Quora 韓国の方が言う「日本は一度も真摯に謝罪した事が無い」というのは客観的に見て事実ですか?
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歴史認識
回答1 事実ではないですね。少なくとも、河野談話と日韓共同宣言は真摯なものでした。
事実ではないですね。少なくとも、河野談話と日韓共同宣言は真摯なものでした。もちろん、法的な謝罪=真摯、とするならば、一度も謝罪したことがないという主張は正しいです。
もっとも、後の政権が河野談話と日韓共同宣言を継承していたとはいえ、その真摯の姿勢であったことは、ほとんどありませんでした。特に河野談話は、与党の有力な議員ですら何度も否定する言及を大っぴらにし続けています。第一次安倍政権では、閣議決定で河野談話を矮小化しようとして、韓国以外にも、台湾・フィリピン・オランダ・EU議会・アメリカ・カナダから、議会での公式の対日批判決議が出されたくらいです。
要するに、「1,2度は真摯に謝罪したことはある」のは事実なのですが、ずっと「1度謝罪したから2度と謝罪は必要ないししたくもない」姿勢だったのが実態です。ですので、連続性で見れば、別に法的な謝罪ではなくとも、とても真摯な謝罪とは思えないわけです。口だけにしか見えないですからね。
で、こういう話をすると、永遠に謝罪しなければならないのか! と噴き上げる人が必ず出てきますが、日本は国として大戦時に侵略した東南アジアやオセアニア、太平洋の島国に対しては、一貫して国としても外交上も政治家も皇室も、都度都度謝罪の言葉を口にしています。外交官レベルなら毎年何らかのイベントで謝罪の言葉を口にしています。
東南アジアやオセアニア、太平洋の島国から、侵略行為について大きな批判があまりないのは、戦後から現在まで続く、こういう日本の真摯な姿勢があったことも大きな要因と言えます。
つまり、日本は決して真摯な謝罪ができない国ではありません。植民地問題で謝罪しにくい対韓国特有の事情があるのとは別に、日本はとにかく、感情的に韓国相手には謝罪したくないのです。とにかく嫌なのです。とにかく嫌なので、「真摯な姿勢」を見せることで実利を得ることができる、極めて効果の高く日本を優位にする政治的なテクニックをやらないのです。韓国に対して真摯な謝罪姿勢を見せることは、とにかく感情的に嫌なのです。どんなに日本を優位にする政治テクニックとわかっていたとしても。
回答2 日本が韓国に謝罪する必要はない
①当時韓国は存在していない (中国の方に亡命政権が・・・と言っているようですが、韓国以外の国がそれを国と認めていないので、やはりなかったのです。李氏朝鮮を引き継ぐというのなら、当時日本にしていた借金も引き継ぐってことになりますが。)
②朝鮮半島と日本は戦争をしていない (抗日戦争がと言っていますが、宣戦布告も行われていないなら、ただの暴徒鎮圧です)
③慰安婦は存在したが、日本軍がさらってきたわけではない (気前のいい軍人相手の商売で、売春婦が基地のそばで稼ぐのは、何時の時代も一緒。慰安婦が問題なら全ての軍隊が問題になるし、あの時代の通信手段を考えて、日本軍の命令書の一枚も出てこないのはありえない。当時の新聞にも、朝鮮人の人さらいが捕まったニュースが出ていたので、さらったのは朝鮮人である可能性が高い。アメリカも30億円かけて調査をして、結論は奴隷ではなく売春婦だった、と結論付けています)
④強制労働はあったが、日本人なら当たり前。協力しなければ非国民と罵られたのは朝鮮人だからというわけじゃない。むしろまっさきに赤紙が来て弾除けにされなかっただけまし。給料は出ていたのが証明されているので、奴隷ではない。
⑤中国残留孤児は、現地の人に育てられて帰国してきましたが、朝鮮残留孤児が存在しないのは、戦争が終わった後に虐殺が行われたから
竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記 – Wikipedia
⑥戦後手のひらを返して、日本の警察が武装解除されたのをいいことに、やりたい放題。
⑦在日朝鮮人の帰国事業を日本が申し出ても、彼らの帰国を認めなかった。むしろ武力に訴えて中止させようとした。なぜ?
1959年 5月28日、柳韓国大使が在日朝鮮人の帰還事業を武力で阻止する旨申し入れ。 6月15日、韓国が帰還事業への対抗として対日通商断交を声明。
①と②が最大の理由であとはおまけみたいなものです。そこが覆らない限り、日本が朝鮮に謝罪する必要はありません。彼らは日本の一部として、恩恵を受けていました。それが悔しくて嘘をつき、それを教科書に乗せ、今や国民がファンタジーを信じている国となりました。彼らには言葉は通じません。謝る必要もなければ、関係を持つ必要もありません。船も飛行機も発達し、大陸への通り道としての朝鮮の価値はなくなりました。今のまま、静かに門前払いを続けましょう。
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