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2019年9月11日 清華大学やDiDiで考えさせられた無人運転車

筆者の参加しているタクシー事業者等の研究グループ(チームネクスト)で、恒例の海外視察に参加した。目的の配車アプリなどは改善段階問題に進化しており、DiDiや清華大の眼は完全に自動運転車に向けられていた。車ではなく運転者の脳内反応をどう解明し、実用化するか、つまり無人運転である。そのためには説得力あるデータが必要であり、膨大なデータ収集・解析が行われている。一昔前は営業車もデータ収集レベルに優位性があったが、今やそんなレベルではない。無人運転には、Uber等が集めているデータですら社会的説得力を持たない。北京の清華大の王教授の研究室を訪問し、重慶・北京間連続2千キロの自動運転車のデータ収集に成功したほか、歩行者と自転車を識別するアルゴリズムの解明に成功したことを知った。カーレーサーの技能のアルゴリズムも解明しているようであり、近未来にカーレーサー、レースクウィーンは失業し、レースはロボコン化する。タクシーも運転手が失業するのではなく、タクシービジネスが大転換するのである。DiDiはそれがよくわかっているから、無人運転技術開発に参加しているのであろう。 字句「無人運転タクシー」も矛盾に満ちている。無人運転の時代には、自家用車と営業車(運送により直接の対価を得るもの)の区別はなくなる。公共空間である道路を運転者なしで走行している車の所有権、管理権が誰に属しているかということだけである。いわば、マイカーであるかレンタカーであるかということだけである。勿論国際運転免許は不要となる。デジタル技術を駆使すれば、公共空間利用度が正確に測定できるから、軽油諸税等営業用優先制度が問題視されるかもしれない。巨大な人流社会を形成している中国だから、無人運転データおよびそれを解析する人材も世界のトップを走ることが可能である。ロンドン、ニューヨーク、マニラ、モスクワとチームネクストは視察を続けているが、北京では無人運転について大いに考えさせられた。

https://photos.google.com/album/AF1QipOWrVUJo4PHJUh24Ct5fGy9IQRPNMp12diby4Cs/photo/AF1QipPT548Q0PqinD1bLL-wJmvYT-d5O004W1UQooij

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