*

脳科学 ファントムペイン

公開日: : 最終更新日:2023/05/29 出版・講義資料, 脳科学と観光

四肢の切断した部分に痛みを感じる、いわゆる幻肢痛(ファントムペイン)は、脳から送った信号に失った部分からのフィードバックがされないことに対し、危険信号として痛覚が生じるというメカニズム。この症状の治療法として、VRが効果を出し始めているとのこと。
幻肢痛にVRというのはよく聞く組み合わせです。無いものが痛いので、そこにあるように感じさせるという。
先日聞いた話で興味深かったのが、四肢を無くしてから時間が経過するにつれ、幻肢の長さが変化するんだそうです。現実的な長さに対応するように、徐々に短く感じられるとか。なので、VR環境で自由に身体性をデザインできるのはリハビリに適していると。
“PTSDや神経障害性の疼痛などの神経性の疾患では、VRを通じてセラピーを行った方が治療効果が非常に高いということです。脳は、バーチャルリアリティで経験したことを信じて、記憶に残すからです。”
バーチャル内の映像であっても、起こしたアクションは脳内に記憶として定着するため、トレーニングとして非常に高い効果が期待できます”

関連記事

no image

ここまで進化したのか 『ロボットの動き』動画

https://youtu.be/fn3KWM1kuAw

記事を読む

no image

電力、情報、金融の融合

「ブロックチェーンとエネルギーの将来」阿部力也 公研2019No673 電気の値段は下がって

記事を読む

no image

御手洗大輔「示威の自由に関する日中比較と日本人の課題」

『横浜市立大学論叢』第68巻社会科学系列2号 御手洗大輔「示威の自由に関する日中比較と日本人の課題」

記事を読む

no image

意識あるロボットの出現とホスピタリティー論の終焉

かねがね、観光学研究で字句「ホスピタリティー」が使用されていることに大きな疑問を感じていた。意識

記事を読む

任文桓『日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想』を読んで

まず、親日派排斥の韓国のイメージが日本で蔓延しているが、本書を読む限り、建前としての親日派排除はなく

記事を読む

no image

『ヴェノナ』

ヴェノナの解読は、数十万通のうちの僅か千通程度の解読であるが、それでもUSA内のスパイを炙り出す

記事を読む

no image

『知られざるキューバ』渡邉優著 2018年

4年前のキューバ旅行のときにこの本が出版されていれば、また違った認識ができたとの思う。 カリ

記事を読む

no image

ウェストファリア神話

国際観光を論じる際に、文科省からしつこく、「国際」観光とは何かと問われたことを契機に、国際について

記事を読む

no image

メンタル統合 

人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった:研究結果 https:

記事を読む

no image

「米中関係の行方と日本に及ぼす影響」高原明生 学士會会報No.939 pp26-37

金日成も金正日も金正恩も「朝鮮半島統一後も在韓米軍はいてもよい」と述べたこと  中国支配を恐れてい

記事を読む

AIに聞く、甘利俊一博士の「脳・心・人工知能」を参考にした、『観光資源反応譜』の提案

人流・観光に関する学生用の教科書として、amazonのkindleで『

シリア、リビア旅行前によむ『アラブが見たアラビアのロレンス』

日本人の一般的な英国のイメージは、映画「アラビアのロレンス」に

『脳・心・人工知能』甘利俊一著講談社BLUEBACKS メモ

AIの基本技術は深層学習とそれに付随して強化学習 そのあと出現した生成

no image
🕌🎒2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅 190か国目イエメン

  Facebook投稿文 https://www.faceb

no image
🕌🎒 2025シニアバックパッカー国連加盟国192か国達成の旅 189か国目アフガニスタン カブール

facebook投稿文 2025年7月15日 成田を午後5時に

→もっと見る

PAGE TOP ↑