*

『支那四億のお客様』カール・クロ―著 

公開日: : 最終更新日:2019/07/02 海外旅行感想

毎朝散歩コースになっている一か所に商業会館ビルというのがある。この本を出版したのが倉本長治氏のようであり、私の記憶のどこかに商業界という言葉が残っていたので今朝確認したら、やはりそうであった。

「カールクロウ」の画像検索結果

クロウ,カール 1884~1945年。米国ミズーリ州生まれ、ミズーリ大学でジャーナリズムを学んだ。辛亥革命の1911年に上海にわたった。上海で結婚し、新婚旅行を兼ねてフィリピンへ行ったり、日本にしばらく滞在して『日本と米国』(1916年)を著したりした後、いったん帰国してカリフォルニア州に落ち着いたが、1917年の米国の大戦参戦で戦時広報の仕事をすることになり再び上海に戻った。終戦後はそのまま上海に留まって広告代理店を開業、1937年に日本軍の砲艦の砲撃でオフィスの窓を壊されるまで、欧米商品の宣伝、売り込みに活躍した

p.49 日本人妻のようにおとなしく虐待に耐えたりもしない。志那の女は献身的に夫の世話をし、子供も沢山産むが、・・・妻は夫を助けて生活の糧を得るようなことはしない

p.52 上海の絹織物店 店の外見からは中身の豪華さは想像できない

p.62 1932年日本軍の上海事変のとき、・・・日本兵は動くものを見つけるたびにライフル銃や機関銃を打ちまくった。砲兵隊はかなりの腕前を発揮し、志那人の家に弾を打ち込みながら、日本の利益が少しでも絡んでいる建物には損害を与えないようにしていた。罪もない民間志那人が多数死亡したほか、猫の殺害も醜かった。虹口地区担当の苦力・・・日本兵の射撃練習がしばらくやんで安全になったと思われるや否や、箒とかごをもって 道に飛び出して行って ・・・近代兵器の断片をかき集めるのである

p.121 上海近郊30マイルの揚子江ほとりで、地方軍閥の首領2人が対峙 おびえて避難してくる住民たちとすれ違いながら、見物に行く。数分前に殺された少女の遺体がみえた。

p.123 外国製品ボイコットの波   この点では日本製品が執拗に狙われる。日本の軍国主義者はほとんどなにをするにしても、志那人の憎悪を掻き立てる新しい理由を創り出す

p.124 共産党の兵隊が来た時だけは別。彼らの破壊は完ぺきで、私のトタン板を全部持って行ってしまった。そのトタン板は共産軍でバケツになって何年も使われたの違いない。

p.156 鉛筆や紙など使わずにうまく暮らしていくには、ずっとたくさんの頭を使わなければならない 私の知っている文盲の志那人 大学教授もかなわないような知的離れ業をやってのける 貧しい家庭で育ったので、学校へやってもらえなかったので、別のやり方で身を絶えざるを得なかった。彼のような志那人は何百万人もいる。

志那語を知らない外国人は、全く言葉の世話にならなくてもさしたる不自由なく暮らしてゆける。…志那人は無数の方言を話し、何世代にもわたって言葉の通じない同胞と付き合いことに慣れている

文盲だからといって文学の楽しみ方を知らないわけではない。プロの講釈師がどこにでもいて  吟遊詩人  そこで語られているものは芸術作品である

p.241 品の製造業者は  不器用にまねるが、日本人の特技である贋作つくりはめったにやらない

p.264 日本の成功はもっぱら価格によるもの 安い労働力を恥も外聞もなく搾取することによって、低い生産コストを実現しただけのこと

p.269 かつては最高のモノづくり国家 品で売れるものはアヘンだけ

p.274 そして何よりも洗濯機を買っている。制約があるとすれば購買力だけである

P279 世界は一つ 歯ブラシはすべて豚の剛毛で作られ、世界に供給される剛毛の大部分は中国産である。そして高級品は四川でとれる 質が低下しているのは、内戦。

関連記事

北中米旅行記② 11月6日 バハマ諸島・ナッソー

11月6日 バハマ諸島連邦首都ナッソー  マイアミからバハマ諸島連邦に入国。面積140万haは

記事を読む

Travel writing through practical tourism research on Mongolia Tsaatan ethnic (especially concerning with a reindeer and shermanism) 1

There is Hovsgol region in the most northern part

記事を読む

⑦ 2015年5月23日 ブルネイ旅行

22日夜バンコック・スワンナプーム空港でトランジット。三回目だから慣れてきた。 ロイヤルブルネイの

記事を読む

no image

2019年11月10日 南京(830万人) 

10日朝2時、羽田発のピーチで上海へ、 中国人の利用者の方が多かった。朝上海につき、荷物もなく、

記事を読む

満洲里へ向かう  イメージが大きく変わる

https://www.facebook.com/shuichi.teramae/videos/71

記事を読む

1-3 2018年9月10日 チームネクストモスクワ調査2 モスクワ大学での意見交換会

今回モスクワ大学を訪問で来たのは、鳩山紀一郎長岡科学技術大学准教授のおかげである。氏はモスクワ大学

記事を読む

モーリシャス(143) 2019年2月15日 

セイシェルの宿にいたとき、エアオーストラルからメールが来た。オンラインチェックインの案内である。こ

記事を読む

CUBA ② Cuba’s second day of President’s birth November 9

I did breakfast at 7 o'clock. Mr. Trump is reporti

記事を読む

Travel writing through practical tourism research on Mongolia Tsaatan ethnic (especially concerning with a reindeer and shermanism) 2

20th August In about four hours, beyond the mou

記事を読む

北中米旅行記⑦ グアテマラ、エルサルバドルとマヤ文明 11月11日~13日

◎ グアテマラ到着  サンサルバドルの空港はキューバと異なり一流で混雑している。麻薬検査犬が活躍し

記事を読む

no image
錯聴 柏野牧夫

マスキング可能性の法則 連続聴効果 視覚と同様に、錯聴(aud

no image
杭州 人口918.8万人一人あたりGDP 約170万円

抗州東から地下鉄4号線で。ブランドショップが立ち並ぶ四角から

no image
2019年11月10日 南京(830万人) 

10日朝2時、羽田発のピーチで上海へ、 中国人の利用者の方が多かっ

no image
11月11日 蘇州(1051.87万人)

13世紀に中国を訪れたマルコ・ポーロが「東洋のベニス」と呼んだと日

no image
「米中関係の行方と日本に及ぼす影響」高原明生 学士會会報No.939 pp26-37

金日成も金正日も金正恩も「朝鮮半島統一後も在韓米軍はいてもよい」と述

→もっと見る

PAGE TOP ↑