人民元の動向と中国の通貨戦略 日本銀行アジア金融協力センター 露口洋介 2011.1
公開日:
:
最終更新日:2023/05/20
路銀、為替、金融、財政、税制
中国の現状は。日本の1970年を過ぎたところに当たる
大きく異なるのは、①中国は海外市場での自国通貨建て取引の自由化が遅れた。日本は1960年と云う早い段階で対外決済への円の使用を認めた。②中国は直接対内投資を積極的に取り入れたほか、対外直接投資についても2000年代入り後積極化している
中国の通貨戦略
資本取引 元の国際化は金利の自由化を前提とする。それは政治主導の貸出体制へ影響する。共産党支配の銀行に影響を及ぼす。
日中の間で、円元レートの安定化を図るために円建て取引を行なう。両国の通貨政策を統一する。円元デーラーの育成が必要。そうすれば他のアジア諸国はよってくる。しかしアメリカが反対するであろう。
関連記事
-
-
電力、情報、金融の融合
「ブロックチェーンとエネルギーの将来」阿部力也 公研2019No673 電気の値段は下がって
-
-
外国人労働者受入と外国人観光客受入は違うのか違わないのか?~「人流による収斂」と「金流による収斂」~
国際観光が政策として叫ばれているが、その政策的意義が考えれば考えるほどわからなくなってきた。それは移
-
-
『セイヴィング・ザ・サン』 ジリアン・テッド
バブル期に関する書籍は数多く出版され、高杉良が長銀をモデルに書いた『小説・ザ・外資』はア
-
-
ゴッツン免許とUber
ゴッツン免許とは俗称である。 体罰が犯罪とされる今日「ゴッツン」は死語かもしれないが、頭をゲン
-
-
明治維新の評価 『経済改革としての明治維新』武田知弘著
明治時代の日本は世界史的に見て非常に稀有な存在である。19世紀後半、日本だけが欧米列強に対抗し
-
-
◎『バブル』永野健二著
GHQの直接金融主体の経済改革からすると、証券市場と証券会社の育成が不可欠であるにもかかわ
-
-
フェリックス・マーティン著「21世紀の貨幣論」をよんで
観光を理解する上では「脳」「満足」「価値」「マネー」が不可欠であるが、なかなか理解するには骨が折れる
-
-
Quoraへの回答 コロナの感染リスクが高まることを承知でGoToキャンペーンを行っていた政府の意図は何ですか?Teramae Shuichi, 人流観光研究所長(観光学博士)
コロナの感染リスクが高まることを承知でGoToキャンペーンを行っていた政府の意図は何ですか?Ter
-
-
観光資源としての「隠れキリシタン」 五体投地、カーバ神殿、アーミッシュとの比較
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録された。江戸時代の禁教期にひそかに信仰を続け
-
-
『公共貨幣論入門』山口薫、山口陽恵
MMT論の天敵 Amazonの書評(注 少し難解だが、言わんとするところは読み取れ
- PREV
- 小城鎮建設論
- NEXT
- 7-1 先行研究1(高論文要約)
