったコメントには「いいね」が寄せられます。最近では1日平均30~50の「いいね」を頂き、週刊ランキングでもベスト20位入りが可能になってきています(トップクラスは竹中平蔵やホリエモン等)。以下最近目立ったニュースを3題紹介します。

まず「シンガポールでタクシー配車アプリが許認可制に–Uberなど各社の反応は」。好意的なコメントが多いのですが、贔屓の引き倒しでIT企業には迷惑でしょう。ロンドンのブラックキャブ関係者は、Uberは運送機関との認識のもとに違法な存在であると主張しています。しかし、ロンドン市交通委員会のホームページではタクシー呼出民間アプリ、Hailo、Kabee等を紹介し、運送機関とは認識していません。詳しくは人流観光研究所HPを参照してください。

最も話題になったのは「ツイッターよりウーバーに高い価値-株式公開なら11.7兆円も – Bloomberg」です。Googleが出資するウーバー・テクノロジーズは創業5年の新興企業ですが、米ツイッターや米レンタカー会社よりも企業価値が高く評価されています。現時点での評価額は350~400億ドルだそうですが、「株式公開後のウーバーの企業価値が800億-1000億ドルに達する可能性があると投資家は考えているようだ』とする記事がピックされました。見出しはややミスリードです。私のコメントは『uberをしかけるGoogleの人流戦略への期待だと思いたいです。人流情報を制すれば次の一手が打てます。物流が、足りなくなる前にお届けする概念の上に発展したように、人流は呼ばれる前に迎えに行くのです。それができるのは人流のビックデータを制しなければなりません。』です。

最後に定額サービスに関するニュース「夢みたい!月6,800円で洋服が「着放題」サービス登場」。私は『食べ放題の次は着放題ですか。エアークローゼットのネーミングもいいですね。次は住み放題、泊放題で、定額ベーシックインカム社会が実現できそうです。「月極定額乗り放題タクシー」と「定額送り放題宅配便」があれば完璧ですね』とコメントし「いいね」は27。ホリエモンは『男性向けやってくれー!』これで170。難しいものです。是非「NewsPicks」をダウンロードして東京交通新聞をピックし「いいね」を押してください。

 

関連記事

no image

中東のタクシーの「エンゲイジ(貸切)」は逆転の発想 

2月に予定していた中東、バルカン旅行を5月に延期した。 自己手配なので、予約のサイクルが狂うと全体

記事を読む

no image

動画で見る世界人流観光施策風土記 チームネクスト・ロンドンタクシー事情調査にあたって

○ ロンドンタクシー事情調査 3月中旬にチームネクストの事業として、ロンドンのタクシー事情を調

記事を読む

no image

MaaSのおとし所 「両備運輸の思い上がり」「JERONタクシーが実証実験だという例として出しているが、とんでもない間違い」

チームネクストの総会に参加していくつか私なりに進展があった。 MaaS以外に自動運

記事を読む

帝京平成大学観光経営学科インターンシップ講義(国際自動車)の概況

現在の大学生の就職状況は、有効求人倍率も一を超え、職種を問わなければ誰でも就職できる状況です。タクシ

記事を読む

🗾🚖シニアバックパッカー 2019年2月4~5日 チームネクストi 淡路島 Uber見学

チームネクストのUber見学に参加するため、久しぶりに淡路島に行ってきた。 大阪空

記事を読む

位置情報革命が生み出す黒船Uberと自動運転車 (ジャパンナウ観光情報協会2014年1月)

GPS、スマートフォンの登場により位置情報の手軽な把握が可能となった。ネット検索最大手のGOOGLE

記事を読む

no image

深夜運転のスキーバス問題の解決方法の一つ

深夜運転のスキーバス事故が発生し、社会問題になりました。飲酒運転や過積載事故が社会問題化し、飲酒運転

記事を読む

no image

googleタクシーの記事

日経新聞にGoogleの無料送迎タクシーの記事が出ていた。概念そのものはすでに周知のことで、私も講義

記事を読む

ライドシェア(Lyft)容認の際のニューヨーク市交通委員会委員長のテレビ発言

Lyftがニューヨークで認められた際のニューヨーク市交通員会委員長(女性)のCNBCのテレビ出演での

記事を読む

乗合タクシー① 米国イスラエルで成功しているVIAについて 貸切と乗合の相対化の実現

基本認識 日本で乗合タクシーの実証実験が始まるようだが、既に全国で乗合タクシーは実施さ

記事を読む

PAGE TOP ↑